こんなエピソードは猫ならでは?猫にまつわる不思議な話

「猫が一点を見つめているけど、もしかして幽霊が見えている?」や、「亡くなった愛猫が夢で会いに来た」など、猫はどこか不思議な話が尽きない動物です。実際に猫にそれらの能力があるのかはわかりませんが、猫にまつわる不思議な話は多くあります。今回は、猫にまつわる不思議な話や怖い話をまとめました。 2023年09月28日作成

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猫にまつわる不思議な話をご紹介

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まずは、猫にまつわる不思議な話をご紹介します。
これらのエピソードは、ほかの動物にはみられない猫ならではの話だといえるでしょう。

一生に一度だけ人間の言葉を話すことができる?

猫は、一生に一度だけ人間の言葉を話すことができるといわれています。これは江戸時代中期に語り継がれてきた「耳袋」で多くみられている話で、作家の村上春樹氏も猫が話すのを見たことがあるようです。

また、猫は20歳を超えると「猫又」という妖怪になるといわれており、猫又は人間の言葉を自在に操ることができるのだと信じられています。飼い主からすれば一度は愛猫と話をしてみたいものですが、さすがに妖怪になられたら少し恐怖を感じるかもしれません。

猫は自分の死期がわかる?

猫は、死ぬ時は飼い主のもとから離れていくといわれています。
これは、猫が自分の死期がわかっているからだと考えられています。
猫は自分の死を悟ると、人の目のつかない場所に移動して、静かにその時を待つことが多いです。
もちろん飼い主に見守られながら天国に旅立つ猫もいるため、一概にはいえません。

飼い主の病気を持って行く猫

ある子どもが、喘息で入院中に飼っていたシニア猫が夢に出てきて、「苦しいの?私はそろそろ遠くに行くから、それを持って行ってあげる」と言ったそうです。
そしてその子どもが入院中に、実際に飼っていた猫が老衰で死んでしまい、その後うそのように喘息の発作がなくなりました。
このように、愛猫が飼い主の病気を持って行って死んでいくという話は、多くあります。

愛猫が死んでしまった後に起こった不思議な話

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愛猫が死んでしまった後に、不思議な体験が起こったという人は少なくありません。
次に、愛猫が死んでしまった後に起こった不思議な話を見ていきましょう。

猫の死後も首輪の鈴の音などが聞こえる?

愛猫が死んでしまった後も、部屋の中で首輪の鈴の音が聞こえたり、猫のくしゃみの音が聞こえたりすることがあります。
また、寝ている時に猫の足音が聞こえるなどの話も多いです。
猫は家につくといいますが、死んでしまった後も大好きな家と飼い主から離れることができないのかもしれません。

猫が好きだったベッドや座布団が温かい

猫のお気に入りの場所は、猫用ベッドや座布団の上などさまざまです。
当然ながら猫が死んでしまった後は、猫用ベッドや座布団に座る機会はないでしょう。
しかし、猫の死後にふと猫用ベッドや座布団を触ると、ついさっきまで猫が寝ていたかのような温もりを感じることがあります。
飼い主の気のせいでしょうが、もしかしたら猫が久しぶりにお気に入りの場所に戻ってきて寝ていたのかもしれません。

猫の視線を感じる

猫を飼っている人は、愛猫の視線を感じたことが一度はあるでしょう。
そして、それは愛猫の死後も感じることがあるかもしれません。
当然ながら愛猫が死んでしまった後は愛猫に見つめられることはありませんが、長い間いっしょに過ごしてきた猫だからこそ、飼い主のことが心配で様子を見に来ることがあるのでしょう。

猫にまつわる怖い話

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猫はどこかミステリアスな雰囲気を持っており、猫にまつわる怖い話もいくつかあります。
最後に、猫にまつわる怖い話を見てみましょう。

黒猫が横切ると悪いことが起こる?

これは有名な話ですが、黒猫が横切ると悪いことが起こるといわれています。
この話を遡ると、中世ヨーロッパでの魔女狩りの時代にまで戻らなければなりません。
魔女狩りが行われていた中世ヨーロッパでは、黒猫も魔女の使いだと信じられていたため、多くの黒猫が虐殺されていました。
なぜ、黒猫が魔女の使いだと考えられていたかというと、暗闇で目だけが光ることなど、見た目の問題もあったのでしょう。

もちろん許しがたいことですが、魔女狩りによって黒猫が虐殺されたことで、人間に思わぬ害があったという話があります。それは、黒猫がいなくなったことからネズミを狩る猫の数が減ることで、逆にネズミの数が増えてしまい、ペストが大流行したというのです。
現代でもイタリアでは黒猫は縁起が悪いといわれていますが、イギリスでは黒猫は幸運の猫として重宝されているとのことで、国によって黒猫に対する印象は大きく異なります。
ちなみに、日本では黒猫は商売繫盛などの福を呼び寄せる、縁起の良い猫だとされています。

死んだ猫をかわいそうだと感じたら取り憑かれる?

現代ではあまり見かけなくなりましたが、交通事故などで死んだ猫のことを見た時に「かわいそう」と感じてしまうと、その猫の霊に取り憑かれてしまうという話があります。
猫好きであれば猫が亡くなるを見るとかわいそうだと感じてしまうでしょうが、取り憑かれてしまうのであれば考え直さなければならないでしょう。
もちろんこれは迷信ですが、「猫は死んだら祟る」というイメージが根強く残っているのかもしれません。

亡くなった人に猫を近づけると、亡くなった人が立ち上がる?

年配の人の中には未だに信じている人もいるという話が、亡くなった人に猫を近づけると亡くなった人が立ち上がるというものです。
これは、亡くなった人が生き返るのではなく、猫が自分の霊魂を亡くなった人に入れて動かすということなので、亡くなった本人からしたらたまったものではありません。
ちなみに、猫が近づかないように亡くなった人のそばに刃物を置いておくという対策をとる人もいるようです。

猫は不思議な動物である

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今回ご紹介した話以外にも、猫にまつわる不思議な話はたくさんあります。
猫はとてもミステリアスで、不思議な雰囲気を持った動物です。
もしかしたら愛猫も、何らかの拍子に不思議な体験をもたらしてくれるかもしれません。
また、いつか訪れる死後もたまに飼い主のもとに遊んできてもらえるように、日頃から愛情をもって猫と接していきましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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