パピヨンを可愛くカットするためのコツとは?

美しい毛並みが特徴のパピヨンには頻繁なカットが必要?それとも不必要?と迷うところですよね。実際にトリミングでの様子を交えながらパピヨンのカットについての情報を集めてみました。常にエレガントな佇まいがパピヨンの魅力です! 2020年06月06日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬と暮らす犬のカテゴリ - 犬と暮らす
  • VIEW:2,501

パピヨンの毛の特徴とは?

出典:https://www.shutterstock.com

犬の被毛には、シングルコートとダブルコートの2種類があります。さらに、アンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)という毛質に分類されます。アンダーコートは短くて柔らかい保湿できる毛です。オーバーコートはしっかりとした毛質で皮膚を保護する特徴があります。

パピヨンはシングルコートに分類される犬種です。アンダーコートがなく、オーバーコートのみの被毛であるため、換毛期はありません。ただし、自然と生え変わることはあるため、全く抜けないというわけではありません。

パピヨンの毛は柔らかくて細いため、ブラッシングのお手入れを入念に行いましょう。ブラッシングを行わないと毛玉になりやすいので、注意が必要です。

パピヨンの毛は伸び続けない?

シングルコートの犬種の中でも、パピヨンは一定程度の長さまで毛が伸びると、それ以上は伸びない被毛の特徴を持っています。トイプードルやマルチーズなどは同じシングルコートですが、切らなければ伸び続けるため、定期的なトリミングが必要となります。

では、パピヨンの毛のお手入れはどうすればよいのでしょうか。パピヨンは伸び続けない毛であるため、トリミングの必要はないとされています。カットは特段必要ありませんが、飼い主さんの好みによって、テディベアカットやサマーカットをする場合があります。

パピヨンのカットについて

出典:https://www.shutterstock.com

犬はカットをすると毛質が変わるとよく言われます。とくにパピヨンのような長毛種の場合には注意が必要です。そもそも、パピヨンの毛はとても薄く繊細にできています。

動画で見るパピヨンカット・バリカン後にハサミで整えるカット法

YouTube

バリカンを使ったペットのトリミングは、飼い主さんにとって勇気が必要な作業です。この動画では、パピヨンのカットが紹介されており、長い被毛をまずバリカンで整え、その後ハサミで仕上げるテクニックが披露されています。

バリカンを使った部分は、目立つ部分でもあります。トリマーさんがカットを補正する様子が映っており、この方法は経験豊富なトリマーによるものであることがわかります。したがって、このカット方法は熟練の技術が必要です。この点を理解し、注意深くカットすることが大切です。

ボディーラインを崩さないようにカットをするのがコツ

パピヨンの体形をきちんと維持しながら、体に沿った部分をすきバサミでいかに美しく整えるのかがポイントになります。

①バリカンの後を残さないようにハサミでカットをする
②毛の流れに沿った美しいボディーラインを維持する
③左右の長さをきちんと揃えておく

パピヨンのお尻を可愛くカットする方法を動画でご紹介

https://www.youtube.com

こちらは、「可愛く丸くしてほしい」という飼い主さんの要望にこたえるトリマーさんの動画です。トリマーさんは最初に、どんな風にカットをすると可愛くなるのか?ということをイメージしてからカットを始めます。トリマーさんがパピヨンの周りをぐるりと回りながらカットをするということがこの動画の中で丁寧に説明されています。

どんな風に立っている姿が素敵なのかをイメージする

パピヨンの立ち姿は素敵ですよね。お尻のカットを施した後も、全体のバランスをよく見せないと、アンバランスになってしまいます。お尻のカット=丸刈りということではありません。仕上がりの形をイメージしながらカットをしてくれるトリマーさんに任せることがおすすめです。

カットを丁寧に施すことで、丸くて可愛いお尻になります。あくまでもボサボサになっている部分の被毛をカットすることに意味があるようです。そうすることで、立ち姿までも変わってしまうのです。

パピヨンには部分カットがおすすめ

出典:https://www.shutterstock.com

特徴的な立ち耳の部分にハサミを入れるよりも、気になる部分を効率的にカットしてもらう方が安全です。パピヨンの場合、全身のカットは難しいことが多いです。犬は注意力が長続きせず、通常30分ほどしか持たないこともあります。

お尻周りの汚れが気になる場合には集中的にカットする

パピヨンの場合には、もしも下痢などにかかってしまうと被毛についてしまった汚物が大変なことになります。そこであらかじめ、多くの飼い主さんがお尻回りをトリマーさんにお願いをして短めにカットをしておくという方法を選択します。

自宅で切るよりも、トリマーさんにお願いする方がキレイに仕上がります。そしてイメージをそのまま伝えて、丸く可愛い雰囲気に仕上げてくれることが、トリマーさんの技なのです。

パピヨンの被毛ケアの基本は日々のお手入れ

出典:https://www.shutterstock.com

パピヨンの美しい被毛を保つために重要なことは、カットに行くことだけではありません。ご自宅での日々のブラッシングやもつれ毛の取り除きを継続的に行うことも、被毛ケアにおいては大切なことです。長い被毛は手入れを怠ると乱れやすく、大きな毛玉ができてしまうことがあります。最終的にはこれらの毛玉をハサミで切るしかなくなります。
キレイな被毛を保つことは決して難しいことではありません。カットは最終手段と考え、飼い主さんは日常的にパピヨンの被毛のケアに注意を払うことが重要です。

パピヨンの全身バリカンは要注意

夏になると、パピヨンのサマーカットを考えることがあります。ただし、全身をバリカンでカットする前に、その後のことを考えてみてください。長い毛をバリカンで全てカットする代わりに、安全な方法として、成長している毛をハサミでこまめにカットすることをお勧めします。

後で毛が伸びなくなってしまうことを防ぐために、最初から全身をバリカンでカットするのは避けるべきです。汚れが気になる部分は、あらかじめ短くカットしておくことが基本的に必要です。

パピヨンのカットはプロに任せるのが安心!

出典:https://www.shutterstock.com

カットに慣れた飼い主さんは、巧みにハサミを使って伸びた部分を整え、いつも綺麗なスタイルを保つことができます。しかし、何よりも大切なのは、パピヨンがこのお手入れを受け入れることです。

自宅でのカットも可能ですが、自信がない場合や危険を感じる場合は、速やかにトリマーさんに相談し、スッキリとしたカットをしてもらうことをおすすめします。

著者情報

ぷりかれまま

先住犬から数えて13年の間、小さな家族と共に歩んできました。
これまでの経験で得たことやワンちゃんへの愛情をそのまま皆様のお役に立てる情報として発信していきます。

オススメ

新着記事