災害時・犬の避難所についての知識

もしもの災害が起きたときに、行政や自治体任せにしておくだけで安心でしょうか?シビアな目線で、動物を救護するのは誰なのか?を考える機会を持つことは災害が起きてからでは遅いことを知っておいてください。 2020年03月04日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬と暮らす犬のカテゴリ - 犬と暮らす
  • VIEW:212

自治体に向けて「動物救護」という法律は存在しない

https://www.shutterstock/.com

同行避難をすることは、どの飼い主さんの認識の中にも根付いているものです。自分の住まいの地域では防災の場合に、ペット同行避難にどの程度の許容があるのかどうか?を事前に知っておく必要もあります。対応は、その自治体によって、さまざまです。同行避難をした後のことまで考えてみたことがありますか?

避難をした後では「避難所」での過ごし方が要となります。普段からケージの中や限られたスペースで過ごすことが苦手な犬の場合には、かなりの苦痛を伴うことになります。そういう意味でも、普段からケージの中で過ごす練習を日常的に行うことは、突き詰めると飼い主さんの防災意識の最初の部分にあたるのです。動物救護をするのは、飼い主さんの役割でもあることを、強く認識しておいてください。

避難所で過ごすということ

万が一、自宅から離れて、避難所での生活を余儀なくされた場合には、飼い主さんとしては必ず自己責任で準備をしなければいけないことがたくさんあります。それを意識して、避難袋を作っているという飼い主さんも大勢います。備えあれば憂いなしということは、人間にだけ当てはまる言葉ではありません。ペットを家族同様に愛するものとして、当たり前の認識であり愛犬のためにしてあげられることの一つなのです。

人が嫌い、犬が苦手などという常套句は災害時には、まかり通りません。そう考えて行動を起こすことに意味があるのです。よく考えて、敏速に行動が出来るように心がけておいてください。普段のしつけや訓練が災害時には必ず生きてきます。

避難所で過ごすために準備をするもの

https://www.shutterstock/.com

①普段から飲んでいる薬
②最低5日程度分のドッグフード
③避難時に使えるキャリーバッグ
④大型犬の場合にはケージ
⑤首輪やハーネスなどの散歩用に使っているものの予備
⑥排泄用のペットシーツと排泄物を入れる袋
⓻フードを食べるための食器類

まずはこの7つを飼育している犬の数だけ準備をすることが大事です。これくらいは災害が起きてから何とかなる・・・というのは、幻です。慌てしまうと何もできなくなるのが人間の心理です。予め何も起きていない状況のときに、準備をしておくことが大事なのです。なおさら、避難所に移動する場合には、周りに迷惑をかけないように、自分たちよりもペットのために準備を心得ておくことを、改めて知識として持ち合わせることが肝心です。

避難所は公のスペース

https://www.shutterstock/.com

愛犬が極端に憶病な場合や、人に慣れていないケースなどの場合、避難所に行くことさえも、ストレスになります。。但し、同行避難をした後に避難所で過ごすためには、ある程度の覚悟が必要です。無駄吠えだけで、避難所を追われる場合もあります。臭いについても、同じような扱いになるのでです。

避難所に集まる人というのは、どの人も同じくらいに精神的な疲弊を感じているものです。だからこそ、ペット同伴で避難をする場合には、飼い主として最低限のマナーや誠意を周囲に尽くしてペットもその場所で過ごさせてもらうという意識を持つことが肝心なのです。

万が一の避難所暮らしを想定しておく

犬と一緒に避難をすることは、イレギュラーなことです。狭い空間でもそこで過ごせるような練習や、普段からキャリーバッグやリュックに入って移動をする訓練なども、必要になってくる時代なのです。災害が起きてからでは何も準備ができません。そう考えて、実際に避難所ではどのようにペットが過ごしていたのか?という実例などをしっかりと把握しておくことも、飼い主として必要な知識なのです。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事