犬の術後服ってどんなもの?術後服の役割や選び方をご紹介

犬に去勢などの手術をさせた後はエリザベスカラーをつけることが多いですが、どうしてもカラーを嫌がる場合には、術後服というものを使用するケースもあります。ここでは、術後服の役割やメリット、選び方、おすすめ手術服などをご紹介します。 2023年11月12日作成

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犬の術後服の役割とは?

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犬の手術後服は、サージカルスーツや獣医用カバーオールなどとも呼ばれ、手術後の犬に対してさまざまなメリットがあります。以下はその主なメリットです

傷口を保護する

術後服は、手術部位を保護します。犬が傷口をなめたり、噛んだりするのを防ぎ、感染や損傷のリスクを軽減してくれます。また、服が傷口を覆っているため、外部からの汚染や細菌の侵入を防ぎます。これにより、手術部位の清潔さを維持し、感染症対策に役立ちます。
ほかにも、手術後の犬はしばしば体温の調整が難しく、寒さに弱くなることがあります。手術後服は保温効果があり、犬を暖かく保ってくれます。

ストレスを軽減してくれる

術後服は、犬が自分自身をなめることで引き起こされるストレスを軽減します。これにより、手術後の回復がより快適になります。犬も体が包まれている感覚に安心感を覚え、ストレスを軽減する助けにもなります。

手術の後はエリザベスカラーを着用することが多いですが、エリザベスカラーは犬の視界や行動を大幅に制限してしまうため、犬がストレスを感じてしまうことがあります。術後服であれば、視界をさえぎったり、家具や壁などにぶつかって音が発生することもなく、犬も安心して術後を過ごすことができるでしょう。

術後服の選び方とは?

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術後服は、手術後の犬の回復を助け、感染や傷害のリスクを軽減してくれるなどのメリットがあります。しかし、術後服のメリットを引き出すには、犬に合った術後服を選ぶ必要があります。
ここからは、犬の術後服の選び方について解説します。

傷口をしっかり覆えるもの

術後服は「傷口をしっかり覆えるもの」を選びましょう。

手術内容によりどこに術創ができるか異なります。そのため、手術服を選ぶときには愛犬にあったものを選ぶことをおすすめします。手術部位によっては手作りするのも方法の一つです。

清潔を保てるもの

術後服は「清潔を保てるもの」を選びましょう。

術創を覆うため汚れることもあります。そのためすぐに洗濯ができる洋服を選ぶことをおすすめします。さらに通気性が良いものを選ぶことにより乾きやすく、手術部位が化膿することを防ぐことができます。

着脱しやすいもの

術後服は「着脱しやすいもの」を選びましょう。

基本的に頻繁に脱がせることはありませんが、着脱しやすいものがおすすめです。汚れたときに簡単に洗濯することができます。基本的に術後服は抜糸が終わるまで着せるものです。自分の判断で脱がせてしまうことは避けましょう。

おすすめ犬の術後服をご紹介

犬の術後服は、頻繁に使用することはありませんが、1着でも持っているといざというときに活用することができて便利です。
ここでは、おすすめ犬の術後服をご紹介します。

犬用術後服エリザベスウエア(女の子)

術後のストレス軽減を考えて作られた術後服です。術後服を着たまま排泄をすることができるため排泄ごとに脱がせる手間もありません。しっかり傷口を守ってくれるため愛犬がなめることを防いでくれます。着ながら普段の生活でいられるため元気に過ごすことができます。


犬用術後服エリザベスウエア(女の子)

犬用術後服エリザベスウエア(男の子)

着たままゆったりと過ごすことができる手術服です。男の子用の服で、着たまま排泄ができます。バッククロスデザインになっており、犬の体型や動きに合わせて可動します。ずれないだけでなく、体を動かしやすいため、ストレスなく過ごすことができます。


犬用術後服エリザベスウエア(男の子)

裏起毛介護服 犬用

裏起毛のペット用介護服です。裏起毛なので保温効果も高く、体を冷やさないことで術後の順調な回復をサポートしてくれるでしょう。脱着も簡単なので、術後以外の冬場の普段着としてもおすすめです。


裏起毛介護服 犬用

Pancia® Souffle 着るはらまき

上質なスフレ生地を使用した、着るタイプの腹巻きです。柔らかく伸縮性の高い生地なので、犬の体を優しく包み込んでくれます。冬場の寒い時期はもちろん、夏場の冷房対策にもおすすめです。


Pancia® Souffle 着るはらまき

犬の術後服を活用しよう

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術後服は、手術後の犬の回復を支援し、感染や傷害のリスクを軽減する重要なツールです。ただし、サイズが合っていない場合や長時間装着しすぎるとストレスを引き起こすことがあるため、獣医の指示に従って使用することが重要でしょう。
術後服でカバーすることができるのであれば使用しても問題ありませんが、術後服のみだと心配な場合はエリザベスカラーの装着もおすすめします。

参考サイト
・full of vigor(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/full-of-vigor/13-06112-1/
https://item.rakuten.co.jp/full-of-vigor/14-06090-1/

・くらしにプラス 楽天市場店(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/record/pet/

・Panfree shop(参照日:2023-09-13)
https://item.rakuten.co.jp/panfree/fluffy-xs/

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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