ハムスターがケージをかじる理由は？かじるのを止めさせる方法も紹介！

ハムスターは繊細で神経質な動物です。室温が気に入らない、ケージの大きさが体に合っていない、生活スペースが汚れているなど、さまざまな理由でストレスを感じてしまいます。
また、ハムスターは人間とのコミュニケーションを犬や猫ほど必要としない動物とされています。そのため、触りすぎることでもハムスターはストレスに感じてしまいます。触りすぎないようにすることも大切です。

ハムスターは「ここから出たい！」や「かじって壊して出てやる！」という気持ちから、ケージをかじっていることもあります。
ハムスターは縄張り意識が強い動物であることから、一度ケージの外を散歩してしまうとケージの外も自分の縄張りだと思い込み、外に出ようとします。

ハムスターがケージをかじり続け、その様子を見かねて外に出した際などに、ついでにおやつを与えていませんか？ハムスターはケージをかじれば出してもらえる、出たらおやつをもらえると認識して、ケージをかじっているかもしれません。

ハムスターの歯は一生伸び続けるため、歯の長さを調整するために硬いものをかじる習性があります。鉄製のケージは硬くてかじり応えがあるので、ケージは歯の長さの調整に使われているのかもしれません。

不正咬合とは、歯並びや噛み合わせの状態が良くない状態のことを言います。
歯を削ろうとしてケージをかじることもありますが、金属製の硬いものをかじると前歯がずれてかみ合わせが悪くなることもあるので注意が必要です。

ケージの外に出たいためにかじっているケージですが、外に出られなかったり、おやつがもらえないことでハムスターはストレスを感じてしまいます。
ストレスが溜まってかじっている場合や、かじることによってさらにストレスが溜まることがあります。

ハムスターは縄張り意識が強い動物なので、散歩をさせてあげることでストレス発散に繋がります。
ハムスターは自分が見えている範囲を縄張りとして生活をするため、時間を決めて室内を散歩させてあげると満足するでしょう。

ハムスターは現在のケージが狭いと感じており、それがストレスとなってケージをかじっているのかもしれません。
ハムスターは縄張り意識が強い動物で、ジャンガリアンハムスターは60cmの広さ、ゴールデンハムスターでは更に広範囲の10～15mの広さを縄張りとして認識しているとされています。ゴールデンハムスターの場合はケージを広くした上で、散歩の時間を長めにしてあげてもよいかもしれませんね。

ハムスターはとてもきれい好きな動物です。そのため、ケージ内の掃除はこまめにしっかり行いましょう。排泄物の掃除はもちろん、床材も気に入っているかしっかり様子を見て、合わないようだったら変えてあげましょう。

ハムスターにケージ越しに餌やおやつを与えていると、ハムスターはケージをかじることで餌をもらえたと勘違いしてしまい、ケージをかじる行為に常習性が出てきてしまいます。餌やおやつはケージ越しではなく、ケージ内で与えるようにしましょう。
ケージをかじっているときは餌やおやつは与えずに無視し、かじっても何ももらえないことをと教えてあげましょう。

ハムスターは要求からケージをかじっているのではない場合、歯を削るためにケージを噛んでいる可能性もあります。そのため、かじっても怪我をする心配の少ないおもちゃや、専用のかじり木を与えてあげるといいでしょう。

歯の伸び過ぎ防止のためのかじり木です。かじり木の端についているねじでケージの天井や側面に固定することができます。トウモロコシ型でつぶ感があるので、かじりごたえはバツグンでしょう。

天然木で作られているかじり木です。端が出っ張っているので、かじる箇所がたくさんあり、満足できる一品でしょう。かじるだけではなく、登ったり潜ったりといろいろな楽しみ方もできます。

天然素材のサトウキビを製糖工場にて糖分抽出の加工、精製工程の際に残った茎を乾燥させたものです。糖分抽出後なので安心して与えられます。自然由来のおもちゃなので食べても安心です。

ナチュラルで安心な素材まつぼっくりを乾燥させた小動物用のおもちゃです。バリバリかじることでデンタルケアにもなります。紐などでケージの天井からぶら下げたり、ケージ内に置いてあげるとハムスターも喜んで遊んでくれるでしょう。

今回はハムスターがケージをかじる理由や、やめさせ方とおすすめのかじり木についてまとめてきました。
ハムスターはストレスを抱えてしまいやすい繊細な動物です。環境やおもちゃ、衛生面などに気を使って、なるべくストレスをかけないように飼育してあげましょう。