強風の日は犬の散歩に行かないほうが良い?悪天候の散歩の注意点

強風や大雨などの悪天候の日は、犬の散歩に行ったほうが良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。
強風の日の犬の散歩には、どのようなリスクがあるのでしょうか?
この記事では、強風の日は犬の散歩に行かないほうが良いかどうか、強風の日に犬の散歩をする際の注意点について解説します。 2023年07月08日作成

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強風の日は犬の散歩に行かないほうが良い?

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まずは本題である、強風の日は犬の散歩に行かないほうが良いかどうかについて解説します。
犬が毎日楽しみにしている散歩ですが、飼い主として強風の日の散歩をどうするか考えておきましょう。

台風の時は散歩に行かないほうが良い

台風や、台風に近いほどの強風の日は、犬の散歩に行かないほうが良いでしょう。
台風の日に外出をするのは、命にかかわる可能性もあります。
また、詳しくは後述しますが、風に飛ばされた物が犬にぶつかって怪我をすることもあるでしょう。
台風に近いほどの強風の日は、庭であっても安心できません。
よほどの事情がない限りは、室内でゆっくりと過ごすことをおすすめします。

外でしかトイレをしない犬はどうする?

犬によっては、外でしかトイレをしないこともあるでしょう。
そんな時には、玄関先や庭でサッとトイレを済ませることをおすすめします。
また、屋根のある商店街やトンネルなど、風で物が飛んでくる心配の少ない場所を選んで排泄させましょう。
しかし、当然ながら屋根のある商店街などでは、犬のトイレのマナーはいままで以上に気を付ける必要があります。
トイレシートや水を持ち歩いて、犬の排泄物が残らないようにしましょう。

車で見晴らしの良い場所に行く

どうしても犬が運動不足でストレスが溜まっているようであれば、犬を車に乗せて広い公園などに連れて行きましょう。
ただし、強風が続くようであれば、やはり外出をするのはおすすめできません。
犬を外に出す際は、風の弱くなったタイミングを見計らう必要があります。

強風の日に犬の散歩をするリスク

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次に、強風の日に犬の散歩をするリスクについてご説明します。
飼い主はこれらのリスクを理解した上で、強風の日の犬の散歩に取り組む必要があるでしょう。

物が飛んでくることによる怪我

先述したように、強風の日は風でさまざまな物が飛んでくるリスクがあります。
小さな葉っぱであれば問題ないでしょうが、台風などの特に風の強い日は、看板などが飛ばされることもあるでしょう。
看板が飼い主や犬に直撃したら、大きな怪我は避けられません。
ほかにも、大きな木の枝などが飛んでくる可能性もあります。

犬が風で飛ばされるリスク

小型犬などの体重の軽い犬は、強風で吹き飛ばされる可能性があります。
風で歩きにくい程度であれば良いですが、身体が持ち上がるほど飛ばされると、高い場所からの落下や川へ落ちてしまうリスクがあるでしょう。
当然ながら、体重のある大型犬であっても、強風の日は歩きにくさを感じるものです。
風に押されて道路に出るリスクなど、強風の日は風に押されるリスクがあることを覚えておきましょう。

犬の体調不良のリスク

強風の日は、犬がいつも以上に神経を使って散歩をするため、体調不良になるリスクがあります。
また、台風の日などで雨も伴う場合は、風邪をひくこともあるでしょう。
特に子犬やシニア犬は風による体調不良のリスクは高くなるため、あえて強風の日に散歩をする必要はないといえます。

飼い主の怪我のリスク

強風の日の犬の散歩は、当然ながら飼い主にも怪我のリスクがあります。
風で物が飛んでくることによる怪我はもちろん、強風によりバランスを崩して転んでしまうこともあるでしょう。
また、台風などで雨も伴う時は、傘が壊れて部品が身体に当たる可能性もあります。
犬の身体のことはもちろん、自分の身体にも気を遣って散歩をしなければならないため、強風の日に散歩をするのはおすすめできません。

強風の日に犬の散歩をする際の注意点

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最後に、強風の日に犬の散歩をする際の注意点をご紹介します。
注意点をきちんと守り、強風の日であっても犬の安全を守るようにしましょう。

風の弱いタイミングを狙う

大型台風でない限りは、1日中強風が襲うことは少ないでしょう。
1日のどこかで、風の弱いタイミングが出てくるはずです。
風の弱いタイミングを狙うことで、ある程度は安全に犬の散歩をすることができるでしょう。
ただし、1日中風の強い台風の日は、やはり犬の散歩は避けたほうが良さそうです。

風が避けられる場所を探す

強風の日に犬の散歩をする際は、なるべく風が避けられる場所を探しながら散歩を行いましょう。
建物が立ち並んだ場所は、比較的風の影響が受けにくいです。
また、トンネルの中なども風は弱い傾向にあります。
ほかにも木の下などは風が弱いですが、物が多い場所は異物が風で飛ばされる可能性があるため、特に注意しなければなりません。

なるべく犬を引っ張らない

強風の日の散歩は、犬も歩きにくさを感じているはずです。
そのため、なるべく犬を引っ張らないように散歩をしましょう。
強風の日に犬を引っ張ってしまうと、飼い主に引っ張られることと風に押されることが重なり、犬が思わぬ方向に行ってしまう可能性が考えられます。
犬を引っ張ると犬の踏ん張りがきかなくなってしまうことから、強風の日は犬の行きたい方向に歩くことをおすすめします。

犬の防寒具を着せる

犬を風から守るために、防寒具を着せるのも良いでしょう。
犬用の防寒具を着せることで、犬を風や雨から守ることができます。
特に短毛種やシニア犬などの風の影響を受けやすい犬は、強風の日の防寒具は必須だといえるでしょう。

強風の日に犬の散歩をするのは控えよう

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強風の日は、なるべく犬の散歩に行かないほうが良いでしょう。
強風だと、木の枝や看板などが飛んでくる可能性がありますし、犬や飼い主も風で歩きにくいはずです。
犬は毎日の散歩を楽しみにしているかもしれませんが、1日や2日散歩を休んでも、健康に悪影響を及ぼすことはありません。
逆に強風の日に犬の散歩をするリスクのほうが高いため、強風の日に犬の散歩は控えたほうが良いといえます。
どうしても強風の日に犬の散歩をしたいのであれば、風の弱いタイミングを狙う、風の弱い場所を探すなどの対策をしてから行くことがおすすめです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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