隠しきれてない！猫の感情は尻尾でバレバレ？

猫の尻尾はとても可愛いですよね。長いスラッとした尻尾、短く太い尻尾など様々な尻尾があります。しかしどの尻尾でも、感情を出す時は同じ動きとるのです。
その隠している感情を尻尾で読み取ってしまいましょう！
猫から「やめてにゃー」という声が聞こえてきそうです。

猫の尻尾はとても魅力的なので、思わず触りたくなりますね。
たまらず触れたら、「やめてにゃ！」という顔をされたことがある方もいるのではないでしょうか？
しかし猫の尻尾はとても複雑な構造になっていて敏感な部分でもあります。
猫の尻尾は約19個の骨から構成されます。しかし皆さんご存知の通り、尻尾の長さはまちまちです。
ですから少ない猫で約4個から、多い猫だと20個以上の猫もいるのです。これは毛の色と一緒で個性が出る部分かも知れませんね。
また尾骨神経という神経もしっかり通っており、この神経は骨盤神経などとても大切な神経と繋がっており、もし尻尾が損傷したら下半身の障害を起こす可能性も出てくる程なのです。
しっぽ引っ張り外傷また仙尾部外傷という病名もあるぐらいなのです。
ですので、猫の尻尾は決して触れてはいけない禁断の部分なのでしょう。

「僕、今甘えたい気分です！」
機嫌がよく、飼い主さんに構ってもらいたい時のサインです。
子猫の頃に排泄の際、母猫にオシリを舐めてもらっていた時の名残だと言われています。このポーズをすれば、母猫に気づいてもらえていたのでしょう。
また少し尻尾が前向きになっていたら、こんにちはと挨拶している合図です。
どちらにせよ、機嫌が良い時にする尻尾の動きです。

「僕怒っているよ！」
これはご想像通り、機嫌が悪い時です。威嚇する際によく見られる尻尾の動きです。また怖がっている時やビックリした時も同じ動きをします。
感情豊かな猫になると、全身の毛が逆立つ場合もあります。
そう思うと、猫も感情豊かで可愛いですね。

「僕はかよわい猫なのです。」
尻尾を足の間に、お腹のあたりまで持ってくるのは自分を弱く見せるためと言われています。やはり動物の世界は体が大きいと優位で強いということですね。
無駄なケンカをしないアピールでもあるので、賢いとも言えるでしょう。
これとは逆で尻尾を高くあげ左右に振っている場合は、
「僕は強い猫なのです。」
と全開にアピールしている時になります。やはり体を大きく見せ強くみせているのでしょう。

「僕今落ち込んでいるよ。」
顔はポーカーフェイスでも落ち込んでいるときは尻尾を見ればわかります。
何か獲物を逃したのでしょうか？そんなときはそっと遠くから見守ってあげましょう。怒られた後にもすることがあります。反省してないようにみえますが、きっと心は落ち込んでいます。そんな姿を見たら、すぐに許してしまいそうですね。また具合が悪い時にもすることがあるので、この尻尾をしているときはよく観察しておいた方がいいでしょう。

「僕はリラックスモードだよ！」
これはとても安心してくつろいでいる時にみせる動きです。
なにか考え事をしている時にも、尻尾を動かしています。大きくゆっくりとした動きは機嫌が良い時の証拠です。
それとは逆で、小さい動きで速く振る場合は、
「僕は不安を感じているの。」
という何か落ち着かない時に見られる動きです。きっと何か不安を抱えているのでしょう。

「僕今眠いし、動きたくないの。」
愛猫の名前を呼んだら、尻尾だけ振ってこっちを見ない…。
こんな経験をしている方は多いと思います。大好きな飼い主さんが自分のことを呼んでいることは分かっているけど、今は気分じゃないといった所でしょうか？
せめて、尻尾だけでも返事しておくねと伝えているのでしょう。
こういうマイペースなところも猫の魅力の一つです。

猫の尻尾は魅力的なフォルムだけではなく、感情まであらわしてくれるので大勢の方が惹かれるのにも納得できます。
この尻尾のサインを覚えて、愛猫との仲をさらに深めていきましょう！