雄猫のふみふみ、後ろ足でしている場合にはこんな意味が!

愛猫が眠たそうに毛布やクッションの上でふみふみしている姿をよく見かける事でしょう。このふみふみは前足でしますが、雄猫が後ろ足でふみふみしている場合もあるのです。なぜでしょうか? 2018年11月08日作成

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猫のふみふみの理由とは?

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猫が前足をふみふみするのは、子猫の時の名残です。母猫のおっぱいを飲むときにふみふみして、たくさんおっぱいを出そうとしているといわれたり、また甘えている仕草ともいわれたりします。

子猫の時にこの様な事をしていたことが、頭に残っていて成猫になってからも気持ちがいい時、眠い時などにこのふみふみをすると考えられています。

自分がお気に入りの毛布やお布団、また飼い主のお腹やひざの上でこのふみふみをする子もいますね。これは飼い主さんに対しての愛情を表しています。

雄猫の後ろ足のふみふみは?

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雄猫・雌猫に関係なく、前足のふみふみは以上の事が理由ですが、では後ろ足のふみふみは一体どんな意味があるのでしょうか?

後ろ足のふみふみは、発情期を迎えた雄猫しかしないのです。ですから甘えている時のふみふみとは全く意味が違います。

発情している雄猫は”マウンティング”という行動をとりますが、後ろ足のふみふみはこのマウンティングと同じ行為といわれています。

この後ろ足のふみふみをしながら腰を動かし、性器を露出させる事もあります。雄猫である自分を優位に見せるといった意味合いもあると考えられています。

去勢後の雄猫でもふみふみする場合がある

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まれにですが、去勢も済ませている雄猫でも後ろ足のふみふみをする子がいます。この場合は、その子の”クセ”である可能性があるので、頻繁にこの行動をするようであれば、かかりつけの獣医さんに相談してみると良いでしょう。

この後ろ足のふみふみによって、特に何かおこる訳ではありませんが、雄猫は力が強いためまれに他の猫に爪を引っ掛けケガをさせてしまう事もあるので注意が必要です。

雄猫は基本あまりふみふみしない

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前足のふみふみ、後ろ足のふみふみについてご説明してきましたが、基本的に雄猫はあまり前足のふみふみはしないといわれています。

特に自分の事を強いと思っている雄猫は、人前でふみふみはあまりしません。ここは人間と同じで、甘えん坊の所を誰かに見られるのは恥ずかしいといった所でしょうか。

その証拠に、隠れた所では雄猫であろうともふみふみする事がたまにあり、たまたま飼い主がその場面を発見するなんて事もあります。

雄猫のふみふみを止めさせた方がいい時もある

猫のふみふみ行動は見ていてとても癒されますが、雄猫の場合に限って、その子の種を残したいと考えているお宅ではあまりふみふみさせない方がいいという考え方もあります。

ふみふみは子供の頃の名残の行為なので、成猫になってからもその子供っぽさが残っていると、繁殖がうまくいかない事もあるそうです。

この事から、きちんとした成猫に成熟させたいと考えるのであれば、このふみふみはやめさせる必要がある様です。

猫の愛情表現である”ふみふみ”

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雄猫が後ろ足でふみふみするのは、発情の時だけに限定されますが、その他の前足で行われるふみふみは愛情表現である事は間違いありません。

猫自身がリラックスしている時、または気持ちが良くなっている時、飼い主に甘えたい時などにこのふみふみをして目を細めます。

前述した様に、雄猫の自立を促したい時は心を鬼にしてやめさせるべきですが、そうでない場合はその愛情表現をしっかり受け止めてあげてください。

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UCHINOCO編集部

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