くるりんと巻いた尻尾が可愛い！人懐っこいアメリカンリングテイルとは？おすすめグッズもご紹介

アメリカンリングテイル（American Ringtail）は、尻尾がリング（ring）状、つまり輪っかになっている猫です。
もちろん、リング状に固定しているわけではなく、ピンと立てるときもあります。

歴史はまだ浅く、1998年に偶然見つけられた猫が発端と言われています。

アメリカ、カリフォルニア州である少女が拾った猫が成長するにつれ頻繁に尻尾を丸めるようになりました。
何か異常があるのかもしれないと心配になり、獣医さんに相談しましたが、医学的には何も問題なしでした。

その後特別な遺伝子を持っていることがわかり、本格的に新しい猫種を作る計画が始まります。
そして2005年、TICA（The International Cat Association）によって登録を開始しました。
まだ正式に猫種として認められたわけではなく、new breed “Registration Only” status（新種登録のみ）で、観察を続けていくという方針です。

比較的新しい品種なので、平均寿命などのデータはまだありません。

大きさは普通の猫より少し大きめで、体重は4kg〜7kg程度。
足が長いフォーリンタイプのボディを持つ短毛種の猫です。
短毛種ですからコーミングは週に1度程度くらいで大丈夫。
目の色や毛の色は特別固有の色というのはありません。


しっぽ以外の身体的な特徴としては、指と指の間に水かき状の皮膚があることです。
そのためか、アメリカンリングテイルは水が大好き。
すぐに水に飛び込んでしまうので、お風呂や洗濯機、便器などには気をつけてあげてくださいね。

また、アメリカンリングテイルは、声が特徴的なことから、「ringtail sing-a-ring（リングテイル・シンガリング）」と呼ばれていたこともあるそうです。

アメリカンリングテイルは人懐っこく、優しい性格です。
好奇心も強く、よく動き回ります。
子どもや他のマスコットとの関係も良好。
ただ、突然の来客には少しシャイなところも見せます。

それからアメリカンリングテイルは食べ物を隠すことが好きです。
捕まえたネズミなどを家具の隙間に隠します。
そのままにしておくと大変なことになるので、隙間がないようにしておきましょう。
また、ときどき隠していないか徹底的に掃除をしてくださいね。

アメリカンリングテイルは比較的丈夫な猫なので頻繁に起こる病気というのはありません。新しい猫種ということもありデータも不足しています。
ただし、大きめの猫で活動量も多いので、運動不足には気を付ける必要があります。
高いところが好きなので、キャットタワーを用意してあげると良いでしょう。

健康面でも問題が少ないアメリカンリングテイルは、食べ物に関しては他の猫種と同じ様なポイントに気を付ければ十分と言えるでしょう。

ただ、ストレスがたまると食べ過ぎてしまい、肥満になる傾向があります。
キャットフードを選ぶときは、低脂肪で高たんぱく質、ナチュラル素材を使ったものにしましょう。

最後に、アメリカンリングテイルにおすすめのキャットタワーをご紹介します。
アメリカンリングテイルは先述したように、少し大きめの猫です。
キャットタワーは丈夫で倒れないものやしっかり固定できるものがおすすめです。

隠れ家付きのキャットタワーです。てっぺんのU型くつろぎベッドは、猫の体にフィットするので、気に入ること間違いありません。
高さがしっかりあるので、運動不足やストレス解消にぴったりです。

部屋の雰囲気に馴染みやすいファブリック記事のキャットタワーです。
支柱や板が外せるので、高さの調節などアレンジも可能！
底板が40mmあり土台がしっかりしているため、アメリカンリングテイルにもおすすめです。

ベッド、ハウス、爪とぎボール、ハンモック、これらが全てついている贅沢なキャットタワー。
直径7cmの4本のポールでしっかり支えてくれるので安定感もばっちりです。また、転倒防止用の帯がついているので壁に固定することも可能です。

11か所の爪とぎ場所がついたキャットタワーです。富士山のような形が特徴の小部屋つきで、狭いところが大好きな猫には魅力的な空間です。フック付きのハンモックと円状の2種類のハンモックがあるので、飽きることなく過ごせます。

アメリカンリングテイルは人と一緒にいることが大好きですが、ときとしてひとりを好む傾向があります。
孤独を楽しみたいときはそっとしておきましょう。
精神的なストレスがたまらないように、たまに距離を置いてください。