犬の外飼いは安全?外飼いで注意する事

昔、犬は外で飼う動物!という認識をされていましたが、近年大型犬でも室内飼いの家庭がどんどん増えてきています。
ですが、外飼いを検討されている方もいらっしゃるはず…。
今回は外飼いを検討されている方に、いくつか注意点をまとめていますので、是非参考にしてください。 2018年05月13日作成

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室内飼いが多い中、外で飼いたいという方も少なくはないでしょう。
その理由も様々ですが、中には外飼いが向いていない犬種もいます。ここでは外飼いが向いてない理由や、外で飼う際に注意しておかないといけないことなどをご紹介していきます。

外飼いに向いている犬種

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外飼いに向いている犬種の紹介です。日本の天然記念物に登録されている犬種は、日本の風土に適していますので、外飼いに向いています。
柴犬、秋田犬、北海道県、紀州犬、四国犬、甲斐犬の6種が日本天然記念物に登録されている犬種です。その他でも、外来犬種を元に作られた、狆、日本スピッツ、土佐犬、日本テリアも外飼いに適しています。
その他にも、ダブルコートという、年に2回毛が抜ける犬種であるコーギー、シェルティ、ボーダーコリー、ゴールデンレトリバーなどの中型犬~大型犬も外飼いに向いています。
ですが、この中でもハスキーやサモエドなど寒さには強いけど暑さには弱い犬種は、夏は熱中症になりやすいので熱中症対策は必ずしなければいけません。

外飼いには向いていない犬種

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小型犬でも外で飼える犬種はいますが
マルチーズやプードル、ヨークシャテリア、シーズーなど、愛玩犬を目的に作られた犬種は外飼いには向いていません。
愛玩犬として作られた犬種は、シングルコートな事が多いです。
上記に記載した以外の犬種でもシングルコートの犬種は寒さに弱いので外で飼うのは辞めておいた方が良いでしょう。

外飼いのメリット

・番犬になる。
・抜け毛や排泄物で家の中が汚れない。
・家具を壊さない
・飼い主が家を空けがちでも、外だと色々な刺激をうけるので留守番のストレスが溜まりにくい。
など、家の中にいるより外にいた方がお互いストレスを避けられる場合もあります。

外飼いのデメリット

・飼い主とのコミュニケーションが家の中にいる時ほど取れない事。
・排泄物などのニオイで近所迷惑になる事。
・犬の異常(健康面など)に気づきにくい事。

これだけ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
犬にとって飼い主とのコミュニケーションは一番大切な事です。その時間が少なければ少ないほど、犬もストレスが溜まり反抗心が強い子に育ってしまったり、言う事を全く聞かない子に育ってしまいます。又、ニオイはご近所問題にもなりがちなので、排泄物の処理はきちんと行いましょう。

外飼いをする際に気を付ける事

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歩道や道路からは離して飼いましょう。庭がある場合は庭の一番奥など、通行人などの手が届く場所には繋がないようすることが重要です。
万が一通行人に向かって、かみついたり、飛びついたりしてしまうとトラブルになってしまう可能性がある他に、悪意のあるいたずらにあってしまう可能性もあります。

夏は直射日光が当たりにくく、そして風通しのいい場所、涼しい場所に小屋を設置し
冬は、寒さをしのげるように、毛布を小屋に置いておく、雨が当たらない様に屋根がある場所に小屋を設置するなどの工夫が必要です。又、犬の小屋の周りを高い柵で頑丈に囲んだり繋いでいる鎖を頑丈な物にしたりと、脱走してしまわないように工夫しましょう。そして、水は必ず常に綺麗な水を入れ替えてあげましょう。

皆様も一度は見た事があると思うのですが、溜めている水の中に発生することの多い「ボウフラ」は夏場に特に見られますよね。
あのボウフラは、蚊の幼虫で成長すると蚊になります。蚊はフィラリア症を媒介します。蚊を大量発生させないように水は毎日必ず変えるようにしましょう。勿論フィラリア症の駆除薬は獣医さんの指導通りに必ず服用させてください。

外飼いを始めたら毎日観察を。

外飼いを始めてからは、外にいるからと散歩以外であまり構わないのではなく
毎日こまめに愛犬の様子をチェックしましょう。
又、寒さに弱い子犬のうちや老犬は室内で飼うことをおすすめします。

著者情報

UCHINOCO編集部

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