老猫との暮らしは体を労る用品で環境を整えて

老猫との暮らしは、快適さだけでなく介護予防の観点も大切です。今回は、老猫にあったら良いなと思える用品をいくつかご紹介します。 2020年11月09日作成

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猫は何歳から老猫と言われるの?

猫の場合、何歳からシニア猫と呼ばれるようになるのか、見てみましょう。目安としては、猫の平均寿命の8割を過ぎた頃から老猫の仲間入りと言われているようです。したがって、完全室内飼いであれば12歳、屋内外を自由に行き来する猫なら10歳頃からとなります。

しかし、もっと早い段階から老化現象が見られることも少なくありません。個体差があることを知っておきましょう。

猫の寿命は、一昔前に比べるとずいぶんのびました。医療の改善や健康志向の高まりなどが影響していると考えられています。しかし、やはり室内飼いとそうでないかによっては平均寿命が異なることから、屋外に出る猫は事故や病気にかかりやすいことが伺えます。

老猫は安全面に配慮して

野良猫や屋外を自由に行き来する猫は、完全室内飼いの猫に比べて平均寿命が短いことを考えると、老猫はできるだけ安全な環境にある完全室内飼いをおすすめします。若い頃の活発さが見られなくなる頃には、事故やケガ、病気のリスクが高い屋外よりも室内の方が何かと安心です。

老猫も、やがては最期の時を迎えますが、その頃にはできるだけ快適で安全な環境を作ってあげることが大切です。ケガを予防するための様々な用品も販売されているため、介護予防のための用品選びも重要になってきます。

老猫になった時に見られる変化

猫が年をとると、やがて以下のような状態や様子が見られるようになるかもしれません。

・寝ている時間が増える
・遊びに興味を示しにくくなる
・元気がなくなる
・毛繕いの頻度が減る
・トイレの場所以外で排泄してしまう
・痩せてくる
・食べ物の好き嫌いが目立つようになる

全ての老猫に当てはまるわけではありませんし、これらの状態が毎日続くとも限りませんが、老猫になると人間のお年寄りと同じような状態が見られるようになるということです。

老猫が過ごしやすい環境へ

老猫になると、以上のような変化が見られてくるようになります。寝ている時間が増えるため、寝床は快適で気持ちの良いものにしてあげたいですね。トイレや食事はできるだけ体の負担になりにくい方法や用品を選ぶなども大切です。

また、ケガを予防するための対策は、介護予防につながります。足腰の力が弱くなる老猫には、こうした点も配慮してあげると長生きにつながるでしょう。

老猫の体に優しい用品を選ぶポイントとおすすめグッズ

そろそろうちの猫も老猫の仲間入りかな…そう思った段階から、猫が暮らしやすい環境を整えていきましょう。
老猫の体に優しい用品の選び方とおすすめをご紹介していきます。

足腰が弱くなってきた時には

足元がふらついたり、段差を飛び越えるのがしんどくなってきた猫には、ちょっとした段差を解消できるものや飛び降りた時に足腰の負担を減らすようなものがおすすめです。

わんステップ3段

ソファやベッドなど、猫のお気に入りの場所への段差解消に便利です。飛び降り時の関節の病気やケガを防いでくれます。リサイクル段ボールでできているため、軽く持ち運びやすいのも嬉しい。不要な場合の処分も簡単です。


わんステップ3段

ペピイオリジナル にゃんこスロープ

足腰が弱くなると、トイレのふちの段差をまたぐのも一苦労になり、トイレ以外の場所で排泄してしまうこともあります。トイレに行きたいという気持ちを大切にしてあげたいものですね。このスロープは、高齢猫でものぼりやすい傾斜と滑り止めの効果のある素材で安心。もし、汚れてしまっても燃えるゴミとして処分できます。


ペピイオリジナル にゃんこスロープ

寝て過ごす時間が長くなった猫には

段々と寝て過ごす時間が長くなると、寝心地のよい寝床を用意してあげたいですよね。体力がなくて寝返りをうつことが難しくなっても、床ずれが予防できる素材なら猫の体の負担を軽減できるかもしれません。

unage 体圧分散シニアローベッド カドラータイプキルト

犬や猫の介護用ベッドです。柔らかく肌触りの良いキルト生地と、低反発素材+ウレタンの2層構造により、自然な状態で横になることができます。体にかかる圧力を分散してくれるため、床ずれ予防にも。体が必要以上に沈みこまないため、足腰が弱った猫でも起き上がりやすいのもポイントです。


unage 体圧分散シニアローベッド カドラータイプキルト

ペピイオリジナル たまくら体位変換クッション

ポリエステルのふわふわな綿と、帝人®️の特殊チップの2層構造によって、寝ている猫の体をしっかりと優しく包み、寝疲れを防止してくれます。手で形を変えることで、体位変換も楽に行えます。


ペピイオリジナル たまくら体位変換クッション

負担なくご飯を食べてもらいたい時には

床に置かれたお皿からご飯を食べるのは、老猫になると少し難しいことかもしれません。お皿の位置を高くしてあげると、背筋が伸びて吐き戻しを軽減し、食べやすさもアップします。

傾斜のある食器台

高さとほどよい傾斜がついたお皿なら、食事中の首や腰の負担を軽減してくれるため、老猫にもおすすめです。傾斜により食べやすさも増し、こぼさず食べきれると定評があります。


傾斜のある食器台

老猫が寝たきり状態になったら

老化などにより猫が寝たきり状態になったら、床ずれを予防するために体位交換を行いながら、排泄や食事などのお世話をすることとなります。

その際にも、便利な用品は多数販売されていますので、必要なものを揃えながら対応してあげましょう。体の圧力が分散されるクッションやベッド、ポカポカと温かい腹巻き、猫の介護用おむつ、給水や給餌のための医療用シリンジなど、インターネットショップなどで揃えることができます。

老猫が暮らしやすい環境を整えよう

猫もいつかは年をとり、最期の日を迎えます。その時まで、できるだけ快適に安心して過ごさせてあげたいものですね。時には動物病院の先生に相談しながら適したケアやフード選びも大事です。

まずは、そろそろ老猫の仲間入りかなと感じた段階で、体に優しい用品を揃えてみませんか?動くことが負担になる老猫にとっては、少しの段差がケガのもとにもなります。お気に入りの場所までの導線を確認したり、いつもの寝床に使用する素材を検討しなおしたりして、快適な空間を作ってあげましょう。


参考サイト

タブレット(Tablet)(参照日2020-9-16)
https://item.rakuten.co.jp/benebit/st-3b2pset-kit/

PEPPY(ペピイ)楽天市場店(参照日2020-9-16)
https://item.rakuten.co.jp/peppyshop/10001003/
https://item.rakuten.co.jp/peppyshop/10001827/

犬の服のiDog(参照日2020-9-16)
https://item.rakuten.co.jp/idog/rmc-bd246/

ぺったんPET(参照日2020-9-16)
https://item.rakuten.co.jp/pet-and-pet/bowl-keat-s/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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