犬の正しい座り方とは？どれが正しいの？

体を斜めにしたような形でお座りをしていませんか？本来お座りの形というのは。前足後ろ足がきちんと、揃っている状態で座る姿勢を言います。本当に綺麗にお座りが出来ていないときには、何か関節に問題があるのでは？と飼い主さんは心配になるのです。ただ、必ずしもお姉さん座りだからといって、すぐに病的なことを疑うのは早すぎます。まずは獣医さんに軽くチェックをしてもらうことでよいでしょう。

お姉さん座りになるのは、おおむねその犬の癖です。脚が痛くて体が斜めになってしまうというのは、病的なことが原因となります。そうなってしまうと普段から足腰を痛がるようにもなります。まずはお姉さん座りについては要観察というスタンスで向き合ってください。

急にお姉さん座りになってしまったという場合には、何らかの原因がある可能性が高いのです。足をかばうように座っているのであれば、そこに痛みを感じている可能性も高いのです。その見極めや先天性の異常などは、獣医さんにしかわからないことです。そこを十分にフォローしながら大事に見守ってあげましょう。

例えば膝のお皿が外れている場合には、どうしても座り方が変になります。膝が痛いので、そこをかばうように座ることで、きちんと座れなくなるのです。これは必ず病的なことが原因となっているので、早急に診察を受けて今の膝の状態などをチェックしてもらってください。膝の状態が想定していたよりも悪い場合には、だんだん座り方もおかしくなります。これは進行している証拠ですので、注意が必要です。

そして股関節に問題がある場合でも、綺麗に座れなくなります。そうなってしまうと、関節の中に炎症が出ている可能性がありますので、こちらも早急に相談をして、今後のことについても、獣医さんの見解を聴くことが大事になってきます。

大型犬に多い遺伝的な病気です。関節周辺の骨がすり減り痛みが出てくるという状態なので、当然、お座りをするときにも痛みを伴います。明らかに座り方はおかしいという以前に、足を痛がるようになりますので、すぐにわかります。急に散歩を嫌がるような場合や座るときに痛そうにしているときには、早めに診断を受けて対処していくほかありません。

後ろ足を意識的にずらしているような座り方は、明らかに飼い主さんでも気が付きます。これは癖でも何でもなく、異常な状態であることで、痛みを伴っているであろうということは予想できるのです。場合によっては関節リウマチと言う場合もあります。免疫の機能が不調になってしまうので、早急な手当ては必要になります。

変形性骨関節症も、成長段階で痛みが強くなりますので、座り方も変な感じになってしまうのです。これは治療というよりも進行を遅らせることで、対処するほかありません。特に大型犬の座り方に異常を感じたときには、早めに専門の獣医師に判断を仰ぐようにしてください。

「オスワリ」というコマンドは犬と暮らし始めて最初に教えるコマンドです。その時に、どんなふうに座っているのか？をまずチェックをしてください。言うことを聴くのが嫌で、お座りが出来ない場合は、時間の問題でそのうちに座れるようになります。

そして、どうしても座ろうとしても痛みを感じているような、違和感があるときには、それ以上無理に教えようとせずに動物病院で相談をする方が安全です。まずは今の段階でどのような座り方をしているのか？を知ることから始めてください。