【熱中症対策】夏場の老犬の散歩で気をつけることまとめ

今回は、夏場に老犬を散歩させる際に気をつけることをまとめています。これから挙げる概要を無視すると、熱中症や脱水症状になる可能性が高いです。最悪の場合、命を落とすことも...。 2019年07月08日作成

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犬は、汗をかいて体温調整できない動物なので夏場の散歩が得意ではありません。特に、身体の機能が低下している老犬は尚更です。脱水症状や熱中症にならないように気をつけることとはどんなことなのでしょうか?

老犬の目安は7歳から10歳

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自宅で飼っている犬が老犬なのか?この辺りが分かっていない人も多いので、まずは老犬の定義から説明しましょう。

犬のサイズや体力、持病などにも左右されるので一概には言えませんが、

・大型犬は7〜8歳
・小型犬は10歳

くらいからが老犬と言われています。見た目でいうと、顎の下や眉の周りに白髪が増えてきたら老犬のサインです。

散歩の時に、飼い主を強引に引っ張る体力が衰えてくるのも、老犬のサインと言われています。

水分、アスファルト、etc。夏場に老犬を散歩させるときに気をつけることは?

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夏場は、老犬を普通に散歩させる感覚ではいけません。脱水症状や熱中症になる恐れがあるので、次に挙げる対策を取ってください。

水分持参

老犬は、若い頃に比べると身体に蓄積できる水分が少なくなるので、水分の持参は欠かせません。

水分量が少ないドライフードを主食にしている場合は、特に必須となっています。

薄めたヤギミルクや薄めた無添加だしのスープは良いエネルギーチャージになるのでおすすめです。

もちろん、水を与えても構いませんが、氷水で冷やした水はお腹を壊してしまうので、常温水を与えてください。

水分を与えるタイミングは、

・鼻が乾く
・口がペタペタしている

などです。もし、散歩中に水を飲みたがらなかったら口の周りを濡らしてあげてください。それだけでも十分な暑さ対策になります。

アスファルト&時間帯を考慮

老犬にとって、夏場のアスファルトは危険です。跳ね返す暑さが強力なので、なるべく土の上を散歩させてください。

散歩コースにアスファルトしかない場合は、気温の高い時間を避けて散歩させましょう。

早朝、あるいは夜の散歩がおすすめです。朝なら日の出前後、夜なら日没前後が良いでしょう。

ちなみに、老犬ホームでは早朝に散歩させることが多いです。

足裏を保護する

老犬は、若い時に比べると肉球の耐久が弱くなっているため、灼熱のアスファルトで肉球の皮がむけてしまう恐れがあります。夏場のお散歩は、肉球クリームを足裏に塗ってあげましょう。

バンダナに保冷剤

バンダナで保冷剤を包んで老犬の首に巻きつけると、ひんやりして快適です。バンダナは、首回りが痒い時の引っ掻き予防にもなるので何かと役に立ちます。

保冷剤は、脇やお腹を冷やすのにも役に立つので持っておいて損はありません。

犬小屋は日陰へ&エアコン調整

散歩中に気をつけるだけでは十分な対策とは言えません。散歩に出かける前段階でも対策する必要があります。

その1つとして挙げられるのが、犬小屋の位置です。老犬を外で飼育している場合は、犬小屋を日陰に移動させてください。

日が当たる場所で飼育していると、散歩に出かける前にぐったりしてしまいます。保冷剤を寝具に包んで、犬小屋に入れてあげるのも効果的です。

老犬を室内で飼育している場合は、エアコンの温度設定にも気を配ってください。適正温度にしてあげないと、夏場の散歩に耐える体力を温存できません。

適正温度は26°前後とされていますが、老健によって好みが変わるので、良く観察して適正温度を探りましょう。

【まとめ】夏場の老犬の散歩で万が一トラブルがあったら動物病院へ

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いかがでしたでしょうか?今回は、夏場の老犬の散歩で気をつけることをまとめました。

今回お教えした内容を気をつけていたとしても熱中症や脱水症状になる可能性はあります。

散歩後の老犬の様子が心配な時は、首の後ろの皮膚を軽くつまんでみてください。皮膚の戻りが遅い場合は、脱水症状の可能性が高いです。

そんな時は、動物病院へ連れて行き医師に診察してもらいましょう。放置しておくと命に関わる恐れがあるので、もたもたしていられません!

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

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