犬の年齢は、人間の年齢とは違うの?愛犬と毎日を大切に過ごすために

犬の年齢は、人間のように一年ごとではありません。しかも大型犬や小型犬では、年の取り方が違うことをご存じでしたか?犬の年齢を知ることで、気を付けることも変わってきます。ここでは、犬の年齢の出し方とその年齢の気を付けたい点について解説します。 2019年07月19日作成

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うちの犬の年齢は、人間ではいくつになるの?

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犬の大きさによって、年の取り方が違います。犬の寿命は平均12~15年…生まれてから一気に年をとり、2年で人間の24歳くらいにまで成長します。そのあとは、速度が遅くなり、1年に4~7歳年をとると言われています。
また犬のサイズによっても、年の取り方が違います。それぞれの犬の年齢を見てみましょう。

犬のサイズと種類

【超小型犬】とは、成犬になったときの体重が4Kg未満の犬種を言います。小さな体で、とてもかわいらしい犬種です。室内で十分な運動ができるため、毎日散歩に出られない方や集合住宅でも飼うことが可能な犬種です。やチワワ、トイプードル、マルチーズ、豆柴などが、その中に含まれています。

【小型犬】とは、成犬になった時の体重が10Kg未満の犬種を言います。かわいらしい姿で飼いやすく、人気が高い犬種です。
柴犬やパグ、ミニチュアダックスフンドやシーズーが、この中に含まれます。

【中型犬】とは、成犬体重が25Kg未満の犬種を言います。外見が様々で、知性や協調性が高く従順な性格のため、人気があります。
日本スピッツやビーグル、ボーダーコリーが含まれます。

【大型犬】とは、成犬体重が、25Kg以上の犬種を言います。大きな体を持ち、力強い反面穏やかで優しい性格です。
グレートピレニーズやゴールデンレトリバー、ボクサー、スタンダードプードルなどが含まれます。

犬の年齢を計算してみよう

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人間と犬では年の取り方が違うため、計算式があります。いくつかの計算式がありますが、ここでは一番わかりやすい計算式を紹介します。

1.小型犬…24+(犬の年齢-2)×5  平均寿命15.67年
2.中型犬…24+(犬の年齢-2)×6  平均寿命14.02年
3.大型犬…24+(犬の年齢-2)×7  平均寿命14.02年

まだ若いと思っていても、人間では成人になっている犬の年齢。人間と比べると、短く凝縮されています。食事一つにしても、幼犬と成犬、老犬では内容が変わってきます。犬の年齢を知ることは、犬の健康管理でとても大切なことです。
日本の犬たちは、欧米の犬と比べて寿命が長くなっています。人間も年を取るごとに
健康管理が課題となります。次の項では、犬の病気について説明していきます。

犬と病気

人間のように、犬も病気になります。犬は、もともと自分の体調不良を訴えることが少ない性質を持っています。それは、犬の世界で生き抜くために守り続けているものでもあります。日ごろから、犬のからだに触れたり、食事の食べ方や尿や便の状態を把握することは、とても大切なことです。では、犬はどのような病気にかかりやすいのでしょうか?

1.外耳炎 耳が垂れている犬種であるゴールデンレトリバーや、皮膚がデリケートなフレンチブルドッグがかかりやすい病気です。全犬種と全年齢を通して、もっとも受診が多い病気です。初期では、点耳薬を付けるくらいで済むこともありますが、重症化すると掻きすぎて出血したものが、耳の穴をふさいでしまうこともあります。
それによって、手術が必要になることもあります。

2.皮膚炎
人間のアトピー性皮膚炎のように、犬も皮膚炎になります。その原因として、細菌や真菌によるもの、ストレスやブラッシングの不足によるものまで原因は様々です。
生まれつき、皮膚が弱い犬もいます。しかし飼い主が早めに対応してあげることで、その症状を悪化させずに済むこともあります。

最近は犬の保険も、いろいろな種類があります。人間と同じで、犬も年齢を重ねると、病気にかかることが多くなります。犬の通院や入院費は、人間が保険外治療を受けるくらい費用が掛かることもあります。治療をすれば治る病気も、治療費がかかれば直すことも難しくなってしまいます。

大切な家族だからこそ、もしもの時の準備をしておきましょう。それがかけがえのない家族への、一番の愛情なのではないでしょうか。

著者情報

UCHINOCO編集部

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