日本で人気の猫ランキングTOP5！ それぞれの特徴と性格をご紹介

猫は単独行動が基本ですから、ひとり暮らしの方にも飼いやすいペットです。登録されている猫は60種類程度ですが、未登録も含めればおおよそ100種と言われています。

では、日本ではどんな猫が人気なのでしょうか。ランキング形式で人気の猫をご紹介していきます。

イギリスのスコットランドで、前方に折れ曲がった耳を持った突然変異のメス猫がルーツといわれています。普通の耳で生まれますが、生後2～3週ごろから耳がタレ始めます。

ただし、タレ耳になる確率は約30％ほどしかありません。また、ストレスを与えるとタレ耳が立ってしまうこともあるので、意外とデリケートなところもある猫です。

大きくがっしりとした体形ですが、穏やかな性格です。マイペースでのんびりとしているためか、ほかの猫との同居もしやすく多頭飼い向きの猫です。

タレ耳のほか、太いしっぽも特徴です。

「アメショー」の愛称で呼ばれている猫。かつてイギリスからアメリカに渡ったメイフラワー号に、ネズミ取りのために乗せられた「ワーキングキャット」がルーツといわれています。

そのため、丈夫で環境への順応性も高く、人見知りもしないので初めて飼う人でも育てやすい品種です。

アメリカンショートヘアというと人気のある「シルバークラシックタビー（シルバーの毛色で横腹に黒の渦巻き模様）」というイメージがありますが、70種類以上のバリエーションがあり、真っ黒や真っ白のほか、三毛模様もいます。

「ワーキングキャット」と言われるように体力があるので、たっぷりと遊んであげることが必要です。

ロシアの貴族に大切に育てられていたと伝えられる猫だけあって、容姿はエレガントそのものです。

エメラルドグリーンの大きな目にとがった耳が特徴です。そしていつもかすかに微笑んでいるような口元の表情は「ロシアンスマイル」と呼ばれています。

プライドが高く、気難しい面もありますが、性格はとても静かでおとなしめ。人に忠実ですが、気まぐれです。また、「ボイスレスキャット」の別名があるとおり、滅多に鳴くことのない静かな猫です。

静かな環境を好み、かわいがりすぎても、構わなすぎても信頼関係が築けません。寄ってきたら遊んであげるというスタンスを持つことが大事です。

原産国はアメリカ。突然変異で生まれた短足の猫がルーツとされています。ダックスフンドのように長い胴に短い足が特徴ですが、時々、足長タイプの子猫が生まれることもあります。

実はただ単に足が短いわけでなく、前足より後ろ足のほうが長くなっていて、前にかがんだような姿をしています。

体はがっしりとした筋肉質で、被毛は長毛・短毛とどちらの品種もいます。

また、足が短い割りにジャンプや木登りが大好きで運動量が多いのが特徴です。パワフルでスピード感があることから「猫のスポーツカー」とも呼ばれています。

性格は好奇心が強く、探求心も旺盛です。いつもベタベタとついて回る甘えん坊さんです。

原産国はアメリカ。美しい斑点模様やマーブル模様が特徴のベンガルは、ベンガルヤマ猫（アジアンレパード）とイエ猫の間に誕生したハイブリッド種です。

ちょっと見はワイルドですが、外見に似合わず、ごく穏やかでフレンドリーな性格の持ち主です。たくましいとバネのある四肢を持ち、運動量は活発です。そのため、運動不足には注意が必要です。キャットタワーなどで上下運動できる環境を与えるといいでしょう。

甘えん坊なので、人にもよくなつき飼いやすい反面、大きな声でよく鳴くため、集合住宅で飼う場合は防音対策が必要になります。


毛並みや色など見かけはもちろんのこと、性格も品種や個体によってもそれぞれですから、好みに合った猫を探してみましょう。