愛犬の食欲不振は季節が原因？おすすめのサプリメントは？

春になると、なぜか食欲が落ちてしまう犬は多いです。
急に食欲が落ちてしまうと、「それまではよく食べていたのにどうして…？」と心配になりますよね。

ですが、これは季節的なものなので、特に他に異常がなければ不安にならなくても大丈夫です。
春に愛犬の食欲が落ちる理由と、もしも食欲が落ちてしまった後の対処について解説していきますね。

なぜ犬は春になると食欲が落ちてしまうことが多いのでしょうか？
考えられる理由は2つあります。

1つは、暑くなっていく夏に向けて体が準備しているから。
実は犬は、自分で食欲をコントロールすることによって、季節による気候の変動に対応しようとする動物です。

秋から冬にかけて、たくさんご飯を食べて脂肪を蓄え、寒い冬を乗り切ります。
逆に暑い夏に変わっていく春は、蓄えていた脂肪を落とす時期になるんですね。
そのためには、食欲を落としておく必要が出てくるのです。

もう1つは、発情期による精神的な変化から。
春は犬の発情期の時期と重なります。

発情期になるとホルモンバランスが崩れ、精神的に不安定になったり、体調に変化が出たりします。
この体調の変化に伴って、食欲が落ちてしまうことがあります。

春になると落ちる犬の食欲ですが、室内犬の場合は食欲の変化が無いこともあります。
室内で飼われている場合は、エアコンなどで温度調整をされているので季節の変動が感じにくくなりがちです。
そうなっていると、春になっても変わらずに食欲があるということが出てきます。

ただ、同じ室内犬でも季節の変動を感じやすい環境で育てられている場合は、春になると食欲が落ちることがあります。

それでは実際に春に食欲が無くなってしまったらどうすればいいのでしょうか？
よく「食べさせなきゃ」とドッグフードを変える人がいますが、それは間違いです。

食欲が無くても愛犬が元気そうな場合は、食欲に合わせてドッグフードの量を変えましょう。
例えば、食欲が無いときは少しだけ与えるようにし、散歩などで体をよく動かしたときはいつもの量に戻すという感じですね。

犬の食欲が春に落ちるのは、夏を乗り切る体づくりをしているためです。
なので、無理にいつも通り食べさせてしまうと、脂肪を落としきれずに夏バテなどの原因になってしまうので気をつけてくださいね。

発情期と重なったことによる食欲不振の場合も、無理に食べさせるのはやめて愛犬の食欲に合わせてドッグフードを調整しましょう。
この場合も一時的なものなので、発情期を過ぎれば自然と食欲も落ち着きます。

どうしても栄養面で心配な場合は、ドッグフードの量を調整しつつ、サプリメントで栄養を補うというのも1つの方法です。

ここからは犬用のおすすめサプリメントをご紹介します。
食欲が落ちるのは季節がら一時的なものとはいえ、免疫が下がって病気につながる可能性もゼロではありません。普段の食事と栄養補助としてサプリメント組み合わせて与え、犬の健康維持をサポートしてあげましょう。

子犬からシニア犬まで幅広い世代の犬におすすめのサプリメントです。
ドッグフードだけでは摂りづらい成分も配合されているため、普段から食事に混ぜて与えてもいいかもしれません。愛犬の免疫維持のサポートに役立ってくれそうです。

食用ミドリムシでお馴染のユーグレナのペット用粉末タイプのサプリメントです。
乳酸菌も配合されているので、腸内環境の改善も期待できます。

粉末タイプの犬猫用サプリメントです。
必須アミノ酸が犬や猫に最適なバランスで配合されており、健やかな成長をサポートしてくれます。

食欲が無くても元気そうであれば、季節的なものなので問題はありません。
しかし、食欲不振に加えて下痢や嘔吐など、深刻な症状がある場合は違います。
何らかの病気になっている可能性があるので獣医さんに診てもらいましょう。

春になると落ちることのある犬の食欲。
それまでモリモリ食べていたのに、急に食欲が落ちると心配になるかもしれません。

ですが、愛犬が元気そうであれば、夏に向けての体づくりや発情期によって食欲が無くなっているだけです。
最近では室内飼いで食欲が落ちないという子もいますが、もしも愛犬の食欲が無くなったら、ご飯の量を調整しつつ様子を見て健康管理をするようにしましょう。