体のまだら模様がキュート!ほっそりと美しいセイシェルワについて


セイシェルワという種類の猫をご存知でしょうか?体に特有の模様があり、ほっそりとしてエレガントな猫種です。当記事では、そんなシェイシェルワについての情報を色々とまとめています。 2018年09月03日作成

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1.セイシェルワの基本情報

イギリス原産の猫です。短毛で、体つきは筋肉質。やや細身のボディを持っています。成猫の体重はおおよそ3㎏~5㎏ほどになり、やや小さめです。ほっそりとした体に小さなたまご型の輪郭と大きな耳、くりっとした青い目を持つセイシェルワは、優美でエレガントな印象を与えます。

2.セイシェルワの特徴や性格について

外見にセイシェルワの大きな特徴があります。頭や足、体の一部に、まだら模様が入るのです。このうち、頭と足、体に割合大きめの模様が入るものをセチエーム。頭と足、そしてわき腹付近に同じ色の模様が入るものをユイチエーム。頭と足に、小さな模様が入るものをヌーヴィエームと呼称します。ヌーヴィエームはスプラッシュと呼ばれる水がはねたような点々が出るのが独特で、とりわけ印象的です。

性格は賢く、好奇心も旺盛。遊びが好きでコミュニケーション能力にも優れています。家族に対しては深い情愛の念を示してくれますので、飼育しやすい傾向が強いと言えるでしょう。ほかの猫や小さな子供にも、強すぎる嫉妬心を向けることはあまりありません。鳴き声は小さく、鳴き声を上げること自体少ない種類です。

少し臆病でナーバスな面も見られますので、環境を変える必要があるときは様子を見ながら行ってください。お留守番もできますが、長期間1匹で過ごさせることは避けた方が良いでしょう。コミュニケーションを取れる相手がいないことでストレスを抱え、心身のバランスを崩してしまうことがあります。

3.セイシェルワの歴史について

セイシェルワの歴史は、比較的近年になってからはじまっています。アフリカ大陸にあるセイシェル共和国という国に古くから住むと言われる猫をモチーフとして、1980年ごろから育成されてきました。とはいっても、実はセイシェル共和国の猫はセイシェルワの原種ではありません。

ヨーロッパの人々にこのような猫がいるらしいという噂は伝わっていたものの、実際の原種を連れ出すことはできず、幻の猫として長らく語られていたのです。その幻を再現しようと、サイアミーズ、オリエンタルバイカラーをはじめ、ペルシャなどを交配して生まれたのがセイシェルワだったのです。

つまり、セイシェルワは既存の猫を掛け合わせた純粋な雑種とも言えるでしょう。このため、猫の種類をリストとして登録する諸団体においてはセイシェルワを猫種として認めていないところも多くあります。FIFeという団体のみ2005年に正式登録していますが、今後拡大するかどうかはまだ不透明です。2018年現在までにおいては、サイアミーズの一種類として数えられることが多くなっています。

4.セイシェルワ・気を付けるべき病気について

セイシェルワ特有の病気は、今のところ見つかっていません。体の弱い種類でもありませんから、特別に気をつけなければならないということはないでしょう。けれど、サイアミーズやペルシャの血を継いでいるため、これらの種類に起こりやすい遺伝性疾患にはある程度の注意が必要となります。

呼吸器系疾患、心疾患などに気を配り、様子がおかしいと感じたら獣医師に判断をあおぐようにしましょう。白やクリームといった薄い色合いの被毛を持つ固体は、斜視が起こりやすいとも考えられています。糖尿病や尿路結石など、猫がかかりやすい病気にも注意しましょう。また、比較的寒がりなので、冬季は室温が28度程度になるよう調整してあげてください。

5.セイシェルワ・食べ物の注意点

良質なたんぱく質がメインの食事を与え、ミネラル分が適切にコントロールされたフードを選びましょう。マグネシウムやカリウムが多すぎると腎臓への負担がかかり、尿路結石を引き起こしやすくなります。水分もしっかりと摂れるよう、新鮮な水を用意しておきましょう。

また人間でも同じですが、一日に何度も好きなだけ食事をすると肥満の心配があります。決められた時間に定められた量の食事を与えるよう配慮してください。毛玉をおなかにためこまないよう、猫草などを与えるのも良いでしょう。



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UCHINOCO編集部

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