犬の毛は生え変わる!換毛期の仕組みとお手入れ

犬は季節によって毛が生え変わることがあります。生え変わりの時期になると、毛があちこちについたり、家の中は毛だらけになったりと大変な時期でもありますね。なぜ生え変わるのか?生え変わりのタイミングと、お手入れ方法を紹介します。 2018年06月21日作成

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犬の毛が抜けて抜けて大変!という時期ってありますよね?
抱っこすると服が毛だらけ、家の中は抜け毛がいっぱいで掃除が大変、と困ることもあるかと思います。そもそも、なぜ毛が生え変わるのか?その仕組みとタイミング、お手入れ方法を紹介します。

換毛期ってなに?

犬の毛は春と秋の2回生え変わります。この時期のことを「換毛期(かんもうき)」といいうます。

換毛期になると、犬はその季節に合った過ごしやすい毛に生え変わります。人間が衣替えをするように、犬も毛の衣替えをするのです。
春の換毛期では夏が過ごしやすいように、割と軽めの通気性のいい毛が生えてきます。秋の換毛期では冬が過ごしやすいように、もこもことした熱を逃がさない様な毛が生えてきます。

すべての犬に換毛期があるわけではなく、犬種によって毛の抜け方や量には違いがあります。また最近は、外飼いの犬に比べて、室内でエアコンや暖房によってに飼われている犬は快適に過ごせるためか、換毛期の時期があいまいだったり、換毛期がなかったりする場合もあるそうです。

換毛期のある犬種とない犬種

出典元:https://www.shutterstock.com/

犬の毛は、「アンダーコート」と呼ばれる下毛と、「オーバーコート」と呼ばれる上毛の二種類があり、アンダーコートとオーバーコートの二重構造の毛のことを「ダブルコート」と呼び、逆にオーバーコートのみの毛のことを「シングルコート」と呼びます。

換毛期に生え変わる毛は「アンダーコート」なので、換毛期があるのは「ダブルコート」の犬のみということになります。柴犬や、チワワ、ポメラニアン、ラブラドール、コーギーなど、ほとんどの犬が換毛期があります。
「シングルコート」の犬は、シーズー、マルチーズ、プードル、ヨークシャーテリア、などです。換毛期がないといっても、毛は日常的に生え変わるので、多少なりとも抜け毛はあります。

うまくお手入れをして快適に過ごそう

換毛期の時の抜け毛に悩む方も多いのではないでしょうか?
うまくお手入れをすれば、掃除の不安も軽くなり、犬の人も快適に過ごすことができます。それでは、いくつかお手入れ方法を紹介していきます。

まめにブラッシングをする

日常的にブラッシングをすることで、浮いてきた毛が落ちる前に、きれいに取ることができます。ブラッシングをするのとしないのでは、部屋に落ちる毛の量が全然違うので、やってみてはいかがでしょうか?
ブラッシングは抜け毛を取ってあげるだけでなく、程よい刺激を与えることで新陳代謝を促し、皮膚を健康にたもつ効果もあるそうです。

服を着せる

出典元:https://www.shutterstock.com/

犬が嫌がらないのであれば服を着せてあげることで、抜け毛が落ちることが少なくなります。換毛期に関わらず、日常的に毛が抜けやすいフレンチブルドッグや、ジャックラッセルテリアなど、短毛種にもお勧めです。

服を嫌がる事もあるので、無理をして着せるのではなく、少しずつ慣らしていく必要があります。また、夏場や梅雨の時期など蒸し暑い時期は、服を着ることで皮膚病になってしまう場合があります。着せっぱなしにするのではなく、こまめに脱がせて皮膚の状態をチェックしたり、清潔な服を着せるようにしましょう。

トリミングサロンに連れていく

最近では、換毛期にトリミングサロンでブラッシングをしてもらい、抜け毛を全部取ってもらう犬が増えました。自宅では時間がなく難しい場合は、プロに任せてみるのもいいかもしれません。

また、サマーカット(毛を短く刈ること)をするのも、お手入れがしやすくなりいいかもしれませんね。
しかしサマーカットをしたことによって、毛質や毛色が変わったり、新し毛が生えるのに時間がかかったりする場合もあるので、トリマーさんとよく相談してから行うのがよさそうです。

犬の体の仕組みを理解し、より快適に過ごせるように工夫していくことも必要になってきます。犬も人も一緒に健康で快適に暮らしていけるのが幸せだと思いますので、ぜひ色々試してみてくださいね。

著者情報

UCHINOCO編集部

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