猫の種類によってこれだけ性格が違う、猫の飼い方の基礎の基礎

猫の性格は種類によって様々ですが、人間から見て飼いやすい品種にどのようなものがあるのか、様々な観点からリサーチしてみました。あなたのお気に入りはどれですか？

日ごろ見慣れている猫ですが性格は大変多彩で、一口で言い表すのはなかなか困難です。兄弟であっても一匹一匹違う個性を持っている点は、人間と一緒です。一般に孤独を好みマイペースと言われますが、必ずしもそうとも言い切れません。専門家の多くは毛色や柄で分類する方法を提示していますが、ほんとに柄や色で性格がきまるのだろうかと、疑問に思う人のために性格別に猫種を陳列してみました。

比較的優しく人なつっこいと言われている猫にはエキゾチックショートヘヤ・スコティッシュフォールド・メインクイーン・オシキャット・メスの三毛、おとなしめの猫にはエキゾチックショートヘヤ・スコティッシュフォールド・ペルシア・ラグドール・ロシアンブルー・ヒマラヤンといった具合になりますが、毛色や柄との関連性を明確には見つけられません。

猫に限らず飼い主がどれだけ愛情を注いでいるか、育った環境によっても性格が変わってきます。飼い主が愛猫の特徴をしっかり理解して気持ちによりそってあげる事が重要ではないでしょうか。

最初はおとなしく人になつきやすい猫から始めた方が、飼い主としての自信もつきますし生活を楽しめるのはむろんです。上記のようにおとなしめの猫は多々ありますから、相性が良ければいつからでも同居できます。昨今かわいらしさで日本でも人気が高まっているラグドールなどは、だっこされるのが大好きで人間の子どもともすぐ仲良しになります。

ラグドールの意味がぬいぐるみである事からも、おとなしくて優しい猫である事がわかります。複数の種類の交配を繰り返す事でそれぞれの良さを身に付けていった歴史があり、長毛種の大型に通常分類されますが一般的には6kgから7kg程度まで時間をかけてゆっくり成長しますから、日本猫を一回り大きくした程度の大きさになります。

生涯1人の飼い主にしかなつかないのも特徴の1つですから、必ず最後まで飼い続ける覚悟のある人におすすめですが、やむをえずだれかに譲渡しなければいけない時は、しっかり心のケアまでしてあげてください。

甘えん坊でかわいい猫の代表格アメリカンショートヘアはなつきやすく飼いやすい事で人気があります。元々の原産はイギリスですがメイフラワー号に乗って、アメリカに渡りそのまま定着した歴史があります。日本ではグレーの縞模様一般的ですが他にも多彩な色のバリエーションを持っています。もともとネズミの捕獲用に飼われていたものですから、狩りは大好きですし運動量も多く活発で明るく元気です。

陽気で遊び好き、明るく賢く誰とでも仲良くなれるのもアメリカンショートヘアの魅力です。警戒心が強く飼い主以外の人間には慎重ですし、自立心も旺盛でべたべたさわれる事は好みません。短毛種で堅い羽毛に包まれていますが季節の変わり目くらいはブラッシングしてあげると、毛玉を予防できます。

純血種の代表格シャムは古くから日本に根付いていた事もあって、日本ネコの次に日本人には馴染み深い品種です。原産はタイで日本に入ってきたのは明治初期になります。気位が高く繊細かつマイペースで感情豊かな性質を併せ持っています。簡単には人になびかない気むずかしさがある一方で、心赦した人間には甘えん坊でいたずら好きです。

スマートで上品な出で立ちにすっと伸びた長い手足、透明感のある深い青色の目が特徴です。かつてタイの王国では王族や貴族など上層階級からの寵愛を受けていた事もあります。繁殖力がバツグンにいいので去勢や避妊手術はしっかりしておいた方が無難です。

各品種で違う性質や特徴を持つと言われるネコは、人間がきちんと愛情を注いであげれば答えてくれます。ネコ関連のサイトをのぞくと共通の性格についての定義が書かれているものもありますが、基本的には生活環境や飼い主の接し方あるいは、優性遺伝などの影響もうけますので、断定的な事は言えません。なによりも飼い主の接し方が重要と覚えておきましょう。