一人暮らしでも犬は飼える?犬を飼う際の心構えや注意点を解説

犬は毎日の食事や散歩のほか、さまざまなお世話をしなければなりません。
そのため、一人暮らしの人は「きちんとお世話ができるか不安……」と、犬を飼うことを躊躇してしまうこともあるでしょう。
この記事では、一人暮らしでも犬は飼えるかどうかや、心構え、注意点について解説します。 2023年10月30日作成

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一人暮らしでも犬は飼える?

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まずは本題である、一人暮らしでも犬を飼うことはできるのかについて解説します。
併せて、一人暮らしで犬を飼う際の条件についても見てみましょう。

一人暮らしでも犬を飼うことはできる

結論から言うと、一人暮らしでも犬を飼うことはできます。
しかし、数人の家族で犬を飼うのとは異なり、一人暮らしで犬を飼うのはとても大変です。
なぜなら、犬を飼った時点で犬の一生を預かったことと同等になるからです。
当然ながら自由に遊びに行くことはできなくなりますし、犬のことを第一に考えて行動をしなければならなくなります。

また、毎日の食事や散歩もしなくてはならないため、出張があったり残業が多かったりする仕事であれば、犬を飼うことは不可能でしょう。

一人暮らしで犬を飼う際の条件とは?

一人暮らしで犬を飼う際の条件としては、さまざまなものが挙げられます。
先述したように、犬のことを第一に考える生活に切り替えることは最優先です。
友人との約束があったとしても、犬が体調不良になったら友人との予定をキャンセルして動物病院へ連れて行かなければなりませんし、恋人との旅行なども犬を同伴でなければいけなくなります。

また、金銭面でも多少は負担がかかるでしょう。
犬用ベッドやリード、首輪などの消耗品や、年に一度のワクチン接種など定期的に出費があります。
犬を飼うことは犬の命を預かるということなので、絶対に衝動買いのように飼ってはいけません。

ペット可の物件に住む必要がある

単身用の物件は、ペットの飼育が認められていない場合もあります。
ペット不可の物件で犬を飼ってしまうと強制退去になる可能性もあるため、一人暮らしで犬を飼いたいのであれば必ずペット可の物件に住まなければなりません。

一人暮らしで犬を飼う際の心構えを確認!

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一人暮らしで犬を飼うことは、簡単ではありません。
次に、一人暮らしで犬を飼う際の心構えについてご説明します。

犬の一生の面倒を見る

犬は、平均すると12~15年ほどで寿命を迎えます。
そのため、一人暮らしの飼い主が25歳の時に犬を飼うと、犬が寿命を迎える頃には飼い主の年齢も40歳近くになっているということです。
40歳にもなると、結婚をしていたり子どもがいたり、生活環境が大きく変わる人も少なくありません。
生活環境が変わった時に、「妻が犬アレルギーだから」などの理由で犬の飼育を放棄することは当然ながらできませんし、飼い主としては犬の一生を全うさせる義務があるため、結婚をしようが転勤をしようが犬のことを最優先に考える必要があります。

留守番ができるようにしつけをする

一人暮らしの人の多くは、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいます。
集合住宅では、犬の鳴き声は想像以上に響くものです。
特に飼い主の留守中は、犬が不安な気持ちから無駄吠えをしてしまうことがあります。
犬の鳴き声が原因で近隣住人とのトラブルに発展する可能性があるため、きちんとひとりで留守番ができるように犬をしつけする必要があるでしょう。
また、階段やエレベーターなどで犬がほかの人に迷惑をかけないように、引っ張り癖や噛み癖などのしつけもしておかなければなりません。

犬を飼うのはけっこう大変

犬をはじめて飼う人であれば、犬を飼うことは意外に大変だということを知っておかなければなりません。
当然ながら、可愛がるだけでは犬を飼うことはできません。
毎日の食事や散歩はもちろん、シャンプーやブラッシング、爪切りなどのお手入れ、トイレや無駄吠えのしつけなど、犬を飼う上でやらなければいけないことはたくさんあります。

一人暮らしで犬を飼う際の注意点

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最後に、一人暮らしで犬を飼う際の注意点をご紹介します。
これらの注意点を必ず守り、犬が安心して過ごせるようにしましょう。

留守番中の誤飲

一人暮らしをしているのであれば、犬を留守番させる機会は多くなるはずです。
そこで気を付けたいことが、飼い主の留守中の犬の誤飲です。
飼い主にとっては何気ないものであっても、犬にとってはおもちゃになってしまうこともあります。
特に電源コードや靴下など、犬が咥えやすいものは手の届かない場所に置かなければなりません。

衛生面

犬を飼っていると、抜け毛が床に散らばります。
そのため、こまめに掃除をしなければ衛生上良くありません。
また、部屋にあるホコリなどを処理しなければ、犬の体調不良の原因にもなります。
これは一人暮らしに限った話ではありませんが、そこまで広くない部屋で犬を飼うのであれば、空気清浄機を設置するなど衛生面に配慮して生活をする必要もあるでしょう。

十分な運動時間を確保する

犬の毎日の楽しみは、食事と散歩です。
特に一人暮らしの場合は、飼い主と接する時間が短いため、散歩の時間がとても大切になります。
また、留守番をしている時間が長ければ、犬のストレスにもなるでしょう。
そのため、毎日の犬の散歩は欠かさずに行わなければなりません。
散歩の適正時間や距離は犬種によって異なりますが、毎日十分に疲れるくらい運動をさせることで、運動不足はもちろんストレスも溜まりにくくなります。

一人暮らしで犬を飼うのは楽じゃない

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一人暮らしで犬を飼うのは、可能ではありますがかなり大変です。
まずは、何をするにも犬のことを最優先で考えなければならないようになります。
また、犬の一生を預かるという責任感も必要です。
ほかにも金銭面などの現実的な問題や、毎日の散歩やしつけなど、近隣住人とのトラブルを避けるために行わなければならないことも多いでしょう。
しかし、犬にはそれらの大変だと言われることを踏まえても、犬といっしょに過ごすかけがえのない時間は、何にも代えがたいものです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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