犬が体調不良の時にみせるサインとは?対処方法も解説

愛犬の様子がいつもと違う時は、体調不良を疑う必要があります。
犬が体調不良の時にみせるサインは、どのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、犬が体調不良の時にみせるサインや原因、対処方法について解説します。 2023年09月15日作成

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犬が体調不良の時にみせるサイン

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まずは、犬が体調不良の時にみせるサインについて解説します。
愛犬がこれらの行動や仕草をみせた時には、体調不良を疑いましょう。

食欲不振

犬が体調不良の時のわかりやすいサインは、食欲不振です。
いつもは喜んで食事をしている犬が食べようとしないのは、必ず何らかの原因があります。
また、犬が大好きなおやつにも反応しないとなると、飼い主としては心配になってしまうでしょう。

元気がなくぐったりとしている

犬は、多少の体調不良であれば食欲もありますし、元気に走り回りもします。
しかし、元気がなくぐったりとしているのであれば、体調不良だと考えて間違いないでしょう。
また、大好きな散歩にも興味を示さないとなると、犬の身体に異変が起こっているということになります。

散歩中に歩こうとしない

いつもは散歩で意気揚々と歩いている犬が積極的に歩こうとしない場合は、体調不良が疑う必要があります。
また、犬が歩いている途中に立ち止まってしまう時も、体調不良の可能性があります。

ぶるぶると震える

犬が小刻みに震える時も、体調不良のサインです。
人間でも、高熱などで体調不良の時にぶるぶると震えてしまうことがあるでしょう。
ただし、身体の震えは高熱だけではありません。
病気や身体の痛みなど、場合によっては重篤な症状であるため、早めに対処しなければならないでしょう。

異常に甘える・攻撃的になる

犬が体調不良の時は、いつも以上に甘えたり攻撃的になったりします。
普段から愛犬と過ごしている人であれば、犬の異常な甘え方にすぐに気が付くでしょう。
また、温厚な犬が歯を剥き出しにして威嚇をしてくるなど、いつもと違う行動をとるようになることもあります。
飼い主としては困惑してしまいますが、犬からの「辛すぎるから甘えたい」、「早く異変に気が付いてほしい」というメッセージなのでしょう。

犬の体調不良の原因

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飼い主として心当たりがなくても、犬の体調不良には何か原因があるでしょう。
次に、犬の体調不良の原因をご説明します。

ストレス

犬は、ストレスを感じて体調不良になっている可能性があります。
特に、引っ越しなどで生活環境が大きく変化した時は、強いストレスとなるでしょう。
これは人間も同様で、就職や進学、引っ越しなどで生活環境の変化があると、生活のリズムを取り戻すまでに時間がかかるものです。
人間と犬が異なるのは、人間は事前に生活環境が変化することをわかっているという点でしょう。
犬にとっては、急に引っ越しなどで慣れ親しんだ場所から離れることになるため、大きなストレスを抱えてしまうのです。

老化

当然ながら、犬は年齢を重ねることで徐々に身体の機能が落ちていきます。
老化はどんな動物でもありますが、犬も老化により食が細くなったり運動能力が低くなったりするでしょう。
愛犬の老化に気が付かずに、飼い主が体調不良だと勘違いしていることもあるはずです。
しかし、シニア犬になると身体のさまざまな場所に異変が起こっていくため、体調の変化には敏感に反応する必要があります。

病気・怪我

犬の体調不良の原因は、病気が原因の可能性も考えられます。
身体のどこかの病気が原因で、食欲がなかったり嘔吐や下痢がみられたりするのでしょう。
また、犬が散歩中に立ち止まってしまう時は、肉球の怪我などで痛みを感じているのかもしれません。
犬の病気や怪我を放置しておくと重症化することも考えられるため、早急に対処しましょう。
特に暑い時期は熱中症のリスクもあることから、気を付けなければなりません。

犬が体調不良のサインをみせた際の対処方法

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最後に、犬が体調不良のサインをみせた際の対処方法をご紹介します。
正しい対処をして、愛犬に元気を取り戻してもらいましょう。

動物病院へ連れて行く

犬に何らかの異変がみられた時は、動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
獣医師に診せることで、犬の体調不良の原因をある程度は特定できるでしょう。
また、熱中症などで犬がぐったりとしている場合は、早急に対処しなければなりません。
濡れタオルなどで犬の身体を冷やすなどの応急処置をしつつ、動物病院へ連れて行きましょう。

しばらく様子を見る

引っ越しなどで生活環境の変化が体調不良だと考えられる場合は、しばらく様子を見ても良いでしょう。
なぜなら、生活環境の変化によるストレスは時間が解決してくれるからです。
引っ越し先の気候や部屋の家具など、新しい生活環境に慣れてくれば犬も自然と体調が戻ってくるでしょう。
ですが、犬が安心できるように飼い主が頻繁に声をかけたり遊んであげたりすることも、当然ながら大切なことといえます。
また、運動後などで一時的に犬が疲れているような時でも、しばらく様子を見て問題はありません。

早急に動物病院へ連れて行ったほうが良い時

犬を早急に動物病院へ連れて行ったほうが良いのは、激しい嘔吐や飼い主からの呼びかけに反応できない時です。
また、呼吸が早かったり身体に熱がこもっていたりする時も、早急な対処が必要になります。
早急に獣医師に診せなければいけない時は、明らかに犬に異変がみられるため、長い間いっしょに生活している飼い主であればすぐに判断できるはずです。

犬の体調不良のサインを見極めよう

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犬の体調不良の原因はさまざまですが、主にストレスや病気でしょう。
また、場合によっては散歩中に何かを踏んでしまったことによる怪我なども挙げられます。
飼い主としてできることは、愛犬の異変にいち早く気が付いてあげることです。
ぐったりとしていたり食欲がなかったり、犬は体調不良のサインを出してくれるでしょう。
サインを見極めて、正しい対処をすることが大切です。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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