うさぎは、外でのお散歩は必要?また、お散歩の注意点は?

うさぎを飼っている人の中で、部屋の中で遊ばせることを「へやんぽ」、野外での散歩を「うさんぽ」と呼んでいます。
では、「うさんぽ」は必要なのか。また「うさんぽ」をするときに注意点は何かをまとめてみました。 2018年12月23日作成

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1.「うさんぽ」は必要?

本来、野生のうさぎは、エサを食べるとき以外は巣穴でじっとしています。
うさぎというと、草原を走り回っているイメージを持つ人もいるかも知れませんが、カイウサギは元々アナウサギですので、巣穴でじっとしていることが多いのです。
野生のうさぎが草原にいると、きつねや鷹に襲われます。ですから、あまり外に「うさんぽ」に連れて行く必要はないのです。

2.「へやんぽ」の注意点

1日1回は、「へやんぽ」をさせてあげましょう。
ずーっとケージ中に入れられているとうさぎも運動不足になり、ストレスが貯まります。
毎日1時間程度「へやんぽ」をさせてあげてください。
しかし、床がフローリングであると、うさぎも滑ってしまいます。カーペットをしいたり、畳の部屋で「へやんぽ」をさせたりしてあげましょう。
また、うさぎは物を噛むくせがあるので噛まれたら困るものは隠したり、カバーをしたりしましょう。
特に、電源コードを噛んでしまうと、感電しています。コードカバーをしたり、コードを家具で隠したりするようにしましょう。

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3.「うさんぽ」をするメリット・デメリットは?

では、「うさんぽ」をするメリット・デメリットは何でしょうか?

メリット

① 運動不足の解消

「へやんぽ」だけでは、運動不足になることがあります。時々、「うさんぽ」で運動不足の解消をしてもいいでしょう。

② ストレスの発散

「うさんぽ」に連れて行く一つの理由は、ストレスの発散です。広い草むらなどで走り回るとうさぎにとってもストレスの発散になります。

③ 社交性を身につける

外で「うさんぽ」をすると、飼い主さん以外の人にあったり、他の動物にあったりすることになります。
そうすることで他の動物や人を知り、社交性がでてきます。
他の人や動物に慣れさせておくと、動物病院に行ったときなど、ストレスを感じることが減ると思います。

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デメリット

① 長時間日光にあたると斜頸になる

うさぎは、本来穴ぐらしをしている動物です。
長時間、日光に当たると斜頸になることがあります。長時間の「うさんぽ」は避けましょう。

② 拾い食いをしてしまう

公園の広場などに行くと、うさぎの好きな草がいっぱいあります。
公園の草や木のみを食べてしまうことがありますが、中には有毒なものもあります。
また、公園の草むらは、手入れのため農薬がまかれていることも多いので、草などを食べさせないようにしましょう。

③ ノミやダニがつくことがある

草むらにうさぎが入るとノミやダニがつくことがあります。ノミやダニがつくと、痒がったり、毛が抜けたりすることがあります。
草むらに入れることは避けたほうがいいでしょう。

4.「うさんぽ」デビューの時期と準備するものは

では、「うさんぽ」をさせるなら、いくつになってからがいいでしょうか。また、事前の準備などは何が必要でしょうか。

① 「うさんぽ」デビューは、生後5ヶ月を過ぎてから

一般的に、「うさんぽ」をさせていいのは、生後5~6ヶ月頃と言われています。
体つきがしっかりしてから「うさんぽ」デビューをするようにしましょう。

② キャリーケース・ハーネス・リードに慣らしておく

「うさんぽ」デビューする前に、「へやんぽ」の段階で、移動に利用するキャリーケースやハーネス・リードに慣らしておく必要があります。
キャリーケースやハーネス・リードは、ペットショップで販売られていますし、ネットショッピングなどでも購入できます。
ハーネス・リードは、小型の犬用のものでもいいですが、うさぎ専用のものも販売されているので、うさぎ専用のものを購入されることをオススメします。

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③ エサと水を用意する

いよいよ「うさんぽ」に行くときですが、拾い食いを避けるためにも、エサやおやつを準備しましょう。
また、遊んでいるとうさぎも喉が渇きます。必ずきれいな水を給水器に入れて用意しましょう。

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④ ブラシとタオル

「うさんぽ」をすると、どうしてもうさぎの体が汚れてしまいます。
家に帰る前に、ブラッシングをし、体を綺麗なタオルでよく拭いてあげましょう。
ブラッシングをすることでノミやダニを取り除くことも出来ます。

5.最後に

基本うさぎは「へやんぽ」で十分です。
どうしても「うさんぽ」をされたいなら、うさぎにストレスを与えず、危険を避けて「うさんぽ」をさせるようにしましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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