雄犬にはいつ去勢をさせる?最適な時期や費用相場は?

雄犬の飼い主さんにとっては気になる、去勢手術をどの時期にするかということについて。またメリットデメリットや費用相場などについても、説明しています。 2018年11月19日作成

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雄犬を飼うと気になるのは、去勢手術をいつ受けさせるかということです。愛犬にとって最適な時期がいつかということは、必ず知っておきたい重要なところですね。

雄犬に去勢手術の必要性や、受けさせるに良い時期、 費用相場などを知った上で計画を立てていきましょう。

TOPIC 01

雄犬の去勢が必要になる時期はいつ頃から?

雄犬の体が成熟するのは、小型犬か大型犬か、個体差などもありますが、生後8カ月から10カ月頃です。雄犬としての器官が成熟し、生殖機能を有するようになります。

雄犬には雌犬のように1年に2度という決まった発情期はなく、周年発情するようになります。

TOPIC 02

雄犬の去勢は何カ月、もしくは何歳で受けさせる?

出典元:https://www.shutterstock.com/

雄犬が発情するのは自然なことだと考える人も多いのですが、発情したままで交尾ができない雄犬には、かなりのストレスがかかります。

交尾をさせて子どもをつくるという目的がないようでしたら、去勢させたほうがいいでしょう。

麻酔をかける必要がありますので、幼すぎたり、高齢だと負担も大きくなります。去勢を行う時期は、生後6カ月から1歳頃を推奨します。

TOPIC 03

雄犬を去勢するメリットとデメリットは?

雄犬を去勢することには、発情させないという目的があります。去勢手術を受けることで、雄犬やその飼い主さんにとってメリットが多い一方、デメリットもあります。

去勢のメリット 雄犬特有の病気を予防できる

性ホルモンに関連して起こる病気にかかりにくくなるということがあげられます。性ホルモンに関連して起こる病気として、前立腺肥大、肛門周囲腺系の腫瘍などがあります。また、精巣を取り除くので、精巣腫瘍の発生リスクがなくなります。

去勢のメリット 問題行動を抑制できる

雄犬同士の縄張り意識からケンカに発展することがありますが、去勢をすることによって性格が穏やかになる可能性があります。

去勢のデメリット 手術時の麻酔リスクが心配

去勢をするには、麻酔が必要です。麻酔は十分に検査を行っても100パーセント安全と言い切ることができないものです。正常な雄犬であれば雌犬の避妊手術のような開腹手術ではなく、精巣近くの皮膚を切開して行うため、麻酔の時間は少なくて済みます。

老齢、肥満、短頭種など、麻酔リスクをあげる要因になります。獣医師とよく相談の上、去勢手術を行うか決めるようにしましょう。

去勢のデメリット 肥満になりやすくなる

去勢をすると、食欲が増すことが多いです。

術後は去勢済み雄犬用にカロリー調整されたフードを与えるようにし、適度な運動を心がけましょう。

TOPIC 04

去勢にかかる費用相場はどれぐらい?

去勢手術にかかる費用は、病院によって差がありますが、相場としては15,000円から30,000円と考えておいてください。

場合によっては追加で検査、処置、投薬が必要なこともあり、それらの費用が生じます。

TOPIC 05

去勢をする時期は医師と相談しながら発情を繰り返さないうちに

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雄犬は性成熟すると発情するようになり、それが満たされない限りストレスを溜めこみ続けます。また、それに伴う飼い主さんが感じるストレスも無視できません。去勢により発生リスクを下げられる病気もあるため、去勢のメリットは大きいと考えられます。麻酔のリスクも十分考慮する必要がありますが、愛犬との生活をよりよくするためにも去勢についてしっかり検討しましょう。

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UCHINOCO編集部

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