犬に留守番をさせても平気なの?上手に留守番させる方法や訓練の仕方

犬に留守番させるのが心配な方も多いでしょう。留守番している愛犬に良い子でいてもらうために、不安を軽減するテクニックを紹介します。 2018年02月26日作成

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一人暮らしは寂しいからと犬を飼い始める方もいますが、留守番を覚えさせるのは大変です。そもそも留守番させても良いのか、また留守番させる際の注意点を覚えましょう。

1.犬の留守番は大丈夫?

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犬はもともと群れ社会で生活してきた動物なので、ご主人さまがいない状況は不安になります。絶対にダメ、というわけではありませんが、ストレスをかけている事実は理解しておきましょう。

不安な気持ちを和らげるために、大きな声で吠えたりドアを引っ掻いたりして、いろいろなイタズラをしてしまうかもしれません。しかし、イタズラというつもりはなくて、パニックになった結果としての行動という子もいるため、無理にしかるのはよくないでしょう。

留守番可能な時間について一概には言い切れませんが、食事やお手洗いのお掃除もあります。12時間を上限にして、短い時間の留守番から徐々に慣れさせていきましょう。強いストレスが引き金になって分離不安症を起こすと、飼い主さんに「べったり」状態になりかねません。留守にすれば家中をぐちゃぐちゃにして、手が付けられないくなる子もいますから注意してください。

2.上手に留守番させる方法

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負担をかけることは分かっていても、どうしても留守番してもらわなくてはいけない状況はあります。安心して過ごせる環境を整えるため、以下のような工夫をしましょう。

・十分な水を置いておく
・留守番する時だけおもちゃ、おやつをあげて「ご褒美がもらえる」ということを教える
・エアコンを活用して部屋が暑すぎたり寒すぎたりしないように調整する
・キッチンなど危ない空間に入らないようにゲージを使う

飼い主さんがいなくても「ここが自分の居場所」「必ず戻ってくる」という自信がつけば、行動も変わってきます。まずは、どうしてあげたら留守にしている時間がストレスにならないか考えて、問題と思われる箇所を改善することから始めてみましょう。

3.留守番に慣れてもらうために

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飼い主さんが一緒にいる時にできるトレーニングとして、以下の3ステップを見て実践してみましょう。

ステップ1 同じ空間に居る時もサークルに入れる

飼い主さんへの過剰な依存心があると、留守番が苦手になってしまいます。テレビを見たり読書をしたりして近くにいる状況でもサークルの中にあえて入れて、かまってほしいアピールをしてきても無視し続ける方法を試してみましょう。愛犬のほうを見たり話しかけたりする頻度も、できる限り少なくします。

ステップ2 サークルに入れたまま別の部屋に行く

おやつ、おもちゃなどを与えて、犬から見えない場所へと移動します。「バイバイ」「良い子でいてね」といった声掛けは行わず、さりげなく離れていくところがポイントです。何回か繰り返すと「飼い主さんがいなくなる時には、良いことがある」と認知して、静かに我慢できるようになってきます。

ステップ3 静かに部屋へと戻る

離れた場所から犬の近くに帰ってきて、また無反応を繰り返します。おもちゃを与えている場合は、この時点で取り上げましょう。「ただいま」「寂しかったね」など声をかけると逆効果なので、そっけなく接してください。

ステップ1〜3を繰り返して、飼い主さんへの依存心を解くとともに留守番に慣れさせるのがねらいです。時間がある休日などに練習すると良いでしょう。

4.アプリを活用

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留守の間にどんな様子で過ごしているか気になるようなら、観察できるアプリを活用するのも手です。犬が移動した時に一緒に追いかけてくれるタイプ、話し掛けることができるタイプなど、いろいろなアプリがあります。3時間を過ぎると落ち着きがなくなってくる、出掛けてすぐに不安が強くなってしまうなど、傾向を探るためにも便利です。

5.犬にとって留守番はストレスだと理解しておこう

基本的なしつけはするにしても、留守番が飼い犬にとってストレスである状況は変わりません。賢い動物だからこそ人間と同じような感情があって、過剰にストレスがかかる状況は避けたいものです。都合が良いようには動いてはくれないことを理解したうえで、適切な対策を考えてみましょう。

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UCHINOCO編集部

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