用途別!猫のキャリーバッグの種類と選び方

猫のキャリーバッグは、1つは持っておきたいアイテム。ここでは、キャリーバッグの種類と選び方、用途別のおすすめについて紹介します。 2020年11月28日作成

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猫用キャリーバッグを選ぶ時は

滅多に外出する機会のない猫にとっては、キャリーバッグの必要性を感じていない飼い主さんがとても多いです。しかし、キャリーバッグは1つは持っておきたいアイテム。その必要性は突然やってくることもあります。

インターネットショップやホームセンター等で目にするキャリーバッグの種類や形は様々ですが、実は目的や移動手段によって快適に使えるかどうかが変わってきます。キャリーバッグはとりあえず1つあれば良い、キャリーバッグはどれも同じでしょ?と思っている方は、購入前に今回ご紹介する内容をぜひ読んでいただきたいです。

ここでは、猫のキャリーバッグの種類や特徴、選ぶ際のポイントについてご紹介します。

猫用キャリーバッグが必要になる時は…?

猫用キャリーバッグ(キャリーケージ、キャリーケース)が必要になるシチュエーションを想像してみましょう。

・受診
・おでかけ
・帰省や旅行
・引っ越し
・災害時の避難

まず、多くの猫が必要になるとすれば、動物病院への受診時ですね。また、飼い主さんの旅行や帰省に一緒についていく場合は、その必要性を感じやすいかもしれません。あと、忘れてはならないのが災害時の避難です。日本は豪雨災害や地震など、今や毎年のように避難指示が出る地域も珍しくありません。万が一の時のために、猫の安全を守る上でキャリーバッグは必要不可欠なものとなります。

猫用キャリーバッグの種類と特徴

それでは、猫のキャリーバッグの種類や特徴について見てみましょう。
まず、キャリーバッグはソフトタイプとハードタイプの2種類に分けることができます。

ソフトタイプ

飼い主さんが自分のバッグのように肩にさげたり腕にかけたり、背負ったりして持ち運びできます。
ショルダーバッグやトートバッグ、リュックサックのように持ち運べる点が特徴です。軽く、コンパクトに折り畳めるため、保管時には場所をとりません。
多くが厚手で丈夫な布でできていますが、持ち運び時には動物の体が不安定になりやすい、掃除がしにくい、耐久性がやや劣るなどのデメリットもあります。

ハードタイプ

プラスチック等の固い素材でできており、がっちりとした印象です。
バッグそのものの形がソフトタイプのように変わることがないため、動物にとっては安定感があり、ハウスとしての安全性も高いです。素材の特性上、丸洗いや水拭きがしやすく衛生面も保ちやすい点がメリットと言えるでしょう。一方で、やや重量がありコンパクトに収納するのは難しいため保管場所の確保が必要です。

このタイプは、キャリーケース、キャリーケージなどと呼ばれるものもあり、頑丈で長持ちすることや、猫が落ち着きやすい安定性が大きなメリットと言えるでしょう。

用途別!おすすめの猫用キャリーバッグとは

猫用キャリーバッグを購入する時には、目的に応じて適切なものを選びましょう。

通院がメインの場合

外出する頻度はとても少なく、ほぼ通院時のみという場合は、上部が大きく開くタイプがおすすめです。病院という、慣れない環境で人に囲まれるというシチュエーションは、猫にとってはとても怖いことかもしれません。そのため、キャリーバッグから出ることを恐れる猫も多いです。上部がしっかりと開くタイプなら、キャリーバッグから出さなくてもある程度診察も可能。猫を移動させるストレスを最小限にできます。

旅行や帰省の機会が多い場合

徒歩での移動が多い場合は、ショルダータイプやリュックタイプのものが飼い主さんの負担を減らす上で役立ちます。自動車移動が中心なら、シートベルトに固定できるものを選びましょう。宿泊先で落ち着ける空間を確保するために、猫が自ら出入りできるような形がしっかりしているものもおすすめです。

猫用キャリーバッグを選ぶ際のポイント、注意点

猫用キャリーバッグは用途に適したものを選ぶだけでなく、猫が快適に過ごせるかどうかも重要です。
どのタイプのキャリーバッグを選ぶとしても、以下のポイントをチェックされることをおすすめします。

大きさはどのくらい?

大きすぎても小さすぎても落ち着かない空間となってしまいます。目安としては、「伏せ」の姿勢をして少しだけゆとりがあり、且つ、中で猫が方向転換ができる大きさが適しています。特に子猫の場合は、どんどん体が大きくなっていくため、適当なサイズがどうか確認しましょう。

通気性はどうか

特にソフトケースの場合、通気性が確保できているかどうかチェックが必要です。長時間の移動などで使用する際は、時おり様子を確認できるようにメッシュの窓が付いているものがおすすめです。

飛び出し防止策はどうか

ソフトケースの場合、ファスナーを猫が開けて飛び出してしまうケースもあるようです。猫自身が開けることができなくても、ソフトケースは使っているうちにファスナー等がゆるくなりがちです。そんな時に脱走を防ぐために、飛び出し防止のリードが付いていると少し安心ですね。

おすすめのキャリーバッグ4選

アイリス メッシュペットキャリー

猫用キャリーと聞いて、多くの方が想像するオーソドックスなタイプではないでしょうか。小物入れがついていたり、蓋が半透明でいつでも猫の様子が確認しやすかったりと、使い勝手が良いのが特徴です。ハードケースですがとても軽いのも嬉しいですね。持ち運びに便利な、ショルダー紐つきです。


アイリス メッシュペットキャリー

アイリス ペットハウス&キャリー

外出時だけではなく、普段は室内でハウスとして使うこともできます。前面の扉が上部のフタ部分に収納できるようになっており、ハウスとして使う場合は扉を収納したままにしておきます。シートベルト固定パーツがついており、車での移動も安心。給水ボトル装着穴もとても便利です。


アイリス ペットハウス&キャリー

nekosekai リュックサックキャリー

リュックサック型のキャリーバッグです。背中の部分の曲線や胸元のバックルの固定により、背負った時の体の負担を軽減してくれます。底部には特別な素材が使われており、猫の体重で形が変わることはありません。窓ジッパーは安全ロック式となっており、猫が勝手に開けてしまう心配もありません。


nekosekai リュックサックキャリー

猫キャリーバッグ トートタイプ

一見、猫が入っているとは思えない大きめのトートバッグです。側面部や上部から内部様子を見ることができます。使わない時はマチの部分も畳めてコンパクトになるため、使用頻度がとても低い場合におすすめです。


猫キャリーバッグ トートタイプ

猫用キャリーバッグは目的に応じて

ここでは、猫用キャリーバッグの種類や特徴、選ぶ際のポイントをご紹介しました。
外出は、猫にとっては大きなストレスとなります。できるだけ猫が快適にそして安全に過ごせるような、目的に合ったキャリーバッグを選びましょう。
飼い主さんの負担が軽減できるよう工夫されたものも多いので、長時間の移動などを伴う際は慎重に選ばれることをおすすめします。

参考サイト

キャットランド (参照日2020-10-26)
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/314104/
https://item.rakuten.co.jp/cat-land/226404/

nekosekai 楽天市場店 (参照日2020-10-26)
https://item.rakuten.co.jp/necosekai/dsk-cs03-301lc/

Four Piece (参照日2020-10-26)
https://item.rakuten.co.jp/four-piece/4589672880258/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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