ワクチンで愛猫の健康を守る!猫のワクチンの種類と必要性

猫と暮らすにあたり、知っておきたいのがワクチンの必要性です。室内飼いの猫でもワクチンの必要性はあるの?ワクチンの種類と頻度は?など気になる点をまとめました! 2020年09月06日作成

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室内猫でもワクチンは必要?

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決して外出させず、家の中だけで生活する猫であれば、ワクチンを打つ必要なんてないのでは?と考える飼い主さんがとても多いようです。しかし、結論から言うと、ワクチンは完全室内飼いの猫であっても必要だと言われています。

なぜ、室内飼いの猫にもワクチンが必要なのでしょうか。それは、室内であっても感染症にかかるリスクがゼロとは限らないからです。飼い主やお客さんが外から感染源を持ち込んだり、うっかり猫が外に出てしまったりした時など、いつどこで感染源に触れるかわからないものです。

犬の場合、狂犬病予防法で義務づけられているため、狂犬病ワクチンを接種しなければなりません。しかし、猫のワクチンは、法律で決められているものではなく、飼い主さんによっては必要なしと判断する人も少なからずいるでしょう。

ただ、ワクチンを打っておくことで、感染症にかかるリスクを減らしたり、たとえ感染症にかかっても症状が軽く済むようにしたりする効果が期待できます。副作用がゼロではないものの、多くの場合、猫の健康を守る上で役立つことは確かです。

ワクチンの役割

猫も人間も、ウイルスが体内に入った時に撃退しようと働きます。ワクチンは、毒性を弱めたりなくしたりした細菌やウイルス等の病原体ですが、事前に体内に入れておきその病原体への耐性を作っておくことを目的に接種します。こうすることで、いざ病原体が体内に入った時に素早い対処ができ、耐性もあることから症状を軽くすることが期待できます。

病原体には様々なものがありますが、特にウイルスに関しては薬を使って撃退することができないと言われています。ウイルスは、ワクチンによる抗体でしか殺すことができないため、まさにワクチンの必要性を感じますよね。

もちろん、ワクチンを接種したからといって、感染症に全くかからないというわけではありません。しかし、ワクチンを接種しておくと症状が軽くて済むため、万が一のことを考えると接種しておいた方が安心なのではないでしょうか。

猫のワクチンの種類

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猫のワクチンは、全部で7種類の感染症に対応できるよう開発されています。この中で、いくつかの感染症に対応するものを混ぜた「混合ワクチン」と、特定の1つに対応する「単体ワクチン」の2種類があります。

混合ワクチンとは?

混合ワクチンは、猫を飼っている方なら聞いたこともあるのではないでしょうか。猫がかかりやすい感染症のワクチンを複数組み合わせてできています。3種・4種・5種・7種の計4種類があり、特に3種混合ワクチンは有名。コアワクチンと呼ばれることも多く、接種が推奨されています。

3種混合ワクチンには、猫ヘルペスウイルス(猫ウイルス性鼻気管炎)、猫カリシウイルス(1種類)、猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症・猫伝染性腸炎)が含まれています。

単体ワクチンとは?

単体ワクチンは、白血病ワクチンと猫エイズワクチンの2種類があります。すでに感染している猫とのケンカで噛まれたりや舐められたりすることで感染しますが、感染リスクを伴うような生活をしていなければ必ずしも接種する必要はありません。室内飼いの猫の場合、屋外に出る・外から他の猫が家に入ってくる・感染した猫と同居している等に当てはまれば、接種すると良いとされています。

ワクチン接種のタイミングは?

実際に、猫を迎えた時、どのタイミングでワクチン接種を受けるのが良いとされるのでしょうか。

まず、子猫を迎えた場合です。生まれて間もない子猫は、母猫の初乳を飲むことで母猫から免疫をもらいます。これを移行抗体と呼び、移行抗体は月日が経つと徐々に消失していきます。個体差はありますが、移行抗体はだいたい生後56日を迎える頃に消失するため、最初のワクチンはこの移行抗体が消失する生後8週の頃に行うのが一般的。しかし、移行抗体が残っている場合はワクチンを排出してしまうため、生後12週頃に2度目のワクチンを接種します。

ただし、初乳を飲んでいない子猫には、生後4週頃からワクチンを接種することもあるようです。同様に、母猫がワクチンを打っていなければ抗体ももらえないため、早いタイミングで接種することもあります。生後のワクチン接種が済んだあとは、年1回の頻度でワクチン接種を継続していきます。

成猫を迎えた場合は、病気や妊娠の影響がなければ、いつでもワクチン接種ができます。1度目の接種を終えたあと、約1か月後に2度目を行うのが一般的です。

猫のワクチン接種にかかるお金はどのくらい?

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動物病院と聞くと、お金がたくさんかかるというイメージを持っている方も多いでしょう。ワクチン接種にかかる費用は、病院により異なるため一概には言えません。おおよその目安としては、最もメジャーな3種混合ワクチンで4,000円~6,000円程度。確かにお金はかかりますが、もしワクチン接種をせずに感染症にかかってしまった場合、それ以上の治療費がかかる可能性も考えられます。

何より、感染症によって大切な猫が不快な想いをしたり、苦しんだりする可能性を考えると、ワクチン接種をしておいた方が良い気がしませんか?

副作用はあるの?

ワクチンを接種することで、副作用が出る可能性はあります。なぜなら、病原体の毒性を弱めたりなくしているとはいえ、猫の体にとっては異物です。ワクチン接種後に万が一副作用が起きた時のために、できるだけ午後診療のある日の午前中、翌日の診療もある曜日を選んで予約すると安心です。

ワクチンを接種した日は注意深く様子を観察し、2~3日間は安静に過ごせるように環境作りをしましょう。シャンプーや激しい運動等は避けます。

もし、副作用があったとしても、多くの場合は一過性です。24時間以内に症状が収まれば特に問題ないことが多いと言われていますが、発熱や食欲不振、痒み、むくみ、腫れ、吐き気など普段と様子が違うようであれば獣医さんに相談してみましょう。

ワクチン接種で猫の健康を守ろう

今回は、猫のワクチンについてご紹介しました。法律によって定められたものではないものの、猫の健康を守るためにワクチン接種が推奨されています。もし、ワクチン接種にあたり不安なことがあれば、事前にしっかり獣医さんに相談すると良いでしょう。年1回、定期的にワクチンを接種することは、獣医さんと馴染みの関係を作るのにも役立ちます。いざという時、専門的な知識をもって相談に乗ってくれる存在は、いずれきっと役にたつはず。これまでワクチン接種を受けさせたことがない飼い主さんは、検討してみてはいかがでしょうか。

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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