猫にはハードタイプのキャリーバッグを！メリットや選び方も紹介

猫のキャリーバッグには、ソフトタイプとハードタイプがあります。ソフトタイプは主に布などで作られているのに対し、ハードタイプのものはプラスチックや金属など、硬めの素材を使用していることが特徴です。

形は主にコンテナタイプとバスケットタイプの2種類に分類されます。コンテナタイプは、プラスチックや金属などの丈夫な素材でできた箱型のものでサイズは大き目です。一方でバスケットタイプは布などの素材でできており、軽くてコンテナタイプに比べると小さ目でコンパクトなサイズが多く見られます。

ドアの位置や数もさまざまです。サイドにひとつだけドアが付いているものや、天井とサイドの二つドアがあり猫が出入りしやすい仕組みになっているものもあります。

折り畳んだり分解したりして収納できるものは、使わないときは省スペースで収納できることがメリットです。

ハードタイプのキャリーバッグは、猫と飼い主の両方にとってメリットがたくさんあります。

まず素材が金属やプラスチックなど硬めなので、ソフトタイプに比べると丈夫です。外部からの衝撃を軽減し、車などの座席にしっかりと固定しやすいものが多いので車での移動中にも安心して使用できるでしょう。また、変形しにくく猫の出入りが楽ということもポイント。飛行機で移動できる国際基準をクリアしているものであれば、猫と一緒に遠方への旅行や帰省先で過ごすことが可能です。

幅広い耐荷重に対応しているものが多く、体格のよい猫にも使用できるのがメリットといえるでしょう。布製のソフトタイプに比べると拭き取るだけで汚れが落ちるため、お手入れも簡単です。

猫用のハードキャリーバッグは、メーカーなどによってさまざまな種類があります。選ぶ際には、キャリーバッグの素材や形、大きさ、耐荷重などをチェックしましょう。

また、どんな場面で使うかをイメージしておくと、商品を選びやすくなります。それでは、さっそく猫にぴったりのハードキャリーバッグについてみていきましょう。

手持ちタイプのキャリーバックです。シートベルトフックがついているので車の座席に固定することができ、車での移動にもおすすめ。シートベルトフックの付け方を変えることで、縦置き・横置きのどちらでも設置することができます。

天井の扉は開閉可能で、猫を抱っこしてスムーズに出し入れできるのが特徴です。また、天井が透明なのでお互いの様子が見えて、愛猫とコミュニケーションをとることも可能です。飛び出し防止のリードが2本付いているため、扉が開いている時でも猫の脱走を防ぐことができます。

サイズはSサイズとMサイズの2サイズがあり、5kg以下の猫ちゃんにはSサイズがおすすめです。大きめの猫ちゃんには12kgまで対応しているMサイズがぴったり。

IATA（国際貨物輸送協会）の基準をクリアした猫のハードタイプのキャリーバッグです。キャリーは両開きドアのため、猫が顔を出すことができますし、抱えて出し入れができます。正面ドアには丈夫なスチールを使用しており、左右どちらかでも開閉することが可能です。

また、猫が勝手に内側から出ないようにハンドルロック構造を採用。上下に分割でき、簡単に組み立て可能です。SとMサイズがあり、Mサイズは体格が大きい猫にも使用できます。カラーはグレー・ピーチ・チョコの3カラーあります。

IATAの基準はクリアしてますが、航空会社により規定は異なるため、事前に使用可能なキャリーバッグかどうか確認しておくことが大切です。

おしゃれなイタリア製の組み立て式ハードキャリーバッグです。IATAの基準を満たし、飛行機での移動にも使うことができるため、猫と一緒に旅行に行きたいという場合にはぴったりです。

強い衝撃を受けてもバックルのストッパーが作動するため、キャリーケースが開いてしまうのを防ぎます。ドアロックとロック受けの2段階施錠で、猫がキャリーの外へ脱走することも防ぎます。ピンクとブルーの2色展開です。

ショルダーベルトの付いたハードタイプの2wayの使い方ができるキャリーバッグです。丸みを帯びたシンプルなデザインで、価格も比較的安価なのではじめてのキャリーとしてもおすすめします。

天井扉は真ん中で仕切られており、片方からは猫が顔を出すことが可能です。もう片方は、ブラシや取り外したショルダーなどの収納が可能なスペースとなっています。

耐荷重は8kg以下なので大きい猫にも適しており、天井は大きく開き掃除が楽に行えます。カラーはオレンジ、グリーン、イエロー、ミルキーピンク、ミルキーブルー、ミルキーブラウンの6種類です。

天井と側面のどちらからも出入りができる2ドアタイプのハードキャリーバッグ。前方のドアは取り外し可能で、ドアを外すとハウスに早変わりすることが特徴です。猫のくつろぎスペースとしても活躍します。天井のドアは猫を上から出し入れしやすいのが特徴です。

キャリー自体は1,650gと軽量で持ち運びも楽になっており、お出かけや通院の際で活躍します。災害などの緊急時に備えた防災グッズとして用意しておくのもおすすめです。色はピンクとブラックの2色展開です。サイズはSサイズ（～5kgまで）とMサイズ（～10kgまで）があります。

猫用のハードキャリーバッグは、丈夫で耐久性に優れており、車での移動に適しています。また、ハードタイプのキャリーバッグは拭き取るだけで汚れを落とせるため、お手入れの負担を減らすことができ、体重が大きめの猫にも使用できるなど、さまざまなメリットもあるのです。

ハードキャリーバッグを選ぶ際には、用途に合わせて素材や大きさ、キャリー自体の重さ、持ち運びやすさなどをチェックしましょう。サイズ展開もさまざまなので、耐荷重などを確認しておくことをおすすめします。普段使いから災害など緊急時の備えとしても、ぜひ用意しておきましょう。