犬がご飯の器をひっくり返す?どうして?愛犬の気持ちの現れかも!

犬が毎回、ご飯の器をひっくり返して困る!という飼う主さんが多いようです。この原因や対策について考えてみました。 2019年12月25日作成

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ご飯をひっくり返す心理とは?

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普通はご飯をもらうと嬉しくて一心不乱に食べるものです。犬の中には食への興味が今一つ強くないタイプの子がいます。思わず遊び食べが高じてしまい器をひっくり返すということになってしまうのです。最初は飼い主さんも偶然かな??と思い叱らずに片づけます。ただ何度も続いてしまうとこれは知能犯の仕業ということになります。

食器をひっくり返すというのは、問題行動に数えられます。まずはその根底にあるものを取り除いて対処する必要があります。既にわがままな行動をしているということになります。ご飯のしつけの大切さについても、今一度考えておくべきでしょう。

食べ物と認識できてない場合

ご飯のしつけというのは、一般的なしつけに比べて遅れがちです。器ごとひっくり返すのは、しつけの面ではいけない行為であり既に問題行動になってしないます。いち早く改善しないと後々、困った状態にもなります。器をひっくり返して食事の際に飼い主の言うことを聞かずに、勝手な行動をすることは飼い主との主従関係を崩す原因にもなるのです。

あまりに強く叱りつけてしまう「食べることがいけないこと」と判断してしまいます。食べることは楽しいことであり大切なこと。このことを飼い主さんの優しさの中でしつけていくことが何よりも重要です。

食事のしつけも重要

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食事のときのマナーは生涯身につけておくべきことです。子犬時代から遊び食べをしているような子犬は、大人になってもマナーの悪い食事時間になります。ご飯のしつけは飼い主さんが犬に対して、誠実に教えてあげることです。与えられたものを素直に食べるということは案外と難しいことでもあるのです。

食事の時に吠える場合やご飯を遊び食べをする場合も同じです。一番よくないのがお皿をひっくり返すことです。ゆくゆくは食べないということに繋がってしまいます。食事とは生きていくためには必要なことです。そこをきちんと踏まえて普段のしつけを行うようにしてください。

お利口に食べること

ご飯のしつけは、とても大切です。最初に器をひっくり返すようなことを静止することで、犬は同じことをしてはいけないと学ぶのです。ここをいい加減にしておくと、何度も器をひっくり返すようなわがままな問題行動を起こすようになるのです。

ご飯というのは決められた時間、決められた量を食べることに意味があるのです。そこで遊び食べや器をおもちゃと勘違いするような問題を起こすのは、まずは論外なのです。そこで適切なしつけや注意喚起を行わないと、大人になっても器をひっくり返すようなことをしてしまうのです。

器をひっくり返す原因とは??

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食器をひっくり返すという行動には必ず原因があります。
まず、一番考えられる原因は与えられたドッグフードが愛犬の好みではないということです。
幼児でも、嫌いな食材がでてきた時に器をひっくり返したり食べたものを吐き出してしまうことがありますが、犬に関しても同じことが言えます。

好みでないドッグフードや味の場合には、食べたくない!いらないという意思表示をするために器をひっくり返すことがあります。
また、嫌いな食材に対してストレスを感じて視界から遠ざけるためにひっくり返して隠してしまうという場合もあります。

この時に気をつけたいのが、病気などの食欲不振から器をひっくり返してしまい食べないことです。
器をひっくり返すほかに下痢や嘔吐などの症状が見られた場合には、すぐに動物病院を受診しましょう。

次に考えられる理由は飼い主さんの注意を引きたい可能性があります。
過去にお皿をひっくり返したら飼い主さんが反応してくれたのを覚えており、自分に注目してもらうために行うことがあります。

特にやんちゃな子犬などは、遊んで欲しくてひっくり返すこともあるのでこのような場合には愛犬の存在は無視して手早く片付けることが必要です。
少し可哀想な気もしますが、なんらかの反応をしてしまうと逆効果になってしまうので手早く片付けます。

また、器の音が楽しくおもちゃとして扱っている場合には、「ダメ」「いけない」などのコマンドをしようしてお皿で遊ぶことはいけないと教える必要があります。

また、ひっくり返すことができないように重さのある器を使用することも有効です。

具体的な対処方法

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愛犬が器をひっくり返す理由としては上記のようなものが考えられますが、それでは具体的に食器をひっくり返さないためにはどのような方法があるのでしょうか?

一番はしつけを見直して飼い主さんが愛犬に「食器はひっくり返してはいけない」と教えることが大切ですが、こちらはなかなか時間がかかり根気が必要になります。

これからの生活のためにはしつけは必須項目ですが、すぐに対処したい場合にはまず食器をひっくり返す理由を特定することが重要です。

その上で原因を取り除いてあげることが、問題行動をやめさせる近道になります。
例えばエサが好みでないという場合にはドッグフードを愛犬の好みのものに変更してあげると良いでしょう。

いきなり全量ドッグフードを変えてしまうと愛犬の負担になってしまうので、1週間〜2週間ほど時間をかけて変更してくださいね。

さらにはすぐにできる対処法としては器をひっくり返すことができない形状のものに変えます。
陶器製の重量のある器であれば、小型犬はひっくり返すことが難しくなります。
また、ケージや床に食器を取り付けてしまうことも有効です。
床に滑り止めを設置するだけでも大分違いますよ。

しかし、大型犬の場合には力が強いのでなかなか固定してもひっくり返す可能性はあります。
ケージの中やサークルなどを用意して与えるというのもポイントです。
その際には愛犬の様子を観察して器をひっくり返しそうになったら「いけない」などの声かけをしてみましょう。

飼い主さんとのコミュニケーションも大切

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食事をひっくり返すような問題行動は、いち早く終息できるように飼い主さんは声をかけて正していく必要があります。ついつい器をひっくり返すような犬は、常に食に興味を示すように、トッピングを工夫してあげるなど、試行錯誤が必要です。食事とは生涯付き合うものです。生きる源になるものです。だからこそ、器をひっくり返すようなことは絶対に避けてほしいのです。

食事は遊びではありません。そこは飼い主さんの声掛けで徹底的に正してあげましょう。美味しいご飯に辿り着けると、器をひっくり返すような原因を一つずつ軽減してあげることに力を注ぎましょう。

食のしつけを今一度見直す
せっかく飼い主さんが準備したご飯をひっくり返すことはいけない行為です。問題行動であることを、飼い主さんがいち早く察知しておく必要があります。ここを押さえておかないと、いつまでも同じような問題行動が続いてしまいます。強く叱責するのではなく、教え込むということを徹底してください。いつか必ず伝わります。犬を育てるときには根気も必要です。

著者情報

UCHINOCO編集部

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