犬の口輪が必要なのはどんなとき?必要性や注意点について

犬の噛み付き対策として使用することの多い口輪。
口輪を付けている犬を見ると、かわいそうに感じる人もいるかもしれません。
ですが、犬の口輪にはさまざまなメリットがあるのです。 2021年02月27日作成

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犬の口輪の必要性

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まずは、犬の口輪の必要性について見ていきましょう。
これらを見たら、きっと口輪への意識が変わるはずです。

ほかの人や犬への噛み付き対策

口輪は、ほかの人や犬への噛み付き対策として使用されることが多いです。
犬は口輪を付けることにより大きく口を開けることができなくなるため、吠えたり噛み付いたりすることができなくなります。
そのため、犬が苦手な人への配慮としても口輪は使用することがあるでしょう。

拾い食い予防

犬によっては、散歩中に拾い食いをすることがあります。
拾い食いは癖になってしまうため、早めにやめさせなければなりません。
また、腐った食べ物や草など犬にとって有害となるものが落ちている可能性も考えられます。
実際に拾い食いをすることで、体調不良になる犬もいるでしょう。
口輪を付けていると大きな口が開けられないため、拾い食い予防としても使用できます。

傷口を舐めさせない

手術や怪我をした後は、犬は傷口を舐めることがあります。
傷口を舐めることで細菌などが侵入してしまい、さらに症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
そんなときに口輪をしていれば、傷口を舐めることができないため、症状は回復へと向かっていくはずです。

動物病院へ行くときに

動物病院が苦手で、診察中に獣医師や看護師に向かって噛み付こうとする犬もいます。
また、待合室でほかの犬とのトラブルに発展することもあるでしょう。
それらの問題行動を避けるためには、口輪を付けることで解決します。
待合室でのトラブルがなくなることはもちろん、診察もスムーズに済むため、犬のストレスの軽減が期待できるでしょう。

犬に口輪を付ける際の注意点

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次に、実際に犬に口輪を付ける際の注意点についてご説明します。
犬が喜んで口輪を付けてくれるようになるためにも、かならずチェックしておきましょう。

高温多湿に気を付ける

犬に口輪を付けるときは、高温多湿に気を付ける必要があります。
口輪を付けていると、犬は大きく口を開けることができません。
そのため、高温多湿の環境で口輪を付けると体温調節ができないため、熱中症になってしまう危険性があります。
特にパグやボストンテリアなどの短頭種に口輪を付けるときには、十分に配慮しましょう。

サイズ

犬に口輪を付ける際は、サイズにも気を付けなければなりません。
サイズを間違うときつすぎてストレスになったり、簡単に抜けたりしてしまいます。
そのため、口輪を選ぶ際は犬にフィットするようなサイズを選ぶようにしましょう。

ストレス

口輪に慣れていない犬に長時間口輪を付けると、大きなストレスとなってしまいます。
環境によっては呼吸もしにくくなるため、肉体的なストレスにもなるでしょう。
ストレスはさまざまな病気の原因にもなるため、犬が徐々に口輪に慣れるようにしていく必要があります。
犬が口輪を楽しく付けられるように、まずは装着せずに口輪を口元に持っていくだけでおやつをあげて褒めてあげましょう。
次は、10秒付けることができたらご褒美を与えて褒めてあげます。
このように、徐々に口輪を付ける時間を伸ばしていきましょう。
そして外した後はかならず褒めてご褒美を与えるようにすることで、犬は口輪への苦手意識はなくなるはずです。

暴れて嫌がる場合は?

犬が口輪を慣れることなく、いつまで経っても暴れて嫌がることもあるでしょう。
そんなときには、無理して付けようとはせずに、ほかの方法を考えたほうが良いかもしれません。
口輪を嫌がって暴れることで怪我にも繋がりますし、飼い主のことも嫌いになってしまう可能性があります。

おすすめの犬の口輪4選

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最後に、おすすめの犬の口輪をご紹介します。
それぞれに特徴があるため、愛犬に合ったものを付けるようにしてください。

おすすめの犬の口輪(1)ペット用マズル

はじめて口輪を付けるのであれば、この商品が良いかもしれません。
ナイロン製で軽く、口元の違和感が少ないでしょう。
口元がマジックテープになっており、付けやすいのもポイントです。
ただし、力が強い犬であればマジックテープをうまく付けられない可能性もあるでしょう。
呼吸が鼻からしかできなくなるため、短頭種や激しい運動時には不向きといえます。


ペット用マズル

おすすめの犬の口輪(2)MouthFit

口輪を付けることによる、呼吸のしにくさがないのが一番のメリットの商品です。
楽に呼吸ができるため、口輪を付けながら走っても苦しさを感じにくいでしょう。
角なし設計で、柔らかなフィット感も特徴です。

おすすめの犬の口輪(3)クァッククローズド

鳥のくちばしのような形をした、ユニークな口輪です。
口輪をしていると「凶暴な犬」や「噛み付く犬」というイメージを持たれがちですが、この口輪はそんな印象を与えることはないでしょう。
ソフトなシリコン素材ですので、丸洗いすることもできます。


OPPO クァッククローズド

おすすめの犬の口輪(4)犬用プラスティック製口輪

今回ご紹介する中で、もっともオーソドックスな口輪です。
マジックテープなどで口元を押さえる作りではないため、呼吸がしにくいという心配もないでしょう。
手軽に付けられるため、口輪の練習をするときにもおすすめです。


犬用プラスティック製口輪

口輪にはメリットがたくさん!

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口輪のイメージは、ほかの人や犬に噛み付くのを予防する道具というものでしょう。
もちろんそれもありますが、拾い食いや傷口を舐めることを予防する道具としても活用することができます。
考えているよりもメリットの多い口輪を、愛犬にも付けてみてはいかがでしょうか?

参考サイト

DOG CHOICE!(参照日:2021-02-01)
https://item.rakuten.co.jp/dog-choice/pet-muzzle/

fromseed(参照日:2021-02-01)
https://item.rakuten.co.jp/fromseed/mfit/

爽快ペットストア(参照日:2021-02-01)
https://item.rakuten.co.jp/nyanzaq/4904771105536/

ぽちなびショップ(参照日:2021-02-01)
https://item.rakuten.co.jp/pochinavi/pro-2790/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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