【蓄音機を聴く犬？】ビクター社のロゴマークの犬「ニッパー」って知ってる？

まずは、ビクター犬でお馴染みのニッパーについてご紹介します。
ニッパーは、どんな犬だったのでしょうか？

ニッパーは、1884年にイギリスのブリストルで産まれました。
フォックステリア系の雑種といわれることもありますが、はっきりした犬種についてはわかっていません。

ニッパーが主役の有名な絵画では、とても賢そうな印象を受けますが、実際のところはかなり強気な性格をしていたようです。ニッパーの名前の由来は「Nip=はさむ」であり、知らない人によく噛み付いていたことから、ニッパーという呼ばれるようになったそうです。

次に、絵画以外のニッパーのエピソードを見てみましょう。
ニッパーは、さまざまな人たちに愛されてきたことがわかるはずです。

大手レコードショップであるHMVのロゴにも、ビクターと同じくニッパーが採用されています。
お気づきの人もいるかもしれませんが、HMVは絵画のタイトルでもある「His Master's Voice」の頭文字です。
ちなみに、ビクターは昔グラモフォン社という名前で、HMVはグラモフォン社の自社ブランドでした。
その名残もあり、ニッパーという商標を現在も共有しているのでしょう。

ニッパーは、2014年にホリプロアイドルドッグ.jpのベストアイドルドッグ委員会により、その年のベストアイドルドッグに選出されました。
産まれてから130年以上を迎える現在でもグッズなどが販売されているニッパーは、世界中の人から愛されていることがわかります。

ニッパーは、絵画として描かれた年の5年後の1895年に息を引き取りました。
ロンドンの南部にあるキングストン・アポン・テムズに埋葬されたニッパーですが、現在その場所はロイズ銀行になっているため、直接ニッパーのお墓などを見ることはできません。
ですが、そのロイズ銀行にはニッパーの記念プレートが展示されています。

ニッパーの埋葬地であるイギリスのキングストンでは、「Nipper Alley（ニッパー・アレイ）」という、ニッパーの名前が付いた通りがあります。観光のシンボルとして、街のガイドマップにもイラストとして描かれるなど、イギリスの国民犬として人々に愛され続けているのがわかります。

最後に、ビクター犬「ニッパー」に関連するグッズをご紹介します。公式であるビクターからも色んなニッパーグッズが発売されているため、今回ニッパーのことが気になった方は購入を検討してみてはいかがでしょうか？

ビクター公式ライセンス商品のハンドタオルです。優れた吸水性で肌触りの良い、国産の泉州タオルとビクターのコラボ商品です。ワンポイントに蓄音機を覗き込むニッパーの、お馴染みのロゴが刺繍されています。

この商品はニッパーの代表的なグッズでもある陶器の置物の、ミニマムサイズです。
サイズは21cm程と小さめであるため、玄関や寝室などさまざまな場所に飾ることができるでしょう。
「His Master's Voice」にちなんで、オーディオ機器の近くに置いてもおしゃれにまとめることができそうです。

ニッパーのエピソードに感動し、ビクターの音響技術に興味が湧いたという方には、こちらのコンポがおすすめです。
音の基盤であるコーンにはチェリー材、ユニット部分にはレッドオークなど、木材を随所に使用した贅沢なスピーカーとなっています。ビクタースタジオの録音エンジニアがチューニングを繰り返し、アーティストの歌声や演奏を忠実に再現するサウンドを実現します。
先に紹介したニッパーの陶器置物も付属されているため、ビクターが誇る最高峰のサウンドをニッパーと共にご自宅で楽しんでみてはいかがしょうか。

長崎県の陶器ブランドである波佐見焼とビクターとのコラボマグカップです。重ねて収納することも可能となっています。使いやすいサイズのマグカップなので、お食事から休憩まで、さまざまなシーンで活躍してくれそうですね。

ちょこんと座り込んだニッパーがかわいい、スマホスタンドです。スマホを立てて音楽を流すと、ホーン型スピーカーの原理で音を増幅させます。スマホの横で耳をすませるニッパーの姿がなんともかわいらしいですね。

陶器の置物もいいけど、もっと身近にニッパーを感じていたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか？そんな方には、この商品をおすすめします。
約3cm程のキーホルダーであるため、家や車の鍵、カバンなどのワンポイントとして付けることができるでしょう。

ニッパーが描かれた絵画「His Master's Voice」を、自分の部屋に飾りたいという人もいるのではないでしょうか？
この商品はアートプリントではありますが、ニッパーの寂しそうな表情が絵からも伝わってきます。
アートフレーム付きですので、届いたらすぐに壁に飾ることが可能です。

音楽好きの間では知らない人はいないニッパーがモデルとなっているビクターのロゴマーク。絵画「His Master's Voice」も、1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
先立ってしまった飼い主の声が蓄音機から聞こえた瞬間のニッパーの表情は、どこか嬉しそうでもあり寂しそうでもあります。

現在でも世界中の人々に愛されているニッパーは、グッズもたくさん販売されています。
もしも気になるグッズがあったり、「His Master's Voice」のことを気に入ったりしたという人がいれば、ひとつ部屋にインテリアとしてグッズを飾ってみてはいかがでしょうか？