ロシアのプーチン大統領は犬が大好き!愛犬についてもご紹介

ロシアのプーチン大統領は、2000年に大統領に就任すると現在においても支持率が70%を越える凄腕の政治家です。
そんなプーチン大統領は、大の犬好きとして知られています。
今回は、プーチン大統領がどれほど犬好きなのか、プーチン大統領の愛犬たちについてもご紹介します。 2021年01月27日作成

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ロシアのプーチン大統領は大の犬好き!

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まずは、プーチン大統領がどれほどの犬好きなのかを見てみましょう。
犬を愛する人であれば、プーチン大統領に親近感が湧くかもしれません。

他国との会談に犬を参加させるほど!

2007年に、ドイツのメルケル首相と会談をする際に、プーチン大統領は会議室に当時の愛犬である、ラブラドール・レトリバーのコニーを参加させました。
ですが、実はドイツのメルケル首相は若いころに犬に噛まれたことがあり、大の犬嫌いでした。
コニーが会議室に入ると、メルケル首相は緊張のあまり固まってしまいます。
そんなメルケル首相にもお構いなしで、プーチン大統領はコニーといっしょに会談をしたのです。
そのときのメルケル首相の気持ちを察すると、少しかわいそうでもあります。
ちなみに、メルケル首相はその際の出来事に対してプーチン大統領を猛烈に批判しているので、両国の関係が犬によって良くなったとは言い難いでしょう。

プーチン大統領の犬好きアピールは政治的なもの?

メルケル首相との会談や、後述するようなプーチン大統領の犬好きエピソードはほかにもあります。
一部では、プーチン大統領の犬好きアピールな政治的なものではないかとも考えられています。
先述した会談では、犬を参加させることで落ち着きのなくなったメルケル首相に対して優位に話を進めようとしているプーチン大統領の思惑が隠されているのかもしれません。
また、独裁者のイメージを持つプーチン大統領にも、動物を愛する心を持っているというアピールをしているともいわれています。
もちろんこれらは各国のコメンテーターなどの憶測でしかありませんので、プーチン大統領の犬好きは心からのものだと信じたいものです。

プーチン大統領の愛犬たち

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大の愛犬家であるプーチン大統領は、友情の証として各国から子犬をプレゼントされていることは有名です。
それでは、プーチン大統領の愛する犬たちをご紹介します。

ラブラドール・レトリバーのコニー

メルケル首相との会談にも参加した黒のラブラドール・レトリバーのコニーは、プーチン大統領の愛犬の中でももっとも有名な犬でした。
コニーは、ロシアの政治家で上級大将であるショイグ氏から2000年に贈られた犬です。
プーチン大統領はコニーのことをとても可愛がっており、叱ることはほとんどなく、コニーの機嫌が悪くなったときには優しく話しかけてあげていたようです。
そんなコニーは、2014年に亡くなってしまいました。

カリカハン・ドッグのバフィー

2010年には、当時ブルガリアの首相であったボリソフ氏から、カリカハン・ドッグの子犬をプレゼントされています。
プーチン大統領は国内で名前を募り、5歳の男の子が考えたバフィーという名前が採用になりました。

秋田犬のユメ

秋田犬のユメは、プーチン大統領の愛犬として日本でも多くの人が知っているのではないでしょうか?
ユメは、2011年に起きた東日本大震災の支援に感謝の気持ちを込めて、日本がプーチン大統領に送った犬です。
現在も、バフィーと仲良く暮らしているといわれています。
しかし、2016年に日本政府は再度プーチン大統領に秋田犬を贈ろうとしましたが、これはさすがに断られてしまいました。

アラバイ犬のウェパリー

2017年のプーチン大統領の誕生日には、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領からアラバイ犬のウェパリーを贈られました。
アラバイ犬は中央アジアの護羊犬で、ウェパリーとは忠実という意味があるようです。
ちなみに、このアラバイ犬に関する印象的なエピソードがあるので、後述でご紹介します。

他国の大統領との会談であった印象的なエピソード

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最後に、プーチン大統領の犬好きに関するエピソードをひとつご紹介します。
愛犬家であれば、プーチン大統領の行動にきっと共感するはずです。

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領との会談中の出来事

それは、先述したアラバイ犬のウェパリーを贈る際のことです。
トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領はアラバイ犬の子犬を記者団に見せつけるためか、子犬の首根っこを掴んで高々と片手で持ち上げたました。
すると、それまで笑顔だったプーチン大統領の顔がこわばり、ベルディムハメドフ大統領のことを睨みつけるような視線を送ります。

プーチン大統領の行動が話題に

プーチン大統領は、ベルディムハメドフ大統領に怒ったのか驚いたのかはわかりません。
しかし、その後のプーチン大統領の行動は世界中で話題となりました。
ベルディムハメドフ大統領が子犬の首根っこを持った瞬間に、急いで椅子から立ち上がって子犬を優しく抱きかかえました。
そして、優しい表情で子犬にキスをすると、首元を撫でて子犬を安心させるような行動をとったのです。

そのキスにはさまざまな気持ちがあった?

そのときのことをプーチン大統領が公の場で明言したことはないですが、子犬へのキスにはさまざまな感情が混じっていたのかもしれません。
「ようこそ」という気持ちもあれば、「大丈夫だったかい?」と、子犬に優しく伝えようとしていたのでしょう。
本当の気持ちは本人以外誰にもわかりませんが、ネット上では「プーチンの犬への愛は本物だ!」と評判になりました。

プーチン大統領の犬好きは本物だと思いたい

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たしかに、プーチン大統領の犬好きアピールは、政治的な目論見があるのかもしれません。
しかし、犬に関するさまざまなエピソードや犬と接する表情を見ると、プーチン大統領の犬好きな本物であると感じます。
独裁者といわれる一方で、大の犬好きとしても知られるプーチン大統領の任期は2024年です。
もしかしたら、任期を終えるまでにまた各国から犬を贈られて、愛犬が増えるかもしれません。
プーチン大統領には、日本政府が贈った秋田犬のユメなどの愛犬たちに囲まれて、楽しい生活を送ってほしいものです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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