キャットフードにとうもろこしが使用されている理由とは?

キャットフードの原材料を見ると、とうもろこしなどの穀物類を使用したものを多く見かけます。
なぜ、キャットフードにとうもろこしを入れる必要があるのでしょうか?
この記事では、キャットフードにとうもろこしが使用される理由やリスクについてご説明します。 2020年11月28日作成

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キャットフードにとうもろこしが使用されている理由

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キャットフードにとうもろこしが使用されるのは、さまざまな理由があります。
もちろん、少なからずメリットも挙げられます。
まずは本題である、キャットフードにとうもろこしが使用されている理由について見ていきましょう。

キャットフードの原価を下げることができるから

キャットフードにとうもろこしが使用されている一番の理由は、原価を下げることができるからです。
おそらく、猫の健康のことを気遣ってとうもろこしを使用しているメーカーはないでしょう。
猫は肉食動物であるため、肉や魚などの動物性たんぱく質を摂らなければ健康を維持することはできません。
しかし肉類を豊富に使用することは、キャットフードの原価を上げることに繋がってしまいます。
そのため、キャットフードを製造するメーカーは原価を下げるために、とうもろこしでかさ増しをしているのです。
穀物類はたくさんの種類がありますが、その中でも安価で手に入りやすいのがとうもろこしといわれています。

便秘に効果が期待できるから

キャットフードを製造しているメーカーの多くは、とうもろこしを使用することを「原価を下げるため」と正直にいうことはありません。
そこで「便秘に効果が期待できるから」という理由で、とうもろこしを使用しているということが多いです。
なぜなら、とうもろこしに含まれる植物繊維は、水を含むと膨張して猫の便の量を増やすからと考えられています。
この理由から、猫の毛玉ケアができるキャットフードにはとうもろこしなどの穀物類が通常よりも多く含まれています。

キャットフードに使用されているとうもろこしのリスク

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本来肉食動物である猫は、とうもろこしを食べることでどんなリスクがあるのでしょうか?
もしかしたら、これを読むことで愛猫に与えているキャットフードを見直すきっかけになるかもしれません。

本当に便秘に良いのか?

猫の胃腸の働きが弱っているときは、とうもろこしに含まれる植物繊維がかえって便秘を悪化させるのではないかともいわれています。
そのため、シニア猫や胃腸の弱い猫を飼っている場合には、とうもろこしが含まれたキャットフードは与えないほうが良いかもしれません。

消化不良

とうもろこしなどの穀物類は、猫に多量に与えることで消化不良を引き起こします。
消化不良により嘔吐や下痢、腹痛などの症状が見られるため、注意が必要です。

栄養が少ない

当たり前のことですが、とうもろこしは肉類に比べて猫の健康に必要な栄養素が少ないです。
しかし、とうもろこしは猫に絶対に与えてはいけない食材ではありません。
猫にとうもろこしが使われているキャットフードを与えていても、総合栄養食として分類されているものであれば健康上の影響は少ないでしょう。

アレルギー

とうもろこしなどの穀物類は、猫のアレルギーの原因になります。
猫の食物アレルギーのほとんどは穀物由来といわれているため、アレルギーに悩んでいる猫はとうもろこしなどの穀物類を使用していないキャットフードを与えると症状が改善するかもしれません。

グルテンフリーのキャットフード

アレルギーに悩む猫には、とうもろこしなどや小麦などの穀物類が一切使用されていないものがおすすめです。
それらを使用していないものをグルテンフリーといい、日本でも多くのグルテンフリーのキャットフードが流通しています。

おすすめのグルテンフリーのキャットフード4選

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先述したように、猫にとうもろこしが使用されたキャットフードを与えたくないのであれば、グルテンフリーのものがおすすめです。
最後に、グルテンフリーのキャットフードの中でも特におすすめの商品をご紹介します。

(1)ハッピーキャット センシティブ ビオ ゲフルーゲル

ペット大国のドイツで製造された、グルテンフリーのキャットフードです。
人間の食品と同じ基準で厳選された、安全な食材を使用して作られています。
化学合成された保存料や香料、着色料も一切使用していないため、安心して猫に与えることができるでしょう。


ハッピーキャット センシティブ ビオ ゲフルーゲル

(2)ナチュラルバランス ホールボディヘルス

アメリカ製の、グルテンフリーのキャットフードです。
さまざまな食材をバランス良く組み合わせることにより、猫の健康の手助けをしてくれます。
子猫からシニア猫まで幅広く与えることができる、総合栄養食です。


ナチュラルバランス ホールボディヘルス

(3)ねこのまんま

海外で製造されたものは不安だという人は、このキャットフードがおすすめです。
国産で無添加であるため、安心して猫に与えることができます。
また、泌尿器系のトラブルを起こしやすい猫のために、尿のpHバランスを維持する働きがあるキナ酸が豊富に含まれたクランベリーを配合しています。
さまざまな食材をバランス良く配合することで、猫に必要な栄養を摂取することが可能です。


ねこのまんま

(4)ザナベレ センシティブチキン

新鮮な鶏肉とレバーを配合した、グルテンフリーのキャットフードです。
ビタミンやミネラルなどの栄養バランスを考えて、特に胃腸の弱い猫のことを考えて作られました。
便臭を抑えるために、天然サポニン配合のユッカエキスも含まれています。


ザナベレ センシティブチキン

グルテンフリーのキャットフードでアレルギーの心配を減らそう

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キャットフードに使用されているとうもろこしは、必ずしも悪い理由だけではありません。
とうもろこしが含まれているキャットフードを与えていても、健康上の心配はなく、すくすく健康に育っている猫もたくさんいます。
しかし、穀物アレルギーの猫に関しては、とうもろこしが使用されているキャットフードは与えないほうが良いでしょう。
猫のアレルギーが心配であれば、グルテンフリーのキャットフードを選ぶことをおすすめします。

参考サイト

マペット(参照日:2020-10-28)
https://item.rakuten.co.jp/mapet/4001967080780/

首輪 ハーネスブランド ASHU(参照日:2020-10-28)
https://item.rakuten.co.jp/ashudog/nb-0302/

ポチたま屋(参照日:2020-10-28)
https://item.rakuten.co.jp/potitama/as-ct-2400/

グローバルエクセレントプロダクツ(参照日:2020-10-28)
https://item.rakuten.co.jp/bioladen/outlet-bosch195/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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