犬はカニを食べても大丈夫?与え方や注意点について

北海道や山陰地方を中心に、鍋や焼き物などで食べられているカニ。
高級食材としても知られているカニですが、犬にカニを与えても良いものなのでしょうか?
この記事では、犬がカニを食べても大丈夫か、与える際の注意点などについてご説明します。 2020年11月25日作成

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犬はカニを食べても大丈夫?

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まずは本題である、犬にカニを与えても大丈夫かどうかについてご説明します。
甲殻類は好き嫌いがありそうなものですが、そもそも犬はカニを好んで食べるのでしょうか?

加熱すれば食べても大丈夫!

結論からいうと、カニを与えても大丈夫です。
ただし、加熱しなければ与えてはいけません。
加熱しなければいけない理由は後述しますが、生のまま与えるのはリスクがあります。

カニに含まれる栄養素

カニには、さまざまな栄養素が含まれています。
まず繊維質を感じられる身にはたんぱく質が多く含まれており、身体の健康を保つための源になってくれるでしょう。
また低脂肪であるため、効果的にたんぱく質を摂取することが期待できます。
ほかにも血圧を維持してくれるカリウムや、赤血球中のヘモグロビンの生成を助けてくれるビタミンB12なども含まれています。

加工品は与えてはいけない

加熱すればカニを食べても大丈夫ですが、風味かまぼこなどの加工品は与えないようにしましょう。
風味かまぼこを食べることはできますが、塩分が多く含まれているため、健康上良くありません。
もちろん犬用に加工された風味かまぼこであれば、おやつとして与えても問題ないでしょう。

犬にカニを与える際の注意点

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カニを食べられるといっても、甲殻類であるため与える際には何点かの注意点があります。
もしも食べさせる機会があれば、これからご説明することを必ず守るようにしましょう。

味付けはしない

当たり前のことですが、味付けをしてはいけません。
美味しく食べるために塩などで味付けをしている場合は、塩分過多になってしまう可能性があります。
また、人間が食べる料理を与えることも避けたほうが良いでしょう。
例えば鍋は、ネギなどほかの食材が悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、犬のために用意したものは味付けをせずに茹でて与えると良いでしょう。

殻や甲羅は取り除く

犬は動物の骨を難なく噛み砕くことができますが、殻や甲羅は取り除いて与えたほうが良いでしょう。
もちろん殻や甲羅も噛み砕くことはできるでしょうが、甲羅は突起があるものが多く、トゲがあります。
それらが喉や胃腸を傷つける可能性がありますし、消化不良による下痢なども考えられます。
そのため、必ず殻や甲羅を取り除くようにしましょう。
もちろんハサミ部分も同様の理由で与えてはいけません。

与えすぎに注意

どんな食材でもそうですが、カニの与えすぎは良くありません。
食べすぎることで健康上に大きな影響はないでしょうが、栄養が偏ってしまうことが考えられます。

犬にカニを与える際のリスク

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犬はカニを食べることはできますが、少なからずリスクがあります。
リスクを理解した上で、与えるようにしましょう。

ビタミンB1欠乏症のリスク

先述したように、生のカニを与えてはいけません。
なぜなら、生のカニにはチアミナーゼという酵素が含まれているからです。

チアミナーゼは体内にあるビタミンB1を分解してしまうため、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
また、ビタミンB1はチアミンとも呼ばれるため、チアミン欠乏症といわれることもあるでしょう。
ビタミンB1欠乏症を発症すると、身体の麻痺や歩く際にふらつく、嘔吐をするなどの症状が見られるはずです。
ほかにも発達障害や体重減少なども見られるため、すぐに症状に気が付くでしょう。
シニア犬や子犬がビタミンB1欠乏症を発症すると、命に係わる可能性もあります。

このことから、必ずしっかりと加熱をするようにしなければなりません。
ちなみに、えびなどの甲殻類やイカやタコ、そして貝類にはチアミナーゼが多く含まれているため、併せて注意する必要があります。

もしも犬が生のカニを食べてしまったときは?

もしも、生のカニを食べてしまったのであれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
動物病院では生のカニを食べてしまったことと、食べた時間や食べた量を伝えます。
ビタミンB1欠乏症は、早めの対処をすることである程度症状を抑えることができるでしょう。

もしも犬が殻や甲羅を食べてしまったときは?

先述したように、殻や甲羅を与えてはいけません。
しかし、殻や甲羅を取り除くのが漏れてしまったり、人間の食べるものを食べてしまったりして殻や甲羅を食べてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、無理やり吐かせるのは避けたほうが良さそうです。
無理やり吐かせることにより、殻や甲羅で喉や胃腸をさらに傷つけてしまう可能性があります。
そのため、殻や甲羅を食べてしまったときには、こちらもやはり動物病院へ連れて行くことが一番です。
シニア犬や子犬の場合は、喉や胃腸を損傷することによるリスクが高くなるため、なるべく早めに動物病院へ連れて行きましょう。

アレルギーのリスク

私たち人間と同様に、犬も甲殻類アレルギーを引き起こす可能性があります。
甲殻類を食べることで、下痢や嘔吐などのアレルギー症状が見られることがあるでしょう。
そのため、カニを与える際は少量与えて様子を見ることをおすすめします。

低脂肪高たんぱくのカニを上手に利用しよう

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カニは、しっかりと加熱すれば低脂肪高たんぱくであるため、メリットのある食材といえます。
ただし、生のまま与えるとビタミンB1欠乏症のリスクがあるということも忘れてはいけません。

しっかりと加熱をして殻や甲羅を取り除き、味付けをせずにドッグフードやほかの食材のトッピングとして与えることで、身体の健康を維持してくれることが期待できます。
もしも生のカニや殻、甲羅を食べてしまった際にはすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

すぐに対処をすることで、ビタミンB1欠乏症や喉や胃腸を損傷するリスクを避けることができるはずです。

参考サイト

文部科学省 食品成分データベース(参照日:2020-10-24)
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10335_6

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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