犬をブリーダーから迎え入れるメリット・デメリットについて

家族となる犬を、ブリーダーから迎え入れようとする人は多いのではないでしょうか?
特に、「この犬種を飼いたい!」と考えている人には、ブリーダーから犬を迎え入れることがおすすめです。
この記事では、犬をブリーダーから迎え入れるメリットやデメリットについてまとめています。 2020年11月10日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬と暮らす犬のカテゴリ - 犬と暮らす
  • VIEW:3,856

犬をブリーダーから迎え入れるメリット

出典:https://www.shutterstock.com

犬を迎え入れる先として、ブリーダーならではのメリットがたくさんあります。
まずは、犬をブリーダーから迎え入れるメリットについて見てみましょう。

親犬を見ることができる

犬をブリーダーから迎え入れる一番のメリットは、親犬を見ることができる点です。
通常は血統が近くなりすぎないように、両親のどちらかは別のブリーダーから一時的に預かっているため、両親を見ることは少ないでしょう。
しかし親犬のどちらかを見ることができることは、大きなメリットといえます。
なぜなら、子犬は親犬に見た目や性格が似ていることが多いからです。
親犬がほかの犬に比べて大きければ子犬も大きくなる可能性が高いですし、やんちゃな性格であればそれを引き継いでいることも十分に考えられます。
そのため、犬をブリーダーから迎え入れるときには、子犬だけではなく親犬もチェックするようにすると良いでしょう。

特定の犬種のプロがいる

ほとんどのブリーダーは、多くの犬種をまとめて飼育してはいません。
たいていはひとつやふたつの特定の犬種にこだわってブリーダーをしているため、その犬種のすべてを把握しているといっても過言ではないでしょう。
そのため、ピンポイントで「この犬種を飼いたい!」と考えている人であれば、間違いなくブリーダーから犬を迎え入れることをおすすめします。
もしも飼育する上でわからない点や不安な点があったとしても、その犬種のプロであるブリーダーに聞けばほとんどは解決するでしょう。

飼育環境を見ることができる

ペットショップで犬を迎え入れる場合は、その子犬が産まれたころはどんな環境でどのように育ったのか知ることはできません。
しかしブリーダーであれば、子犬の飼育環境を間近で見ることができるため、安心感があります。

ブリーダーの顔を見ることができる

直接行ける場所にあるブリーダーに限られますが、実際に犬を育てているブリーダーに会えることも、ブリーダーの大きなメリットといえます。
ブリーダーに対する考えなどを聞くことができますし、人柄に触れることも可能です。
実際にブリーダーに会うことで、「この人は本当に犬のことが好きなのだろうか?」と感じることもあるでしょう。
そういったことを感じるのも、ブリーダーに直接会うことによるメリットです。

ブリーダーとのコネができる

ブリーダーから直接犬を迎え入れることで、ブリーダーとのコネクションができるでしょう。
例えばほかに気になる犬種ができたときには、知り合いのブリーダーを紹介してくれるかもしれません。
犬を迎え入れた後にもさまざまな繋がりを持つことができるのも、ブリーダーを選ぶメリットといえるでしょう。

犬をブリーダーから迎え入れるデメリット

出典:https://www.shutterstock.com

犬をブリーダーから迎え入れるメリットはたくさんありますが、場合によってはデメリットもあります。
デメリットを理解しておくことで、ブリーダーの選び方も変わっていくはずです。

犬種が少ない

どの犬種を飼おうか決めかねている人にとっては、ブリーダーを訪ねてもあまり意味がないかもしれません。
なぜなら、メリットにも挙げたとおりブリーダーはひとつかふたつの特定の犬種しか扱っていないことが多いからです。
「たくさんの犬種を見てから、飼う犬を決めたい」と考えている人は、一度ペットショップなどで飼いたい犬種を決めてからブリーダーに向かうと良いでしょう。

劣悪な環境のブリーダーがいる

多くのブリーダーは犬のことが好きですが、一部では犬を商売道具としか見ていないブリーダーもいます。
十分に運動やトリミングがされていないため、毛玉だらけでストレスを抱えた環境で生活をしている犬たちがいることも確かです。

値引などがない

ペットショップと異なり、ブリーダーから犬を迎え入れるときはキャンペーンやペット保険の同時加入による値引などは期待できません。
もちろんそのようなキャンペーンを行っているブリーダーもいますが、ペットショップほど値引に期待しないほうが良いでしょう。

良いブリーダーの見分け方について

出典:https://www.shutterstock.com

表面上は犬想いの良質なブリーダーを装っていても、内情はそうではないこともあります。
最後に、良いブリーダーの見分け方について見てみましょう。

飼育環境が整っているか

ブリーダーを訪問することができるのであれば、飼育環境が整っているのかをチェックしましょう。
十分な運動スペースがあるか、毎日の運動時間はどれくらい確保できているか、ドッグフードの種類などもチェックできると良いです。
また、室内が清潔であるかも見ておく必要があります。
犬たちのシャンプーやトリミングの頻度も確認しておくことで、ブリーダーが犬をどれだけ大切に扱っているかが理解できるはずです。

特定の犬種について詳しいか

先述したように、ブリーダーは特定の犬種のプロであることが多いです。
そのため、特定の犬種を専門にしたブリーダーである場合は、その犬種についていろいろと聞いてみましょう。
もちろん事前にその犬種について調べておく必要がありますが、ブリーダーは扱っている犬種のプロであるため、たくさんの知識を持っているはずです。
すぐに返答できなかったり濁すようなことがあったりすれば、そのブリーダーは信用できるかどうか怪しいといえるでしょう。

こちらの飼育環境をチェックしてくるかどうか

犬のことを大切に想っているブリーダーは、引き渡した後の犬の生活についても考えています。
そのため、チェックシートなどで飼い主となる人の生活環境を聞いてくるブリーダーのほうが安心できるでしょう。
お金を払ってくれたら誰でも良いというわけではなく、我が子同然の子犬を引き渡すわけです。
子犬がその後も幸せに生活してほしいと願うのは、良いブリーダーである証拠といえるでしょう。

犬は良いブリーダーから迎え入れよう

出典:https://www.shutterstock.com

犬をブリーダーから迎え入れるのは、多くのメリットがあります。
特に親犬を見ることができる点が、大きなメリットといえるでしょう。
ほとんどのブリーダーは犬を大切に扱っていますが、一部には劣悪な環境で商売道具として犬を扱っているブリーダーもいます。
良いブリーダーかどうかは、実際に犬舎に行ってみることで見分けることができるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事