犬がマスカットを食べたらダメ!危険性と食べてしまったときの対処法

犬が食べてはいけない食材はたくさんあります。マスカットは食べるとぶどう中毒を引き起こす可能性があります。ここでは、犬がマスカットを食べることの危険性や食べてしまったときの対処法をご紹介します。 2020年10月25日作成

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犬はマスカットを食べてはダメ!

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結論から言うとマスカットは犬に与えてはいけない食べ物です。犬が特に食べてはいけない食材はチョコレート、玉ねぎなどのネギ類、ブドウやレーズンなどブドウ類が挙げられます。マスカットはこのブドウ類に含まれ、犬がブドウ類を食べると、ブドウ中毒を引き起こします。

ブドウ中毒はブドウ、マスカット、レーズン、巨峰、ピオーネなどの種類を食べることでも引き起こされるので注意が必要です。

ブドウ中毒は、命に関わる症状を引き起こす可能性があります。ブドウ中毒を引き起こす量は個体差により異なるため、たくさん食べてから症状が見られる場合もあれば、1粒食べてすぐに症状が見られる場合もあります。
犬にマスカットを与えないように、自宅でマスカットを食べるときはどんなに食べたいとせがまれても与えることはせず、種や皮なども口にすることがないように処分しましょう。

ブドウ中毒の症状とは?

犬とともに暮らしている方であれば、ブドウ中毒という病気を一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。ブドウ中毒は命に関わる症状を引き起こす可能性のある怖い病気ですが、どんな症状があるのでしょうか。ここでは、ブドウ中毒の症状についてご紹介します。

1、消化器症状

ブドウ中毒では嘔吐や下痢などの消化器症状が見られます。マスカットを食べた数時間後に嘔吐の症状が見られ、中には下痢や腹痛などの症状が見られることもあります。他にも元気がなくなる、ご飯を食べないなどの体調の変化も見られます。
これらの症状が見られるかどうかは個体差がありますので、症状が出ない場合もあります。ただ、症状が出ないからと言って安心はできませんので注意が必要です。

2、震え・けいれん

ブドウ中毒では震えやけいれんなどの症状が現れることがあります。ブドウを食べてから数時間後にガタガタと震え、中にはけいれんや意識を失う場合もあります。
長時間のけいれんや呼びかけても反応がない・反応が薄い場合は、さらに症状が進行し、命に関わる状態に陥る可能性があるので、すぐに動物病院を受診する必要があります。

動物病院を受診するときにはあらかじめ、いつマスカットを食べたのか、現在の犬の状態や様子、震え・けいれんの時間、意識レベルなども伝えておきましょう。細かく伝えることで動物病院に到着したときの対応がスムーズになります。犬の状態や優先順位などにより、診察順位が変わる可能性もあります。

3、腎障害

ブドウ中毒の怖い症状は急性腎不全を引き起こすことです。急性腎不全は腎臓の機能が急激に低下してしまう病気で、むくみや尿が出なくなる、食欲が落ちる、消化器症状、脱水、けいれんなどが見られます。腎障害はすぐに動物病院で治療を行う必要があり、進行すると死に至る場合もあります。

急性腎不全は動物病院に入院し、点滴をしながら、体調を管理していく必要があります。治療を開始しても、状態によってはそのまま亡くなってしまうことも少なくありません。

腎臓は尿をつくり、体の外に排泄するだけでなく、老廃物の排泄、赤血球をつくる、血圧の調節などを行う大事な臓器です。腎臓の細胞は一度死んでしまうと回復することはありません。腎臓に負担をかけないような食生活や点滴、内服を投与することで進行を遅らせるような治療を行っていきます。腎臓が悪くなってしまうと、一生腎臓病と付き合うことになります。

中毒量とマスカットを食べたときの対処法とは?

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マスカットは食べるとブドウ中毒を引き起こす可能性がある危険な食べ物ですが、どれくらい食べると中毒症状が出るのでしょうか。ここでは、中毒症状を引き起こす量や犬がマスカットを食べてしまったときの対処法についてご紹介します。

中毒症状を引き起こす量は?

ブドウ中毒を引き起こす量は体重1kgに対して約30gです。マスカットは1粒10~12g程度になるので、1kgの犬であれば3粒、5kgの犬であれば15粒程度で中毒症状を引き起こしてしまいます。しかし、犬には個体差があるため、たくさん食べても軽症で済む場合もあれば、1粒で重症化してしまう可能性もあります。

どちらにしてもマスカットは犬にとって危険な食べ物なので、与えないように注意しましょう。家族が食べる場合は食べているときは犬をケージに入れるか、目を離さないようにし、食後は犬が触ることのないようにすぐに処分します。ゴミ箱も犬がいたずらできないようにしておきましょう。

食べたときの対処法は?

犬がマスカットを食べてしまったときはすぐに動物病院に連絡し受診しましょう。動物病院を受診するときは、マスカットを食べた時間、食べた量、現在の犬の症状などを必ず伝えましょう。かかりつけの動物病院が近くになく、初めて行く動物病院の場合は、犬種、体重、既往歴、現在飲んでいる薬の有無、動物病院までの時間などの情報も必要になります。

万が一、かかりつけの動物病院が夜間や休診日で診療時間外だった場合は、朝まで待つのではなく、診療中の動物病院を探し、電話で相談後受診しましょう。慌てて夜間の動物病院を探すのはとても時間がかかってしまいます。夜間に診察可能な動物病院をあらかじめ探しておくといいかもしれませんね。

マスカットは犬の届かない場所へ

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ここでは、犬がマスカットを食べることの危険性や食べてしまったときの対処法をご紹介しました。ブドウ中毒は犬とともに暮らしている方であれば、ご存じの方も多いかと思います。しかし、マスカットも同様にブドウ中毒を引き起こす可能性があることを知らない方もいるかもしれません。

マスカットは夏から秋にかけてスーパーなどで見かける機会が多くなります。暑い夏には冷やしたマスカットを犬に与えたいと思うかもしれませんが、犬はマスカットを食べてはいけない動物です。

ブドウ中毒になると、消化器症状、けいれん・震えなどの症状から腎障害・急性腎不全を引き起こします。ときに急性腎不全は急激に症状が進行してしまうため、すぐに入院し、点滴をしなければいけません。さらに治療が遅れると命を落としてしまう可能性もある怖い病気です。

マスカットを食べているときにどんなに犬が欲しがったとしても、1粒だから大丈夫と安易に考えてはいけません。犬には与えないように家族間で共有し、食べ終わったあとも犬がいたずらしないようにしましょう。

参考サイト

みんなのどうぶつ病気大百科(参照日:2020-09-03)
https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/

文部科学省 食品成分データベース
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=7_07178_7

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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