無添加のキャットフードが選ばれるワケとは?

キャットフードの選ぶ基準はそれぞれ。無添加のものが注目を集める理由や、体に良いとされるキャットフードの選び方のポイントをご紹介します。 2020年08月29日作成

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多くのキャットフードには添加物が!

健康志向の高い人なら、食べ物の添加物について気になったり、避けたりすることはあるでしょう。人間が食べるものだけでなく、近年はキャットフードへの意識も高くなってきており、無添加をうたう商品も出回るようになりました。

しかし、ドラッグストアやホームセンターなどで気軽に購入できるキャットフードから無添加のものを選ぼうとすると、圧倒的に数が少ないのも事実。リーズナブルな価格で購入できるキャットフードの多くは、添加物がたくさん含まれているものも多いです。

無添加のキャットフードとは?

出典:https://www.shutterstock.com

無添加キャットフードの特徴は、保存料や着色料、香料、甘味料といった人工添加物が使われていない点にあります。安全性の高い、ローズマリーやハーブ、緑茶抽出物といった天然成分の保存料は使われます。

市販のキャットフードによく使われている添加物は、以下のものなどがあります。
・BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
・BHT(ブチルヒドロキシトルエン)
・エトキシキン
・硝酸カリウム
・亜硝酸ナトリウム
・ソルビン酸カリウム
・グルタミン酸ナトリウム
・人工着色料(赤色○号、青色○号など)

多くのキャットフードに添加物が含まれている理由

無添加のキャットフードにまつわる情報の中には、とにかく「添加物の入ったキャットフードは危険」など、添加物=悪いものという認識をしてしまうようなものもあります。

ただ、添加物が入っているから安全ではないという決めつけは早計かもしれません。キャットフードに添加物が含まれているのには、きちんとした理由があることも多いからです。

添加物の中には、品質を保持したり、安全を守るためのものもあります。よく話題にのぼる酸化防止剤も、その1つ。脂肪は、猫の体に必要な栄養素で、どのキャットフードにも含まれていますが、酸化により嘔吐・下痢を引き起こしてしまう恐れがあります。酸化防止剤は、脂肪の酸化を防ぎ、味や品質を保ったり安全性を守ったりする目的で使われています。

なぜ無添加のキャットフードが勧められるのか

添加物の中には、使用が制限されているものもあります。体に害のあるものは添加物として認められませんが、キャットフードに使える添加物の中には使用量に制限が設けられているものもあります。

また、人間が食べるものには禁止されている添加物が、猫用となると使用許可されているケースもあるため、その安全性に疑問を持つ声も少なからずあるようです。

安価なキャットフードの中には、本来猫が消化を得意としない穀類やとうもろこし、大豆などの食材が多く含まれていたり、最低ランクのお肉が使われていたりすることもあるようです。添加物はこうした品質の悪いとされる食材を補うために使われるという説もあります。

日本のキャットフードは、「ペットフード安全法」という法律に基づいていますので、必要以上に警戒する必要はないのかもしれません。しかし、猫の健康のことを考えて、少しでも健康的なものを食べさせてあげたいと考える飼い主さんにとっては、無添加のものの方が安心できるという気持ちもわかりますよね。

キャットフードを選ぶ際に注目すべきポイント

出典:https://www.shutterstock.com

では、身近に販売されているキャットフードの中から、できるだけ無添加のものや健康によりよいものを選ぶには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

添加物の記載の少ないものを選ぶ

ペットフードは、原則添加物を含むすべての原材料名を表示する義務があります。したがって、パッケージを見ると添加物の有無やその内容を知ることができます。大々的に「無添加」と書かれていれば見つけるのは簡単ですが、無添加をうたうキャットフードはそう多くありません。添加物の種類や名前を把握し、成分表を見て判断することをおすすめします。無添加のキャットフードは少ないため、できるだけ添加物の少ないものから選ぶこともあるでしょう。

主原料はなにか?

原材料名の表示は、使われている量が多い順に記載されることとなっています。つまり、原材料名の一番始めにくる食材が、そのフードの中で一番多く使われている食材ということです。ただ、「肉類」と記載されていても、その成分に穀類やとうもろこし、大豆、○○ミールといった記載がある場合、注意が必要です。「肉類」のあとに(ビーフ)あるいは(チキン)など、どのお肉が使われているのか明確になっているとより安心です。

穀物は、キャットフードによく使われる食材ですが、品質の低いキャットフードの中にはかさましのために大量に含まれていることがあると言われています。近年では、穀物不使用(グレインフリー)のものも増えているため、そちらを選ぶのもおすすめです。

人気の高い無添加のキャットフードをご紹介

シェフキャット

猫に必要な栄養素の割合に基づき、タンパク質、炭水化物、脂肪の理想のバランスを理想的に実現している無添加キャットフード。特別な製法によりじっくりと乾燥させるため、タンパク質や栄養分や風味を損ないにくくなっています。注文し、手元に届くのは常に新鮮な状態なので安心。


シェフキャット

たまのカリカリねこまんま

九州産の若どり(生肉のみ)を主原料とする、国産の無添加キャットフードです。鰹節、わかめ、煮干しといった海産物が組み合わさっているのも特徴。人間が食べることのできる素材ばかり使用し、その品質も高いです。


たまのカリカリねこまんま

ねこままちょいす

国産原材料のみを使用し、国内工場で製造・加工された無添加のキャットフード。余計なものを加えず、香料等も使われていないものの、食い付きの良さが特徴です。無添加キャットフードへの食いつきが心配な飼い主さんにもおすすめ。


ねこままちょいす

Fish4catsイワシ(無添加キャットフード)

主原料はお魚(イワシ)の、無添加キャットフードです。消化吸収に優れ、すべての年齢の猫が食べやすい点も魅力。低アレルギーの食材のみを使っているため、アレルギーに悩む猫も食べやすいのではないでしょうか。


Fish4catsイワシ(無添加キャットフード)

キャットフードは栄養バランスが考慮されたものを

今回は、無添加のキャットフードの特徴や、健康を考えたキャットフードを選ぶ際のポイントについてご紹介しました。添加物たっぷりの食品は、私たちが口にするのをためらうように、キャットフードにも同じことが言えるのかもしれません。愛猫への健康志向の高まりにより、無添加のキャットフードも注目をあつめています。気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考サイト

CHIEN-CHIEN シアンシアン(参照日2020-7-27)
https://item.rakuten.co.jp/regalfactory/10000323/

帝塚山ハウンドカム 楽天市場店(参照日2020-7-27)
https://item.rakuten.co.jp/ashu/ao-0005/

犬猫自然食本舗(参照日2020-7-27)
https://item.rakuten.co.jp/inunekohonpo/90053/

緑のある犬猫美容室ココットベール(参照日2020-7-27)
https://item.rakuten.co.jp/cocotte-vert/fish4-cat-iwashi_2/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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