ハムスターの里親になるための心構えと準備

ハムスターは、ペットショップで購入するだけでなく、里親として迎えることも可能です。その前に知っておきたい心構えと準備についてご紹介します。 2020年09月10日作成

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ハムスターの里親になるには

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何らかの事情で家庭で飼育できなくなったハムスターを引き取って飼うことを、里親と呼びます。ハムスターに限らず、犬や猫などの動物も、里親が飼うことで行き場のないペットを救うことができます。

ハムスターの里親募集は、様々なサイトや団体などで行われています。知り合いから個人的に譲り受けることもあるでしょう。ペット全般の里親募集サイトや、動物保護団体など、自分の住んでいる地域に近いところから探すことも可能です。ハムスター専用の保護活動を行っている団体もあります。

SNSを使って個人的に里親募集をする飼い主さんもたくさんいるようですが、これは少し注意が必要かもしれません。個人情報を特定されるような質問に答えたとたんに連絡が途絶えたなどのトラブルも発生しています。

誰もが里親になれるわけではない

個人にしろ、保護団体にしろ、里親を募集する側はハムスターが快適な生活を送れるように、様々な条件を作っている場合がほとんどです。どんなにハムスターを迎えたいという気持ちがあっても、その条件に当てはまらなければ譲り受けることはできません。

なかには、「こちらが善意で申し出ているのに、条件があるとは何事か」と思う人もいるかもしれません。しかし、ハムスターにとって最適な飼育環境を考えた上でのことで、命を守るために必要なことです。

多くの場合、条件に当てはまるかどうか確認の上、まずは里親募集をしている団体等に申し込みを行います。その後、その団体での審査を経て里親になれるかどうか決まります。

ハムスターの里親になれる条件とは?

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里親の条件は、それぞれの保護団体等により異なります。ある団体の条件をもとに解説しますが、この限りではありません。

・ハムスターを飼うにあたり適当な安定した収入のある方
・乳児がいない家庭
・ペット飼育可能の住宅に住み、かつ室内飼いができる方
・同居家族全員がハムスターに適した飼育環境を理解している方
・単身者、高齢者世帯は有事の際に終生飼育の責任が負える後見人がいる
・爬虫類を飼育していない、飼育する予定のない方
・(その保護団体の)里親募集対象エリアに住んでいる方
・ハムスター専門の飼育書を1冊以上持っている方
・トライアル期間中、定期的に生活状況の報告ができる方
・譲渡契約書に署名捺印ができる方
・医療費負担金の寄付が可能な方
・何があっても最期まで飼育する気持ちがある方

このように、里親になる条件は細かく決められている場合が多く、ペットショップで購入するよりも厳しい部分があるかもしれません。保護団体等では、2,000円程度の寄付をすることが条件の1つになっていることも多いです。里親だから無料で譲り受けられると勘違いする方もいますが、実際は引き取るにあたりお金がかかるのが一般的です。これは、悪意ある方からの応募を防止したり、保護ハムスターにかかる治療費等に充てたりといった目的があります。

ハムスターの里親になるための心構え

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ハムスターは、ペットショップでも比較的手頃な価格で販売されていることから、衝動的に飼おうと思い立つ人も少なくありません。しかし、当然ですが命に軽い・重いはありません。とても小さなペットで、寿命もさほど長くありませんが、何があっても最期まで面倒をみるという覚悟が必要です。

ハムスターのケージは小さいですが、お掃除は案外大変です。元気で長生きさせるためには、常に清潔を保ち快適な環境に整える必要があります。特に大変だと言われるのが、おしっこの掃除です。ハムスターは、トイレを覚えることもありますが、覚えられない子もたくさんいます。おしっこの匂いはきつく、最低でも2日に1回は綺麗にしないと不衛生になります。

また、ハムスターは夜行性です。夜中に活発になり、飼い主さんが眠りについた頃に回し車で遊ぶ…。なんてことは、当たり前のようにあります。こうした特徴についても、しっかりと把握した上で飼えるかどうか判断しましょう。

ハムスターを飼う際には、経済的な負担もあります。毎日の食費、消耗品、病気や怪我の際の医療費、快適な室温を保つための電気代…。こうした支出は確実にかかります。

周囲の人の協力も必要

単身者や、高齢者だけの世帯の場合などは、自分がお世話できない時のために、誰か代わりに責任をもってくれる人を見つけておくことも必要です。もちろん、家族がたくさんいる家庭でも、同じことが言えるでしょう。普段中心となっている人が用事などでお世話できない時、他の家族はなにも分からないという状況は危険です。家庭で飼育する際は、家族みんながハムスターの飼育環境についてきちんと理解しておく必要があります。

小さな子どもがいる家庭は、里親の条件に当てはまらないことも多いです。これは、力加減のできない子どもがハムスターを握りつぶしたり、投げたりしてしまう事故が起こりうるためです。

家族に小さな子どもがいなかったとしても、お客さんや別居中の家族に子どもがいる時には注意しましょう。

ハムスターの飼育方法は2冊以上の飼育書を参考に

ハムスターにとって良い環境や、育て方の基本、困った時の対処法などは、飼育書で事前に学んでおくことをおすすめします。できれば、飼育書は2冊以上あった方が良いです。飼育書を選ぶ際は、できるだけ最新の情報が掲載されているもの、病気や怪我などについて詳しく書かれているものが便利。衝動的に飼うことを決めて後悔しないためにも、時間をかけて飼育書を読んで判断されることをおすすめします。

ハムスターを迎える時には十分な準備と心構えを

今回は、ハムスターの里親になるための心構えや条件についてご紹介しました。ハムスターは小さい動物ですので、飼いやすいと誤解されることも多々あります。しかし、意外とお世話は大変です。里親として迎える際には、様々な条件を提示されることも多く、引き取ったあとも一定期間は飼育状況の報告などでやりとりすることもあります。里親になるための条件が厳しいという意見もあるかもしれません。しかし、考え方によっては、ハムスターの命や健康を守るために最低限必要な条件とも言えます。ハムスターを迎えようか検討中の方は、里親として引き取る方法もあることを知っていただき、十分な準備をしてから検討されることをおすすめします。

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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