猫の健康維持に!ブロッコリーを与えると得られるメリット

ブロッコリーといえば栄養価が非常に高い食材であり、さらには彩りも良く人間の食卓にはよく並びます。そんな健康に良いブロッコリーですが、猫に与えるとどのようなメリットがあるのでしょうか? 2020年08月04日作成

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ブロッコリーの栄養バランス

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ブロッコリーには数多くの栄養素が含まれています。
ブロッコリーに含まれている三大栄養素としては、タンパク質・炭水化物・脂質の順で割合が多いとされています。
その他にも、葉酸・ビタミンE・ビタミンC・モリブデン・ビタミンK・カリウムなど、様々なものがあるのです。とても栄養価が高い野菜であると言えます。

タンパク質

なんとブロッコリーは、1個あたり41kcalととてもローカロリーな野菜となっています。
その一方で、タンパク質がかなり豊富なので、タンパク質を効率的に補給をすることのできるダイエット食材として食べられることが多いのです。
太り過ぎでダイエットが必要な猫にはおすすめです。

食物繊維

ブロッコリーには食物繊維も含まれており、食物繊維は消化がされないことから、お通じが非常に良くなり、ダイエットに効果的なのです。ブロッコリーは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれていますが、不溶性食物繊維が特に豊富となっています。

ビタミンE

ビタミンEはトコフェロールとも呼ばれます。
ビタミンEは抗酸化作用を持っていることから、毛艶を保ってくれたり、アンチエイジングに効果があると言われているのです。

ビタミンK

ビタミンKは、出血をした際に血液を固めることによって止血をしてくれたり、骨にあるタンパク質を活性化してくれたりなど、丈夫な骨を形成してくれるような働きをしてくれます。

葉酸

葉酸は、体の細胞の生まれ変わり、そして成長をしっかりとサポートしてくれる大切な役割を持ってくれているビタミンの一種です。妊娠中の猫にも大変おすすめです。

ビタミンC

ビタミンCには抗酸化成分があることから、加齢や運動による酸化のストレスや、関節炎などに関連する病気の予防や治療に非常に役立つのです。

猫にブロッコリーを与えても大丈夫?

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基本的に猫にブロッコリーを与えても問題はありません。
しかし、アレルギーを起こしたり、病気を持っている猫には悪影響を与えてしまう場合もあります。
また、健康な猫に与える場合にも量や与え方にはしっかりと注意をすることが必要です。

ブロッコリーから得られるメリット

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ブロッコリーを猫に与えることによって得られるメリットとしては、一般的に以下のようなものが挙げられるとされています。

◎殺菌作用と抗酸化作用がある
◎老化防止の作用がある
◎肝臓の解毒機能を活発にしてくれる働きがある
◎抗ガン作用がある
◎体内の老廃物や有毒物質の排出を促してくれる
◎便秘解消してくれる
◎貧血を予防してくれる

ブロッコリーを与えるときに注意すべきこと

どれだけブロッコリーが栄養価が高くて健康維持に良いとしても、ブロッコリーを与える量は、1日に小さじ1杯程度を限度にすることが必要なのです。
実は、ブロッコリーにはゴイトロゲンという甲状腺の機能を低下させてしまう物質がごく少量、含まれています。

少量ということから、そこまで摂取量を細かく気にする必要はないと言えますが、もし心配をするのであれば、数cm程度の小さいブロッコリーをひとかけらだけ与えることがおすすめです。

大きさ

ブロッコリーは基本的に大きいことから、細かく切って与えることがおすすめです。
大きすぎると、食べきれなかったり喉に詰まらせてしまったりなど、トラブルが起こってしまいますので、きちんと食べやすい大きさに切ってから与えるようにしてあげてください。

生で与えない

生のブロッコリーを与えてしまうと、猫が消化不良を起こしてしまう可能性があります。
ブロッコリーは必ず加熱をしてから与えるようにしてください。

また、ブロッコリーをお湯にて茹でて加熱をしてしまうと、ブロッコリーの中に含まれていビタミンなどが水中に溶けだしてしまいます。
せっかく摂取できるはずの栄養素を摂取できなくなってしまう可能性があるので、できれば電子レンジを使用して栄養素を逃がさないようにして調理をすることが大切です。

持病

・甲状腺機能低下症である猫の場合
ブロッコリーに含まれているスルフォラファンという成分は、健康な猫の場合にはしっかりと有効に働いてくれることから効果を期待できます。
ヨウ素欠乏によって甲状腺機能低下症になってしまっている猫には、逆効果になってしまうので注意が必要です。

・アレルギー
ブロッコリーにはアレルゲンがあることから、ブロッコリーに対してアレルギーを持っている猫の場合には注意が必要です。

ブロッコリーの葉の部分は、たとえ猫が食べたとしても大丈夫な部分です。
外葉の場合には農薬残留があるという恐れもあることから、葉を与える場合には、できるだけ内葉をあげるようにしてあげてください。

茎は非常に固いことから、与える際には皮を剥いてから与えてあげるようにしてください。また、茹でることによって、皮と芯の境界が見えてきますので、見えてきたら皮を剥いて食べやすいように細かく切って与えると、難なく食べることができます。

ブロッコリーは栄養が豊富!

ブロッコリーには、非常に沢山の栄養素が含まれていることから、猫の健康維持には非常におすすめの野菜です。
ただし、ブロッコリーを与える際には、量や調理方法などに気をつける必要があります。猫に美味しくブロッコリーを食べてもらえるようにしましょう。

参考サイト

文部科学省 食品成分データベース(参照日:2020-06-25)
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06264_7

著者情報

Hanaco

子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

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