ハムスターの快適生活を手に入れるための床材の選び方とは?

ハムスターの床材の種類は豊富です。何を選ぶべきが悩む飼い主さんも多いでしょう。今回はそんな飼い主さんに役立つ情報をまとめてご紹介します。 2020年06月17日作成

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ハムスターの床材にはどんな役割があるの?

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ハムスターの床材は、チップとも呼ばれています。床材は、ケージに敷くことで断熱効果や防音効果を発揮する役割があります。寒い時期には体を温めるために使ったり、体を隠すために使ったりと、ハムスター自身が身を守るために必要です。

その他にも、巣を作るための材料として使われたり、ハムスターがおもちゃなどから落ちた時のクッションの役割も果たします。

ハムスターの床材を自作するメリット・デメリット

床材は様々な種類が販売されていますが、なかには新聞紙など身近なもので代用されている家庭もあるでしょう。確かに、新聞紙やワラ、布など、家にあるもので代用することも可能です。

これらの材料で自作すれば、お金をかけずに準備することができますし、要らなくなったものを再利用することができます。

しかし、その一方で準備の手間がかかったり、素材によってはハムスターが嫌ったりケガなどの元になる恐れもあります。例えば、新聞紙で床材を作った場合、インクの臭いを好まなかったり、インクの色が体についてしまったりといったデメリットがあります。さらに、ワラは先がとがっているため目のケガにつながる恐れがあります。布については、新聞紙よりもさらに割く手間がかかる上、誤飲した時が心配です。

ハムスターの床材の種類は?

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ハムスターの床材に使われる素材は、主に木、紙、コーンがあります。それぞれの特徴について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ウッドチップ

ウッドチップは、広葉樹や針葉樹をフレーク状に加工したものです。ポプラや白樺などがよく使われています。チクチクとした細かく裁断したものと、フワフワと柔らかくしたものがあります。

ウッドチップはハムスターの床材のなかでも特にオーソドックスなものと言えるでしょう。吸湿性や保温性に優れている点が特徴で、巣作りを行う時にも最適な素材と言えます。

広葉樹と針葉樹とでは、スギやマツを使った針葉樹の方が手頃な価格で販売されています。快適さを考えると、より温度調節に優れている広葉樹の方が良いという意見も多いです。どちらにしても、まれにアレルギーを発症する場合があるため、初めて使う場合はしばらく注意深く観察する必要があります。

ペーパーチップ

ウッドチップと同様に、保温性や通気性が優れている点が特徴です。ウッドチップに比べると、販売されているお店は少なく、主にペットショップが中心です。また、ウッドチップよりも高額で販売されているものが多いですが、ウッドチップと同様にとても人気の高い床材です。

ウッドチップにない点といえば、アレルギーの心配が少ないことです。ウッドチップよりも軽いため、潜りやすいというメリットがある反面、ケージの外までチップが飛んで汚れやすいというデメリットもあります。

白い色のペーパーチップであれば、トイレの掃除が非常に楽です。ひとめで汚れが判別できるため、飼い主さんの手間は少なくなるでしょう。

コーンチップ

トウモロコシを細かく砕いて作られています。食材が使われているという点では、口に入ったとしても安心感があるでしょう。しかし、掃除を怠るとカビが生えたり腐ったりするため、必ずしも常に安心できるとは言い切れません。

ウッドチップやペーパーチップに比べると高額で、ペットショップであっても取り扱いされていない場合があります。

ハムスターの床材を選ぶ際のポイント

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床材の種類がわかったら、次は購入する際に知っておきたいポイントも見ておきましょう。床材を選ぶ時は、特に快適かどうかと安全かどうかの2点を意識すると良いです。

ウッドチップの床材を使った時に、アレルギー反応が出るハムスターもいます。くしゃみやかゆみといった様子が見られるようなら、他の素材に変えましょう。また、床材を食べる癖があるハムスターには、ペーパーチップは不向きです。

ウッドチップを購入する際は、念のために木片や他の素材が紛れていないかチェックした方が良いと言われています。特に、海外で製造された安価なものの場合は注意した方が良いとされています。

ハムスターの床材の使用方法

購入した床材は、ハムスターの体がすっぽりと隠れるくらいの深さまで敷き詰めます。夏は床材に潜る頻度が低くなるため、もう少し少なくても良いとされています。床材の交換は月1回が目安です。もちろん、汚れてしまった場合はその都度部分的に交換する必要もあります。

床材の種類を変える際は、一度に全て新しいものに交換するのではなく、半分ずつ交換した方がストレスをかけにくいと言われています。床材の匂いや感触に徐々に慣れていくように変えてあげましょう。

人気が高いハムスターの床材3選

マルカン ふわふわベッド

天然モミ材を使用した床材です。モミ材は動物研究所でも使用されているそうで、刺激の少ない素材です。ふわふわと柔らかい点も特徴で、ハムスターが潜りやすいと多くの飼い主さんに選ばれています。粉ホコリを取り除いてある点も嬉しいですね。


マルカン ふわふわベッド

三晃商会 業務用 白樺・広葉樹チップ

白樺が使われたウッドチップです。針葉樹に比べると刺激や臭いが控えめで、吸臭・吸湿に優れているそう。内容量6kgの割にコスパがよく、多頭飼育している家庭では特に人気が高いです。


三晃商会 業務用 白樺・広葉樹チップ

三晃商会 ケアペーパー

赤ちゃんの紙おむつにも使用される高品質な紙を使ったペーパーチップです。とても高いクッション性と、給水性に優れています。ハムスターが自ら巣作りのためにほぐすことで、何倍にもふくらんでフカフカになるのもポイントです。ウッドチップが体質的に合わない場合にもよく選ばれています。


三晃商会 ケアペーパー

ハムスターの床材は安全性と快適さを考慮して

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今回は、ハムスターの床材の種類と選ぶ際のポイントをご紹介しました。ハムスターの床材は、素材によってメリットとデメリットがそれぞれあり、快適かどうかはハムスターの好みや体質によって変わってきます。今回ご紹介した内容を参考に、ぜひハムスターにとって快適な空間をつくってあげてくださいね。

参考サイト
charm楽天市場店(参照日:2020-5-19)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/42098/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/238547/
https://item.rakuten.co.jp/chanet/59254/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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