愛犬の健康を考えよう!多彩なドッグフード種類とその特徴を解説

あなたはドッグフードと聞くと、どんなものを思い浮かべるでしょうか?ドッグフードといっても、さまざまな種類があります。
そこでこの記事では、ドッグフードの種類別の特徴をまとめました。種類別のおすすめドッグフードも見てみましょう。 2020年06月11日作成

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ドッグフードの種類・特徴

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まずは、ドッグフードの種類を確認しましょう。
ドッグフードの種類はたくさんありますが、大きく分けて3つの種類があります。
それぞれの特徴を知り、愛犬に合うドッグフードを探してみましょう。

ドライタイプ

もっとも一般的なのは、ドライタイプのドッグフードでしょう。
いわゆる「カリカリ」などと呼ばれるドッグフードです。
ドライタイプは数あるドッグフードの中でも水分量が低く、およそ10%しか水分を含んでいません。
子犬からシニア犬まで、さまざまな犬がこのドライタイプをメインとして食べています。

ウェットタイプ

ウェットタイプは、ドライタイプと異なり水分量がもっとも多いドッグフードです。
全体の70%以上が水分であるため、ほかの種類に比べてにおいが強い傾向にあります。
また、ウェットタイプは鮮度を維持するために缶詰タイプのものが多いです。
ウェットタイプは長期保存ができます。
しかし、水分量が多いため一度開封したら腐りやすくなってしまうため、すぐに使い切ってしまわなければなりません。

セミモイストタイプ

セミモイストタイプは、ドライタイプとウェットタイプの中間に位置するドッグフードです。
水分量もまさに中間といった具合で、約25~35%程になります。
後述でメリット・デメリットをご説明しますが、セミモイストタイプはドライタイプとウェットタイプのメリット・デメリットの両方を併せ持ってるため、必ずしも良いとこどりというわけではありません。

ドッグフードの種類別のメリット・デメリット

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それでは次に、ドッグフードの種類別のメリット・デメリットを見ていきましょう。
どの種類にも大きなメリットがあり、それに伴うデメリットも存在します。
現在の生活環境なども踏まえて、愛犬に与えるドッグフードを決めてみてはいかがでしょうか?

ドライタイプのメリット・デメリット

ドライタイプのドッグフードのメリットとしては、栄養価が高いものが多い点です。
総合栄養食として販売されているものが多いため、ドッグフードのみで十分に必要な栄養を摂取することができるでしょう。
また、カリカリとしているため歯に食べカスが残りにくく、歯垢が溜まりにくいというメリットもあります。
デメリットとしては、水分量が少ないため同時に十分な水も与えなければならない点です。
また、大きい袋で販売されていることが多いため、酸化しやすいことも挙げられます。
酸化を抑えるために、酸化防止剤などの添加物が含まれていることが多いのも、デメリットのひとつでしょう。

ウェットタイプのメリット・デメリット

ウェットタイプのドッグフードは、においが強いため犬の食いつきがとても良いことがメリットとして挙げられます。
そのため、食が細くなってきたシニア犬や、夏バテ気味の犬におすすめです。
また、一食分として分けられた缶詰タイプのものが多いため、新鮮な状態で食べることができるでしょう。
ただ、先述したように開封後の保存が難しいため、新鮮な状態で与えたい場合には開封後に使い切らなければならない点は、デメリットになるかもしれません。
さらには、ウェットタイプのドッグフードは水分量が多く、ドライタイプと同じ栄養を摂るにはたくさん量を食べなければいけないため、コストが高くなることが多いです。

セミモイストタイプのメリット・デメリット

セミモイストタイプのドッグフードのメリットは、ドライタイプとウェットタイプの良いとこどりといえます。
ドライタイプに比べて水分量が多いため、食事といっしょに水分を摂ることが可能です。
また、ウェットタイプ並みの強いにおいがするので、犬の食いつきも良いでしょう。
しかし、デメリットはそれぞれの種類の悪いとこどりでもあるのです。
ドライタイプよりも栄養価が低く、水分量もそれなりに多いため、歯につきやすくなってしまいます。
十分な栄養を摂取できずに、歯垢のリスクが高まることは、十分なデメリットとなるでしょう。

【タイプ別】おすすめドッグフード5選

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それでは最後に、種類別のおすすめドッグフードをドライタイプ、ウェットタイプ各2品、セミモイストタイプを1品ご紹介します。
上記のメリット・デメリットとともに、愛犬に与えるドッグフードの参考にしてみてください。

【ドライタイプ】ロイヤルカナン 消化器サポート(低脂肪)

消化不良による下痢や、高脂血症の犬に考慮されたドライタイプのドッグフードです。
低脂肪で必須脂肪酸も多く含んでいるため、消化もスムーズに行ってくれることが期待できます。
食事療法が必要な動物のためのドッグフードであるため、愛犬が高脂血症で悩んでいる人は、検討してみてはいかがでしょうか。


ロイヤルカナン 消化器サポート(低脂肪)

【ドライタイプ】シェフドッグ

ほとんどのドライタイプのドッグフードには、酸化防止剤が含まれています。
しかし、このドッグフードは無添加であるため、酸化防止剤や着色料のような添加物は含まれていません。
また、原材料の肉はすべて生肉を使用しているため、素材本来のにおいが強く、犬の食いつきが良くなることが期待できます。
肥満気味の犬やアレルギー症状に悩んでいる犬など、さまざまな種類から選べることも嬉しいポイントです。


シェフドッグ

【ウェットタイプ】フィッシュ4ドッグ サーモンムース

このドッグフードは、なんと原材料の99%がサーモンで占められています。
その名のとおり、魚の栄養を犬に与えたいときに最適のドッグフードです。
ただし、このドッグフードだけでは犬に必要な栄養素をすべて摂取することはできません。
そのため、手作りドッグフードのメイン食材にしたり、総合栄養食といっしょに与えることが最適だといえるでしょう。


フィッシュ4ドッグ サーモンムース

【ウェットタイプ】プレイアーデン プレミアムウェットフード

この商品は、世界でもっとも厳しいといわれるドイツのBio認証機関の認定を受けたドッグフードです。
Bio認証機関の認定を受けることは、農薬や化学肥料などを一切使用せず、100%有機原材料を使用して生産された商品であるという証になります。
すべて人が食べられる原材料「ヒューマングレート」の高級食材を使用しており、ウェットタイプの中では高品質なドッグフードに分類されるでしょう。
ただし、ドイツではドライタイプとウェットタイプのドッグフードを組み合わせて犬に与えることが多いため、十分な栄養を摂らせるには同様にドライタイプのドッグフードも併せて与えることをおすすめします。


プレイアーデン プレミアムウェットフード

【セミモイストタイプ】 EZO セミモイストフード

エゾシカ肉と玄米、大麦と国産野菜などを配合した、セミモイストタイプのドッグフードです。
保存料や添加物は一切使用せずにレトルト加工をしているため、素材本来の味を楽しむことができます。
低脂肪高たんぱくのエゾシカ肉は、豚肉アレルギーなどに悩む犬にもおすすめです。


EZO セミモイストフード

犬に合ったドッグフードを与えましょう

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犬にも少なからず、ドッグフードの好みがあります。
ドライタイプのドッグフードを全然食べない犬でも、セミモイストタイプであれば喜んで食べるかもしれません。
また、ドライタイプに少量のウェットタイプを混ぜてあげるだけで食べるようになる犬もいます。
ドッグフードの食いつきが悪いと悩んでいる人は、一度ほかの種類のドッグフードを検討してみてはいかがでしょうか?

参考サイト
本間アニマルメディカルサプライ(参照日:2020-05-12)
https://item.rakuten.co.jp/wwpc/528024/

ひなたぼっこ楽天市場店(参照日:2020-05-12)
https://item.rakuten.co.jp/hinatabocco-shop/regal-chefdog01-5/

Wan-O-Wan楽天市場店(参照日:2020-05-12)
https://item.rakuten.co.jp/wan-o-wan/fish4_slmon_mousse600/

こだわりのペット用品 バディーズ(参照日:2020-05-12)
https://item.rakuten.co.jp/buddy-s/pureiagdw001/
https://item.rakuten.co.jp/buddy-s/kita-001/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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