モルモットの飼い方や注意点|モルモット向けのグッズも紹介

モルモットを飼う際の注意点は、伸び続ける歯をけずるためのかじり木や、毛が長い動物であるため毛のお手入れを欠かさないことなどがあります。基本的なモルモットの飼い方と、必要になるケージやトイレなどのグッズをご紹介します。

2020年05月22日作成

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モルモットの飼い方

画像出典:shutterstock

まずは、モルモットの飼い方をご説明します。餌はモルモット用のフードと牧草を合わせて用意しましょう。モルモットは体内でビタミンCを合成できないため、必ずモルモット専用のペレットを与える必要があります。ペレット入れはモルモットが噛んでも壊れにくい陶器製のものを選び、牧草は常に牧草フィーダーにセットしてください。モルモットの排泄物で汚れてしまわないように、水入れはケージにとりつけられる吸水ボトルがおすすめです。



ケージは通気性の良いものを用意しましょう。理想面積は652〜940c㎡、側面壁の高さは18〜25cmです。モルモットはあまり立体的な運動をしない動物なので、ケージを選ぶときは高さよりも底面積を重視します。モルモットは床材が汚れやすく、排せつ物の臭いが発生しやすいため、汚れた床材は毎日捨てて、月に1度はケージを丸洗いしましょう。長期間放置してしまうとモルモットにストレスを与えてしまうだけでなく、ケージ自体に臭いがついてしまいます。



なお、掃除の際はケージを熱湯消毒か日光消毒し、しっかりと乾かしてから新しい床材を入れるようにしてください。床材には様々な種類がありますが、広葉樹チップや紙製のパルプはモルモットのアレルギーが出にくいため、特におすすめです。また、底のない木製タイプの巣箱を用意してあげると、夜行性のモルモットも安心して昼間に眠ることができるでしょう。

モルモットを飼う際の注意点

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モルモットを飼う際の注意点は2つあります。1つ目は毛のお手入れをしてあげることです。モルモットは毛づくろいをしているときに毛を飲み込んでしまうことが多く、お腹に毛が溜まっていきます。にも関わらず猫のように毛玉を吐くことができないため、消化器官に詰まってしまって排泄や食事ができなくなる恐れがあるのです。特に長毛のモルモットは可能な限りブラッシングを行い、毛玉による体調不良を防ぐようにしましょう。

なお、モルモットにとってお風呂やシャンプーは大きなストレスなので、必ずしも行う必要はありません。
お風呂やシャンプーをする時は、あくまでモルモットの体が排泄物でひどく汚れてしまった時だけにしてください。

2つ目はかじり木の用意をすることです。モルモットの歯は生涯伸び続けるので、歯を削るためにかじれるものが必要です。このため、モルモットを飼うときは、かじり木を準備しましょう。かじり木がないと、歯のかみ合わせが悪くなってしまい、食事ができなくなる恐れがあります。

モルモットを飼うのに役立つグッズ6選

ここではモルモットを飼う際に役立つグッズをご紹介します。外漏れ防止のトレイがついたケージや、肌に優しいブラシ、モルモットがかじりやすいかじり木などがありますので、参考にしてみてください。床材では吸臭性と吸湿性に優れたチップがありますので、こちらも使うとモルモットがより快適に過ごせるでしょう。

モルモット向けグッズ(1)サンコー イージーホームEVO 60

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/heaven/

ベースカバーが斜めになっているので排泄物が転がりやすく、1か所に溜まることを防ぐことができる商品です。引き出しトレイ付きのケージはトレイを引き出すことで簡単に掃除ができるので、日々のお手入れが簡単に行えます。脚部にはキャスターがついているためケージの移動がしやすく、片手に物を持っていても開けられるワンタッチ式の正面扉も便利です。ロック部分は柔らかい樹脂製なので、モルモットが噛んでしまっても歯に負担が少なく、不正咬合や前歯の破折リスクが少ないというメリットもあります。


サンコー イージーホームEVO 60

モルモット向けグッズ(2)サンコー インサイド ディッシュドリンカー

画像出典:https://www.rakuten.co.jp/seiranen/

こちらの給水器は、お皿から水が飲めるタイプになっています。本体は飼育ケージの内側に取り付けができるため、様々なサイズのケージに対応できます。ケージの置き場所を変更しても、ケージ周辺の壁や家具に給水機が当たる心配がありません。ケージの柵に取り付ける構造なので、モルモットに適した低い位置に設置できます。市販のペットボトルを取り付けることもできるため、ボトルのお手入れ中でも給水できます。


サンコー インサイド ディッシュドリンカー

モルモット向けグッズ(3)マルカン ミニマルサロン スリッカーブラシ

画像出典:https://www.rakuten.co.jp/seiranen/

ブラシ面が柔らかいクッションになっているブラシで、地肌に優しい構造をしています。抜け毛や汚れをしっかりつかんで取り除けるので、毛球症対策に最適なブラシといえるでしょう。また、毛玉周辺は蒸れやすく、汚れによる皮膚トラブルが起こりやすいことから、定期的なブラッシングが欠かせません。モルモットは1年に2回、夏と冬前後に換毛するので、この時期は毎日しっかりとブラッシングを行うようにしてください。


マルカン ミニマルサロン スリッカーブラシ

モルモット向けグッズ(4)サンコー カドっこかじり木

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/kenkoubin/

どこからでも角をかじることができる三角形の木製かじり木です。モルモットの歯は生涯伸び続けるので、歯をけずろうとして頻繁に何かをかじろうとします。このかじり木はどの角度からも角をかじることができるうえに、三角形の形状なのでケージ内で転がってしまってもいずれかの角をかじれます。日々のメンテナンスや、ストレス発散としても活用できるグッズです。


サンコー カドっこかじり木

モルモット向けグッズ(5)マルカン ラビット トイレ ワイド

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/your-life/

39.5cm×24.5cm×22.5cmと大きめサイズの、ワイド型トイレです。モルモットは小動物の中でも排泄量が多い生き物ですが、このトイレは底面が斜めに設計されているので、オシッコをトイレ砂全体でキャッチすることができて掃除がしやすいですね。さらに底が深めに作られているため、膨らむタイプのトイレ砂でもこぼれにくくなっています。設置方法は柵にフックでかけるだけです。フック金具は高さが調整できるようになっているので、さまざまなサイズのケージに対応できます。


マルカン ラビット トイレ ワイド

モルモット向けグッズ(6)サンコー 白樺広葉樹チップ

画像出典:https://www.rakuten.ne.jp/gold/minimal/

足辺りが柔らかくアレルギー性も低い、モルモットの飼育におすすめの床材です。松や杉といった針葉樹のチップはアレルギーを発症する恐れがありますが、こちらのチップは刺激性が少ない広葉樹(白樺材)を使用しているので安心して使用できます。また、吸湿性と吸臭性にも優れているので、モルモットが快適にすごせる環境を作りやすいでしょう。なお、こちらの床材は防臭効果だけでなくクッション性も高いので、モルモットの足への負担を減らす効果も担っています。


サンコー 白樺広葉樹チップ

モルモットを飼うなら注意点を知っておこう

画像出典:shutterstock

今回はモルモットを飼う際の方法や注意点を含めて、役立つグッズをご紹介しました。モルモットを飼う際の注意点を知っておくことで、買い揃える必要があるグッズを選びやすくなり、モルモットもより快適に暮らすことができます。ケージや給水器、トイレなどの必需品以外にも、かじり木やブラシなどのグッズも必要になります。実際に飼うモルモットの特徴に合わせてグッズを選びましょう。その際は、今回ご紹介した役立ちグッズを参考にしてみてください。

参考サイト

小動物専門店ヘヴン (参照日:2019-08-23)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/heaven/

うさうさラビトリー (参照日:2019-08-23)
https://www.rakuten.co.jp/seiranen/

ペット健康便 (参照日:2019-08-23)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/kenkoubin/

ミニマル (参照日:2019-08-23)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/minimal/

YOUR LIFE 楽天市場店 (参照日:2019-08-23)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/your-life/

著者情報

原田さち

動物看護とトリミングに関する大学を卒業後、地元の動物病院へ就職。3年間の勤務ののち退職し、現在は保護猫カフェで出会ったぽっちゃり猫を溺愛中。爬虫類や両生類など、動物なら何でも大好き・オールOKな動物専門ライター。

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