緊急時はどうする?大型犬の避難

日本は地震や台風なども多く、災害大国とも呼ばれています。
犬を飼っている方は犬用の避難用品を揃えておくことも大切ですが、大型犬の場合には特に大変です。

大型犬の避難について紹介します。
2020年03月01日作成

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大型犬を避難所に連れて行くことはできる?

災害などの緊急時に利用する避難所ですが、現状では大型犬を連れて避難所を利用することは難しい現実があります。
避難所には動物好きの方ばかりでなく、犬アレルギーの方もいるかもしれません。

大切なことは自分の地域では、大型犬を避難所に連れて一緒に避難できるかを確認しておくことが必要です。
また、避難するにしても移動手段を日頃から検討しておくことも必要でしょう。

大型犬を移動するとなるとやはり車が有力になります。
しかし、避難先まで道が寸断されている可能性や途中で燃料切れになるケースもあります。
徒歩でいける範囲での避難ルートを検討しておくことも大切です。

自宅が無事ならばそのまま自宅に留まり過ごすことが1番安全ではあります。
しかし自宅が崩壊している時などは愛犬の避難場所として折りたためるクレートを用意しておくとそちらに移すことが可能です。
車で過ごす場合にもクレートは必要になるので、移動用のために普段から一つ折りたたみできるクレートがあれば安心です。

また、大型犬との避難は最悪避難所を利用できない場合も想定されます。
そんな時に役に立つものがアウトドア用のテントになります。
テントを用意しておけばすぐに仮宿を作れますし、家族全員で大型犬と過ごすことができるため愛犬も安心します。

ポイントはいつでも避難するような緊急事態が起きても慌てないように避難所で大型犬を受け入れてもらえるのかの確認と避難方法を検討しておくことになります。

愛犬用の避難グッズも準備しておこう

東日本大震災などをへて、防災意識が高まってきた日本ですがさまざまな防災用品が発売されています。
人用の防災用品をそろえて緊急時に備えて行くことは大切ですが、同時に愛犬用の防災避難グッズも準備しておきましょう。

上記で紹介したような折りたたみできるクレートや水皿、餌皿、リードと首輪などの用品を準備しておくことも大切です。
さらに1番大切なのはドッグフードや新鮮な水を準備しましょう。

ドッグフードは栄養価の高い高カロリーのものを準備しておくと安心です。
さらには、緊急時に環境が変わるとストレスでエサを食べなくなってしまう子もいるため、嗜好性の高い缶詰などを用意しておくと心強いですね。

ドッグフードと水は最低でも3日分用意しておくと安心になります。
定期的に防災グッズのカバンを点検して中身は新鮮なものに入れ替えておくようにします。

さらには迷子札を愛犬の首輪に装着しておき、災害や避難中の混乱により愛犬が迷子になっても大丈夫なように迷子対策も同時に行っておけば安心ですね。
大切なことは普段から防災意識を持って緊急時に備えておくことです。

大型犬との避難は小型犬と避難するよりも大変になります。
最悪避難所に入れずに野宿や車生活を余儀なくされることも想定しておきましょう。

普段から愛犬を環境に慣らしておこう

緊急事の環境の変化は人にも犬にもストレスがかかります。
普段からいろいろな場所にお出かけして愛犬に環境の変化に対する体勢をつけておくと安心ですね。

また、避難所が利用できなかった際に頼れる友人や親戚などの避難先をピックアップしておき、選択肢を何個か持っておくと安心ですね。
愛犬の不安な気持ちをケアできるのは飼い主さんしかいません。

緊急時にも冷静に対処できるように大型犬の避難についても考えておくことが大切です。
特に持病のある子やシニア犬などは薬を多めに常備しておくなど一度獣医さんと緊急時の対処法を相談しておくと良いでしょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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