愛犬がお座りをしない!考えられる原因5選

犬のしつけの基本として、お座りは大切です。
お座りができることによりマテや伏せもしやすくなります。

お座りを急にしなくなってしまった!という時に考えられる原因を紹介します。
2020年01月11日作成

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愛犬と飼い主さんにとってお座りは大切

愛犬と快適に生活するためには、人の社会のルールを愛犬に教えるしつけはとても重要です。

犬は飼い主さんをリーダーとして指示を聞くことで安心して生活をすることが可能です。
この信頼関係の基本としてしつけの入門編とも言えるのが、お座りになります。

お座りは相手に敵意がないことを示すカーミングシグナルとして犬が行う行動でもあり、服従のしるしでもあります。
また、お座りは犬にとってヤスメの状態でもあるためリラックスしている時にも行います。

犬自身が緊張してしまうような場面でも、座ることにより自らを落ち着かせることができます。

飼い主さんの目の前に愛犬がお座りをしてきたら、甘えてさわってほしいと示しています。
飼い主さんと愛犬がコミュニケーションをとって信頼関係を深めるためにもお座りの状態は必ず覚えたいしつけでもありますね。

そのように、犬にとっても必要なお座りをしなくなってしまうと飼い主さんも不安になります。
愛犬がお座りをしなくなった時に考えられる原因5選を紹介します。

①脚や股関節が痛い

愛犬がお座りをしなくなった時に早急に対応したいのはケガや病気が原因の場合です。

お座りの姿勢は後脚と股関節、腰など様々な部位を使います。
お座りの姿勢を取ることにより、これらの部分に痛みがあるとお座りをしないことがあります。

考えられる疾患として挙げられるのは、捻挫やヘルニア、リュウマチなどです。
また脚を捻ってしまったり、骨折している可能性もあります。

愛犬の腰や脚を痛がっていないか、熱を持っていないかチェックしてみましょう。
また、骨折などをしている場合には座らないだけでなく、脚を引きずっていることが多いので他に症状がないか確認してみましょう。

他にも異常が見られた場合には、すぐに動物病院の診察を受けるようにします。

②病気が原因

病気が原因による体調不良からお座りをしなくなってしまった場合にも緊急度が高い原因になります。

お腹や脚に腫瘍があり、苦しくてお座りをしなくなったということがあります。
また、痛みや苦しいため座れないということも考えられます。

座らない他にも下痢や嘔吐、食欲不振やふらつきなどの症状がある場合には病気の可能性がありますので、動物病院にて診察を受けましょう。

普段からの愛犬の様子をよく観察しておくと、少しの異変でも気づき早急に対応することが可能です。

③ストレスや緊張

環境の変化や外出先などでストレスを受けていたり、緊張しているとお座りをしなくなることがあります。

強いストレスを感じているとそこから体調不良になることもあるため、ストレスの原因を取り除いてあげることが大切になります。
また緊張しているとソワソワしている、はっはっはっと激しくパウンディングする、鼻をしきりになめる、あくびをするなどの仕草が見られます。

緊張からお座りをしないのであれば、一時的なことですので落ち着くことができればお座りをしてくれます。

④信頼関係の崩壊

飼い主さんがお座りの指示をだしているのに無視している、触ろうとすると唸る、噛むなどの仕草が見られる場合には信頼関係がきちんとできていない可能性があります。

飼い主さんがリーダーではなく愛犬の方が格上であると誤解している可能性があるため、しつけをやり直す必要があります。
このような状態ですと攻撃的になってしまい、コントロールが効かないなど様々な弊害が出てくるため、信頼関係を作り直すことが大切です。

しかし、一度信頼関係が壊れてしまうと修復するのはなかなか難しく、ドックトレーナーなどプロの力に頼ることがオススメです。

⑤老化によるもの

人間でも歳をとるとたったり座ったりすることが億劫に感じます。
犬も同様に7歳以降はシニア期と言われており、老化により足腰が弱ってきます。

そのため飼い主さんにお座りと言われてもなかなかスムーズに動くことができない場合もあります。
この時に無理やりお座りをさせてしまうと、腰などを痛める原因になってしまうため注意が必要です。

また、耳が遠くなり飼い主さんの指示が聞こえていない可能性もあります。
老犬の場合には、おおらかな気持ちで愛犬のペースに合わせてふれあいを楽しみましょう。

著者情報

UCHINOCO編集部

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