老猫ホームって知っている?どのような場所か紹介

人も高齢化社会と言われており、老人ホームが増えています。
そんな老人ホームと同じく、介護が必要な老猫や何らかの理由で家で面倒をるのが難しい老猫のお世話をしてくれる施設を老猫ホームと呼びます。

本記事ではどのような場所かを中心に老猫ホームを紹介します。 2020年01月08日作成

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老猫ホームとは?

老猫ホームとは文字通りシニア期の猫ちゃんが利用する老人ホームの猫版の施設です。

特に高齢の猫の中でも、寝たきりや自力で排泄が難しいなど介護が必要な猫ちゃんが利用することが多い施設になります。

また、飼い主さんが高齢だったり、病気になってしまい愛猫のお世話が難しい時に利用することが多いです。

利用方法は老猫ホームにより異なりますが、ほとんどの施設ではシニア(10歳以上)の猫ちゃんを対象に入居募集をしていることが多いです。
老猫ホームには専属のスタッフがおり、ご飯やトイレ等猫ちゃんに必要なお世話をしてくれます。
動物病院に併設されている老猫ホームもあり、獣医さんが在住しており、いつでも治療を受けることができるホームもあります。

老猫ホームを利用するためには?

老猫ホームを利用する場合には飼い主さんと愛猫、老猫ホームのスタッフとの間で初めにカウンセリングを行います。

このカウンセリングの際に、利用したいと考えた動機や愛猫の健康状態や持病について詳しく説明する必要があります。

また、施設内の見学も事前にしておくことが大切です。
老猫ホームによって異なりますが、愛猫が生活する部屋が他の猫ちゃんと共同であったり、完全個室が選べたりとさまざまなタイプがあるため、愛猫の性格により適切な老猫ホームを選んであげることが大切です。

さらには大体の老猫ホームでは一年単位や終身で契約を行い、完全に猫ちゃんのお世話を委託する「入居」という形になります。
施設によっては短期の入所などを行なっているところもありますが、何度も環境が変わるとそれだけで愛猫の負担になるためオススメできません。

カウンセリング後、入居の許可が下りれば必要書類を記入して料金を支払い入居が完了します。
入居後は飼い主さんと施設側で連絡をとり、日々の愛猫の様子や面会する形で生活します。

また、入居後に愛猫の体調が悪くなり治療が必要になった場合には別途治療費がかかることがほとんどです。
その時に治療方針や獣医師とのやりとりは基本的に飼い主さんが決定するようにして、老猫ホームでは飼い主さんの意向どおりにケアをする形がほとんどです。

稀に施設側に治療を委託して先に治療費込みで料金を支払うシステムになっている場合もありますが、後々トラブルにならないように契約前に気になることは確認するようにしましょう。

老猫ホームの料金は?

最後に老猫ホームの料金は高額になることが多いため、飼い主さんが利用したいなと考えた時は家族でしっかりと話し合う必要があります。

一年契約でも十数万円かかる施設がほとんどであり、その他治療費などが発生します。
大切な家族を預けるからこそ高額になるのは仕方がありませんが、家計の負担はあるため熟考するのが良いでしょう。

さらには、老猫ホームの数はまだ少ないため近所に施設がない、遠方になり移動に何時間もかかってしまうというケースも珍しくありません。

また、それぞれの事情があるため一概には言えませんが、飼い主さんと最期まで一緒に暮らすことが愛猫にとっても飼い主さんにとっても一番の幸せです。
最後の瞬間まで愛猫に寄り添って生きるための手段として老猫ホームの存在を知っておくことは有益ですね。

飼い主さんと愛猫がより良い生活を送るための参考になれば幸いです。

著者情報

UCHINOCO編集部

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