犬が老いるということ・老犬介護の夜泣きについて

犬も年齢を重ねて行くと、夜泣きの原因になります。視力が落ちて考える力も衰えて行くと、どんどん夜泣きが本格化してきます。愛犬が老犬時代を迎えるまでに、じっくりと考えておきたい問題です 2019年11月17日作成

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老犬が夜泣きをする原因とは?

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老犬の夜泣きの原因は、認知症によるものです。人間の認知症とそれほど差のないような症状が出始めます。神経や脳の状態が原因となって精神状態が悪化するのも、人の認知症と同じです。あまりにも夜泣きが多いと飼い主さんの生活が損なわれてしまうのも確かです。自分ではどうすることもできずに、昼夜の逆点や心の不安定さが、夜泣きに直結してしまうのです。

この場合には飼い主さんだけの力ではどうすることもできません。まずはその夜泣きが本当に認知症から来ているものなのかどうか?を獣医さんに診察をしてもらい、判断を下してもらいましょう。そこから老犬介護の方法を考えていくべきなのです。

老犬介護の具体的な対処法は?

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夜泣きに対しては薬剤を使っての対処が必要になります。抗うつ剤や抗精神薬を使うことが友好的です。もしかすると、てんかん剤をつかうことで、症状が和らぐ場合もあります。最悪の場合には、夜間だけ睡眠薬を使うという手段も考えなければいけません。それ以外の方法で、夜泣きを軽減させることができないのか?ということを飼い主さんは望みます。それでも、現実的には犬を休ませるという意味で薬剤を使うほか有効な方法はないのが現状です。

夜泣きが単に不安から来ている場合には薬物を使うことである程度抑え込むことが可能です。もしも体の痛みが原因の場合には、その痛みを取り除くような対処をしなければ改善の兆しが見えてこないものです。

どこかが痛い場合の夜泣き

身体が痛いとどうしても犬は泣くことで訴えます。あまりにも連日、悲壮な鳴き声を出している場合には、老犬が関節などに痛みを感じ始めていることが原因になります。どうしても長年使い続けた足の関節などが痛んでしまうのです。寝返りを打つのも大変で。ついつい、同じような姿勢を続けているとどうしても、血流が悪くなります。

そこから痛みが発生して、夜泣きをすることで飼い主さんに訴えているということが考えられます。これは飼い主さんが想像するよりも、苦痛が大きく、睡眠を阻害するものでもあります。早急に改善のをするために、老犬の体を全体的にチェックをして。不具合が起きている場所を限定することも必要になってきます。

聴覚と視力が衰えることへの不安

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老犬になると、耳が聴こえにくくなり視力も低下することで見えづらくなります。夜間の場合には部屋の電気も暗くすることで、余計に老犬の不安を誘う場合も多いのです。・夜は何となく不安になりやすい要素が多いのも拭えません。まずは老犬が夜を過ごす部屋の明かりを少しでも明るいものに替えるなど、少しでも快適に過ごせるように考えてあげましょう。

そして飼い主さんの手の届く場所にベッドを置くなどして、出来る限りマッサージなどをして心を落ち着かせるような工夫も、必要になります。飼い主さんの生活の一部を変えて、老犬との時間を過ごすことで、視力の衰えや聴覚の衰えを幾分か、緩和することが出来るのです。

夜泣き対策の一つとして

まだ歩行が可能な老犬の場合には、程よい疲れをもたらすために、日中は出来るだけからだを動かしてあげてください。もしも寝たきりという場合には体の向きを変えるようなお世話を積極的に行いましょう。姿勢を変えるだけでも、老犬は心地よく過ごせるようになります。

理想的には日中に軽い運動ができることが一番良い方法です。そうすることで、老犬は夜間の眠りにつきやすくなります。あらゆる方法で、老犬の夜泣きを軽減させられるかどうか?ということにチャレンジしてみてください。何か一つでも老犬の気持ちを癒すことができればその分、夜泣きの方も減っていくはずです。

もしもそれが叶わない場合には、薬物を使いつつ飼い主さんが老犬の夜に向き合うほかありません。最後まで愛犬の世話を全うするのが、飼い主さんとしての役割です。そこを軽んじてはいけません。夜泣きも可愛い愛犬の仕草と捉えて、家族全員で取り組むなど、努力をしてください。獣医師やドッグトレーナーなどの助言を仰ぎながら、老犬介護を少しでも楽に過ごせるように、心得てください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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