猫にも出来る?ニキビ(ざそう)についての予防と対策

ある日突然、猫のあご周りに黒いできものがあることに気が付くと、飼い主さんは慌ててしまいます。これは猫ニキビという病気です。正確にはこのニキビのの原因は角栓です。知らない間に炎症を起こすような厄介なできものですので気が付いたらすぐに治療をしてください。 2019年09月28日作成

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猫ニキビについて

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猫の顎部分にできやすい猫ニキビは、最初の頃は猫のカラーや柄なのでは?と見過ごしがちです。それでも、徐々にそれができものであるとわかるようになります。猫ニキビには段階があります。少しも痛くもない場合でも、猫ニキビは密かに進行してしまう場合もあるのです。

軽度であれば、顎部分に黒っぽい斑点が見えるという程度です。この場合には経過観察をしていると自然に治る可能性も高いでしょう。黒い猫の場合には、ほとんど外側からは判断が付かない状態です。良く観察をしようと思えばその部分の毛ぞりをしなくてはいけません。まずは、気にならない程度であれば自宅で様子を見ていても大丈夫でしょう。

猫ニキビが中程度の場合

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軽度な猫ニキビと比べてみると、徐々に痒みなども出てきます。そうなると猫の方も気になりだして自分でひっかくなど、二次的な感染が心配な状態になってしまうのです。そうなってしなうと、やがて膿皮症を引き起こすような皮膚状態にまで進展してしまうのです。だんだん被毛の方も薄くなり、周囲が赤く腫れてしまいます。既に炎症が出ているので、化膿も伴います。

全身状態も悪くなる可能性もありますので、この状態になる前に獣医さんに適切な診断を仰いで、投薬治療などを開始するべきなのです。皮膚に黒い斑点のようなものが付着しているのでその重症度は見てわかります。

猫ニキビの治療法は?

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しっかりとした治療が必要です。猫ニキビによる痒みが出ている場合には、その部分を毛刈りして、軟膏を刷り込みながら様子を見ます。炎症の度合いによっては抗生物質を投与して一時的に積極的な治療をすることが多いようです。抗生剤がきっちりと効いてくると、比較的早く完治に向かいます。とにかく治療前後は、食事などの汚れが顎についていないか?を常にチェックしておいてください。

清潔を保つということも、治療の手助けになりますので、綺麗に拭き取るようにしてください。これも習慣化することで、猫の方もおとなしくそのケアを受けるようになります。

猫ニキビを悪化させないためにも

猫ニキビは正式には「ざそう」と呼びます。人間のニキビと似ていますが、猫は顎にだけ発生するという特徴を持っています。あごの部分にだけ出来るというのもとても不思議な感覚です。顎部分というのは、お手入れが行き届かない場所でもあります。そこにできやすいのが猫ニキビという皮膚疾患なのです。

猫を持ち上げて顎の部分をよく観察しないとあまりわからない症状です。それでも清潔にしていると発生しづらい皮膚疾患ですので、飼い主さんは顎部分のチェックも欠かさないようにするべきでしょう。

触るのも悪化させる原因

猫ニキビの状態を確かめたくて、飼い主さんは何度も触ります。これが却って悪化の原因にもなるのです。触ることで重症化するような場合もあるので、あくまでも治療の間は獣医さんの指示に従うようにしてください。自己判断で薬を辞めるようなことがいけません。

猫はそもそも顔回りを触られることに抵抗があります。それだけでもストレスが加わりますので、ケアの方も病院の通院時にお願いするなどして、飼い主さんが強いストレスを猫に掛けることがないようにしてあげてください。

猫ニキビの原因を取り除く方法

猫ニキビは使う食器によっても悪化する場合があります。猫ニキビ部分に雑菌が入りこんでしなうと、また猫ニキビが酷くなってしまいます。プラスチック製の入れ物の場合には劣化が激しく雑菌のも繁殖しやすい傾向があります。一時的に食器も陶器のものに替えるなど、配慮をしてあげてください。

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UCHINOCO編集部

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