なぜ狭いところに潜り込む?犬がソファーで見せる不思議な習性

ちょっと目を離すと、ソファーの狭い場所に潜り込んでいる犬を見ていると、とても不思議な気分になります。どうしてそんな場所が好きなのでしょうか?隙間に潜り込む犬の心理に迫ってみます。どんな気持ちで犬がソファーの狭い場所に潜り込んでいるのかを、考えてみると犬との距離がまた近くなるのではないでしょうか。 2019年09月27日作成

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犬がソファーの狭い場所に潜り込む理由は?

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そもそも、犬は広い場所で悠々と過ごすよりも、狭い場所に囲まれて過ごすことに心地よさを感じるようです。そんな狭い場所にも潜り込まないで!と思わず引っ張り出したくもなります。それでも犬はソファーの狭い場所に身を隠すのが大好きです。おかしな習性だと思います。それでも犬は心地よく寛げているようです。せっかく狭い場所に潜り込んでいるのですから、しばらくはそのままにしておいてあげるのも、優しさです。

もしかすると広い場所に来るのを遠慮しているのでは?と感じる時もあるのですが。実のところ、この狭い場所こそが犬にとっては一番落ち着ける場所である場合が多いのです。自分で穴を掘ってそこに安住の場所を見つけた!という気分になっているのかもしれません。犬はとにかく狭い場所が好きです。それを理解してあげて、危険なない場合にはある程度、自由にさせてあげるようにしてください。

それでも狭い場所が好き

ソファーなどは狭い隙間ができやすい空間です。クッションの間やソファーの隙間はどうしても犬が好む場所です。そこを掘ってお尻を埋めるような仕草を見せたときには、お気に入りの場所を見つけた!という気分になっているのです。自分が安心したいときには、特に狭い場所に入りたがる傾向が強いのです。狭い場所こそ、自分だけの空間という意識を強く持つのではないでしょうか。

そして、犬の先祖である狼のことを少し振り返ればわかりますが、狭いあなぐらで身を守るという習性が備わっているのです。この習性を犬は引き継いで、狭い場所で身を守るという気持ちで、過ごしているのだと考えられています。昔ながらの本能を、犬として引き継いでいると考えれば理解できることが多いのです。

ソファーに潜り込む時の理由はほかにもある?

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どこか痛いところがある場合やいつもより体調が優れないときには、好んで狭い場所に入りたがる犬もいます。身を守ろうという気持ちが真っ先に働くのでしょうか。そんなときには、様子を見守りながら痛みで震えるような場合には、必ず動物病院を受診することをおススメします。そこで寛ぐことで、気分が紛れるのであれば、それは見守ってあげてください

気分的にどこかに潜りたいのか?体調のために身を潜めているのか?という判断はなかなかできないのですが、犬の普段の様子を観察していると少しずつ分かってきます。ほとんどの場合、本能的に自分が寛げる場所を探すという意味で、ソファーの狭い場所に潜り込んでいることが多いのです。

一番安心する場所

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犬は一度、自分が好んだ場所は何度でも同じように寛ぎたいと感じるようです。だからこそ、いつものソファーの狭い場所を、自分の居場所のように考えているのです。本当に犬は律儀なところが強いので、同じ場所に何度でも潜り込むわけです。その仕草を途中で制止するようなことはせずに、黙って見守ってあげましょう。それが犬にとっての寛ぎであれば、必ず何度も同じ場所に行きたがります。それも犬の習性として、温かく見守ってあげてください。

安心できる場所だから、ソファーの狭い場所にも潜り込むことが得意になっているのかもしれません。せっかく楽しんでいる時に、その楽しみは奪わないようにしてください。犬はそれが楽しみになっているのかもしれません。安心しながら寛げる場所が、人間の視線から見れば狭い場所でも、犬にはそこが一番!という場所もあるのです。

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UCHINOCO編集部

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