猫の嘔吐って夏バテが原因?他に考えられるものって?

夏の暑さが落ち着いてきても夏バテには注意したいもの。ですが嘔吐するから夏バテと決めつけすぎるのもよくありません。猫が吐く原因には夏バテ以外に何があるのか解説していきます! 2019年09月05日作成

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猫は砂漠で生息していたと言われているから夏に強いというイメージを持つという方が多いように思いますが、砂漠と日本の高温多湿の環境は違います。猫は汗をかけず体温調節を苦手としている為、湿気にも弱く暑さに弱いと言えるんです。

また猫には換毛期がありますが、近年はどの家庭にもエアコンや暖房が設置されており室温管理が行き届いているといえます。ですから換毛期がなく夏を迎えてしまうことがあるのです。

そんな時にかかりやすいのが夏バテですが、嘔吐とはどんな関係があるのでしょうか?解説していきます。

猫の嘔吐の原因って夏バテじゃないの?

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確かに夏に吐けば一番疑うのが夏バテかと思います。現に夏バテの症状をあげれば、食欲低下や嘔吐・下痢などの消化器系の不調があげられます。ですがその他にも嘔吐の原因として考えられるものがありますので、いくつか見ていきましょう。

一気に食べ過ぎた

猫は嘔吐反射が弱いと言われています。嘔吐反射というのは、よく歯医者さんなどに行って奥の方を治療していると、「おえっ」となってしまうアレのことを言います。猫はおえっとなることなく、簡単に獲物を丸飲みできます。

ですから一気に入ってきたものに胃袋がびっくりすると、一気に戻してしまうこともよくあることなのです。ですから食事は少しずつ食べさせた方が胃に負担も少なく良いので、意識してみて下さい。

毛玉を吐いた

毛玉を吐くという行為は猫としては自然な行為です。猫は日々グルーミングをするので、胃に毛が溜まっていくのです。猫が草を食べるのは草のツンツンとした刺激によって毛玉を外に出そうとしているからなんです。

そして嘔吐する時には心配になるかもしれませんが、そっとしておいてあげましょう。汚されたくないからと追い回してしまうと、猫も充分に毛玉を吐ききれないことがあります。掃除は後からと思って、まずは見守ってあげましょう。

食物アレルギー

あるものを食べた後に吐くという時は、食物アレルギーの可能性があります。何に反応するかはその子その子によって違いはありますが、何を食べてそのような症状が起きたのかは把握しておきましょう。

よくあるのは、肉類や乳製品・卵・穀類などです。この他にも食品添加物や、夏は果物をあげて起きてしまう場合もあります。これらの物をあげる時には、特に注意が必要です。

病気

猫の嘔吐で一番怖いのが食道炎などの病気かと思います。1日に何回も吐いたり、元気がなかったりなどいつもと違う症状が表れていたら、それは病気のサインと言えます。病院に連れて行きましょう。特に子猫や老猫は早めに対処しましょう。

ちなみに夏バテの原因って?

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夏バテについてもう少し言うと、夏バテの原因は暑さと思われがちですが、実は温度差なのです。

急激な温度差で自律神経が乱れて、胃腸の不調などを起こし、食欲が低下したりします。特に毛の量が多い長毛種や鼻が短く呼吸がしづらい子は、夏バテを起こしやすいと言われていますので注意しましょう。

猫が嘔吐する原因は色々ある!

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猫が嘔吐した際、ひもみたいなものがあり、腹部のふくらみや食欲不振などの症状があれば、寄生虫が住み着いている可能性があります。このように怖いことも起きうるため、猫が吐いたものの中身は必ずチェックしましょう。

そして吐いた後にケロッとしていれば、ただ単に毛玉を吐いただけなどが考えられますが、その他に症状がないかよく観察してあげましょう。明らかにぐったりしてきたら、すぐに病院に連れて行きましょう。

猫が嘔吐したからといっても、大慌てする必要はないかもしれませんが、その様子によってはすぐに対処が必要なことがあります。見極めるためにも知識はしっかり持っておきましょう。わからない場合も含め、写真に撮っておくと良いかと思います。

著者情報

UCHINOCO編集部

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