犬にも意外と多い!目の病気について

毎日アイコンタクトを取っていると、愛犬の目に違和感があればすぐにわかるものです。犬が患う目の病気というのは、いろいろとあります。多くの犬がかかりやすい目の病気についての知識をまとめてみました。 2019年07月09日作成

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犬・目の病気について

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犬は目に異常があると急に表情が曇ります。犬種にもよりますが目の病気は比較的わかりやすいものです。涙の量が急激に増える場合や、腫れを伴う場合など状況によって随分の目の様子は変わってしまいます。加齢のために起きてしまう目の変化も中にはありますが、明らかに病的な場合には早急に対処しなければいけません。人間以上に、犬の目にはその子の健康状態が映るとも言われるほどです。

常に朝起きたら、犬の目の状態をチェックして、目やにや涙が異常に増えていないか?眼球に曇りはないかどうか?結膜に赤みはないか?ということは、飼い主さんの目で確かめておく必要があります。

しきりに目を掻いていませんか?

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犬が、しきりに自分の目を掻いていたり、クッションなどに顔を押し付けるような仕草を繰り返す場合には、「角膜潰瘍」の可能性が高いと思っておいてください。同居犬がいる場合には、ふとした拍子に、ぶつかってしまい角膜を傷つける場合もあります。大抵の場合は自分で傷をつけることが多いのですが、原因は色々と考えられます。

角膜の奥に傷が出来てしまうとなかなか治らないのが特徴です。目をよく観察してみてください。白目の部分に多くの血管が伸びていることがわかります。これは、潰瘍部分が自己治癒力を高めるために血管を作り出している状態なのです。出来るだけ早く気づいてあげて、然るべき目薬などを使って治療を開始することが大事です。

角膜潰瘍は自然には治りにくい

傷の深さにもよりますが、実際には点眼薬を1週間以上使用する必要もあるのです。その上、目が乾燥してしまうと症状がなかなか治まらないという特徴もあります。角膜潰瘍は、甘く見ない方が良い目の病気です。症状が進んでしまうと角膜炎という形に進行してしまいます。

角膜炎とは?

目の表面を覆う角膜が炎症を起こしてしまう病気です。角膜潰瘍になる前の状態でもあります。かなり痛みがあるので、犬は自分の目をしきりに触ろうとして、ますます悪化させる恐れがある病気です。一時的にエリザベスカラーを使って、目を触らないようにするのも、重要なことです。

犬の目が腫れた場合

緑内障になってしまうと、犬の目は普段よりも前に出ているような印象になります。眼圧があがってしまうという症状がありますので、動物病院で眼圧を図ればすぐに診断がつきます。初期症状としては結膜が赤くなるので、結膜炎と間違いやすいことにも、注意をしてください。何よりも、痛みが強いので飼い主さんは犬の触れるときも気をつけてください。そして、治療としては早く眼圧を下げる必要があるので、目薬を使います。

視野が緑内障のために狭くなるので、歩行中にいつもならば、ぶつからない場所に体を当ててしまうことも多々あります。まずは、原因を突き止めて正しい診断を仰ぎ、早急に治療を開始する必要があります。

いろんな犬種に多い目のできもの

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「チェリーアイ」というのは、犬の目に出来る、できものの中で一番多いものです。犬の目の中に正しく収まっているはずの瞬膜という部分が眼球側に飛び出してしまう症状です。目が急激に赤く腫れだすので、すぐに気が付ける病気です。治療をする際には、手術が一番早く完治させる方法です。

チェリーアイの状態でも犬は、目に痛みを感じやすくなっています。原因の半分は遺伝とも言われていますので、予防のしようがないのが現状です。

犬のものもらい・マイボーム腺腫とは?

簡単に言えば、ものもらいです。ある日突然、瞼が腫れることで飼い主さんは驚きます。早急に抗生剤の投与が必要ですので、気が付いたらすぐに動物病院で治療を受けさせるようにしてください。そのまま放置をすることで、半開きのママの状態で角膜に傷がつきやすくなります。要注意です。

白内障についてもしっかりと知識を持つ

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白内障には後天的に起きて来るものと、遺伝のために起きる場合とはあります。まずは、水晶体が白濁してしまうと、それを投薬などで戻すことは困難です。外科的な手術をもって、進行を抑え白濁を改善する方法しかありません。白内障の症状が出てしまうと、完治と言う方法はありませんので、まずは白内障予防のために、抗酸化栄養素が含まれたサプリメントを目専用に探すなど、予防法としても効果には個人差があります。

目の健康を保つために

犬にとって目が見えるということは、当たり前であり生活を送る上で必要なことです。加齢による白内障などを除いて予防ができるものは、出来る限り予防したいものです。定期的に目の検査を受けて、サプリメント類を効率的に利用することで、少しでも病気のリスクを減らすのは、飼い主さんの努力次第です。

著者情報

UCHINOCO編集部

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