猫は暑いのが得意なわけではない?夏場は熱中症に要注意

猫も人間と同じように熱中症になることもあります。もし、熱中症になってしまった時に早めの対策が出来るように詳しく解説します。 2019年07月05日作成

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猫の熱中症には要注意

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近年、夏場になると毎年熱中症の注意喚起が起きます。
ここ数年、猛暑で熱中症で亡くなる人もいるなど危険度の認知が上がっていますが、人間以外も実は熱中症があります。
猫と言えば、寒がりなイメージがあるため逆に暑さに強いという風に思っている人も多いですが、猫も熱中症になることもあります。
猫の場合も人間と同様に、症状が重いと命に関わるため早めの対策が必要です。
猫は人間と違い、肌に汗腺があるわけではなく汗で体温調整ができません。
なので、熱気のこもった空間で無風状態になると熱中症になりやすいため室内飼いの猫に起こりやすいです。
夏場、猫ちゃんを部屋で飼う時は最低限部屋に熱がこもらないように窓を開放して風通しをよくしましょう。
一番理想なのは、やはりエアコンや扇風機などを使って室温をしっかり下げる事です。
室内飼いをしているとき、猫を残して外出する時は絶対部屋を閉め切ってはいけません。
窓を閉めるなら、エアコンはつけっぱなしにする事が大事です。

猫の熱中症はどんな症状が出るの?

猫が熱中症になってしまった時、症状はかなり特徴的です。
まず、一番最初に出るのが呼吸のリズムが早くなったり、犬のような舌を出して激しい呼吸をしたりするようになります。
犬の場合は、それで暑さを逃がすのですが猫の体にはそんな機能がないので、こんな状態になったら早めの対策をしましょう。
他には、呼吸が上手くできなくなるため酸欠を起こし、チアノーゼや痙攣などの症状が起きる事もあります。
また、粘膜が充血したり体温が高くなる傾向があるので、体に触ってみるといつもより体が熱く感じる時は要注意です。
外気温が高いこと、プラス湿度が高いとうまく体の放熱が出来なくなって熱中症を起こしやすいです。
部屋の中が熱く、湿度が高い以外にも熱中症になりやすい条件が幾つかありますのでそれにも注意しましょう。
例えば、飲み水などがなくなっていて体温を冷やせなかったり長毛種の場合は毛が密集している事も原因になります。

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猫の熱中症予防にはどんな事が効果的か

猫の熱中症は早めの対策をしないと、非常に危険です。
症状が出始めたらすぐに対策するのも大事ですが、予防することが一番大事です。
一番の予防策が、夏場はブラッシングで猫のアンダーコートを取り除いて上げることです。
冬毛が残っていると、体に熱がこもりやすくなるので暑くなる前にきちんと換毛させてあげましょう。
他には、長毛種なんかはサマーカットにして全体の毛のボリュームを少なくするのもいいです。
ただ、毛を刈る場合は必ずトリマーか動物病院に相談するようにしましょう。
素人が自分でやると、必要な毛まで刈りすぎてしまうこともあるので気をつけてください。
毛の処理以外は、室内が熱くなりすぎず蒸し暑くならないようにしてあげることも大切です。
部屋の換気が十分になるようにしたり、涼しい空間を確保してあげるようにしましょう。
ただ、網戸の場合は猫が破ってしまう事があるので、出来ればエアコンなどを使ってあげる方が脱走の危険性が減ります。

猫に熱中症の症状が見られたら、とにかく早めの対策をして処置してあげることが大事です。
まず、保冷剤や氷などを使って頭や首、腋や鼠径部と言った太い血管が通る箇所を冷やしてあげましょう。
また、熱中症になった猫は呼吸が上手く出来なくなる事が多いので、気道確保してあげることが大事です。
他にも、水を飲ませてあげることも大事ですが、無理に飲ませるのはいけません。
自分で水が飲め無さそうな時は、コットンなどに水を含ませ舌を湿らせてあげましょう。
体を冷やしてあげるのは大事なのですが、猫は水が苦手なので慌てていても間違っても水につけたりして冷やさないように気をつけてください。

著者情報

UCHINOCO編集部

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